4.14 備え付けクローゼット

 プロの仕事はこれで終わり!あとは私たちで家電と家具を入れたら終わり!

と思っていたが、終わってなかった.........orz

寝室のクローゼットの設営が残っていた。

クローゼットを設営するまでに、とりあえずすべての内装は終わっていた。具体的には、設置する部屋である寝室のすべての壁に壁紙を貼り、巾木を設置する、まではやっておいた。

部屋として完成させた状態でクローゼットを追加するのだが、要するに、部屋の壁の一面にもう一つ壁を作り、そこにドアを設置する、ということになる。

ドアについてはホームセンターで購入しておいた。折れ戸を3つとりつけるサイズになるのだが、確か6万円台だった。その3つの折れ戸を設置するためのフレーム用に木材も購入した。これは、予め大工さんから指定されていたので、その通りに購入してカットを済ませていた。

クローゼットについては、カナメがぎりぎりまで悩んでいた。

最初はIKEAの「見せる収納」がいいと言っていた彼も、徐々に現実が見えて来たようだ。というか、私が毎日呪文のように「クローゼットはね、ドア閉めたら何も見えない世界の方が絶対にええで!!!!」と言っていたことが理解できたんだと思う。

その次に、クローゼットの中の棚も細かく指定して作っていただこうかという話もあったのだが、安い衣装ケースを積みあげることにして、ポールだけ設置していただくことにした。とりあえずコートなどは吊り下げられるので、問題ないと思っていた。

ポールはIKEAで購入した。寝室の窓にはカーテンをつけるので、伸縮可能なものを、カーテンとクローゼット用に2本購入して、留め具も購入していた。

ところが。

モルタルの壁にポールを這わせるためには、二点どめではダメということがわかった。重いスーツなどを大量に吊すと、ポールがたわむ可能性が高いということだった。

ここからが、大工さんの経験値光る部分だったのだけど、それならば、まず棚を設置するのはどうだろう、というアイデアが出てきたのだ。棚を2つ横並びに設置して、その棚の下にポールを吊り下げて、数カ所で留めることで荷重を分散させられるというのだ。

私たちでは到底思いつかないアイデアなのだが、逆に他に方法はなさそうだったので、急遽その方向でお願いすることになった。板は何とか手持ちのものを使えば何とかなりそうだったのだが、棚受けがない。棚受けとは、木の棚を設置する時に、壁と木の棚を固定するためのL字型の鉄の資材である。調達しなければならないのだが......

現場で動かないといけない大工さん方、

指示をしないといけないミズキさん、

ミズキさんの話を聞きながら最終判断をするのがカナメ。

はいはい。ヒマなのは私だけね。わかりましたよ。行ってくればいいんでしょ、行ってくれば!

ということで、お財布持って家を出る私。

棚受けだけではなく、ポールを吊り下げるための吊金具も必要とのことだったので、それもGoogle Keepにメモした。IKEAで買った金具は、とりあえず今の状況ではつけられないとのことだった。準備したものが使えなかったことも何回かあった。

毎日こういう感じで、何が足りない、これ買わないと、とバタバタしていた。リノベってこんなもんやろ。知らんけどw

ということで、我が家の別宅、もといホームセンターに向かった私であるが、棚受けの購入は簡単ではなかった。

棚受けにも種類があるのであーる。

大きさも違うし、素材の厚みも違う。たぶん耐荷重も違うだろう。

かつ!

必要量の在庫がないこともある。

寝室の壁紙は白だったので、棚受けも白にしようと思い、大きさも25センチ以上で、それを6本準備しないといけない。いいなと思っても在庫が4個しかなかったり。私から見ると「ちょっと薄くてちゃっちい(貧弱)かな.....」と思ったものは、在庫がギリギリ6個あったり。

こういう時にスマホ時代ってありがたいね。

その棚受けの写真をカナメに送って、ミズキさんに確認して頂いたところ、なんとOKが出た。分散させるから大丈夫ということと、それほどちゃっちくもないらしい(笑)。ということで、無事、棚受けと吊金具(これは、選択肢がほとんどなく、迷うことはなかった)をゲットして帰路に着いた。

無事に棚がつき、その下に、うまい具合にポールが設置され、あとは衣装ケースを調達して置けば何とかなりそうな状態になった。ドアは完璧につけられていて、自由自在に動かせて、クローゼットを設置するコストは、想像よりも安かったので、かなり満足度が高かった。

そして、すっかり忘れてたわい。クローゼットの壁にも、壁紙を貼らないといけないことを.........orz

寝室に貼っていた壁紙の残りの量を確認すると、表面には問題なく貼れそうだが、裏面を全て貼るほどの量は残っていなかった。カナメは「裏なんて誰も見ないんだから貼らなくていいよ!」とは言ったが、時すでに遅し。私が早々に石膏ボードのビスの穴や継ぎ目の部分にパテ処理をしてしまっていたのだ。

単純作業になると、嬉々として前倒し作業してしまう自分の肉体労働者マインド、もう本当になんとかしたい.......orz

つまり、パテ作業をしたまま放置しておくと、パテの粉がパラパラ落ちて来ちゃうんですわ。で、中にあるのは衣類ばっかり。クローゼットに吊す度に粉まみれになるなんて、使えなさすぎるので、何らかの壁紙を貼らなければならない。

質感は違えど、せめて色味だけでも揃えようと、洗面室用の真っ白な壁紙の残りを使うことにした。まぁ裏側なんて誰も見ないし、よしとしよう。

ということで、ようやくクローゼットまで終わったぜいっ!

 ところで、プロにお願いする作業は、他にも細かいものがいくつかあった。

二重窓をつけていただいたのはよかったのだが、そのために以前つけていた古い古いブラインドは当然、使えなくなった。これらも私がドライバー片手に外したので構造は分かっているのだが、新たに設置した窓枠には金具を取り付けられない。運良く、その窓枠の25センチ上あたりにコンクリートの梁があったので、そこに注文していたブラインドを設置していただいた。

また、寝室の二重窓に設置するカーテンポールのブラケットも、コンクリート設置だったのでお願いした。

大工のイチローさん親子にお願いしたのだが、このあたりの作業の段取りはカナメが色々と考えた結果である。

どの作業を自分たちでやって、どの作業をプロに依頼するのか。そういう細かい作業の一つ一つを確認して段取りしておく必要がある。今回は、「コンクリートに設置するものは難易度高そうだから、プロにお願いする」と決めたらしい。

ちなみに、最初っから最後まで私がつけたいと大騒ぎしていた「シーリングファン」は、カナメの「オレ、天井でグルグル回ってるの見ると酔うねん!」という一言で却下された。

結局、部屋の空気を撹拌するために「サーキュレーター」は買ったのだが、なかなか室内の温度が均一にはならないので、天井近くの空気を下におろすシーリングファンがあった方がいいのに!とは今でも思う(実際は、それを設置する場所がないのだけれど.......)。

さて。IKEAから届いたベッドも組み立てなきゃだ。もう一踏ん張り!





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