【健康の基本】強い感情に支配されないこと

 あまり物事を私見から断定調で書くのは好まないのだが、どなたのヒントになるかもしれないので、一応メモっとく。

 過去に色々な健康法や代替医療について勉強したり考えたりしてきたのだが、その目的は、「それらの異なる方法論の中に共通項があるとすれば、それが知りたい」ということだった。中枢に流れる精製度の高いエッセンスのようなものがあるのなら、それが知りたかったのよね。

 ところが、例えばマッサージの手法を色々と学んでみても、心臓に向かっている行う派と、心臓から逆方向にするべき派、頭から派、と色々。方法論は方法論にしか過ぎず、それには流派があって然るべきなのか、そこに本質はなかったのだわ。

 でも代替医療の理論の中で、唯一必ず言われていることがあったの!

 それは、ストレスが万病の元である、という考え方。

 テキストを読むと、どれもこれも「ストレス」に関するページに多くを割いている。ストレスにさらされると人体にどういう変化が起こるか(ストレス反応)については、解剖生理学でもある程度のパターンは確認されている。極度のストレスにさらされて体調を崩したことがあるのは、どなたにでも経験のあることかもしれない。

 そのストレスであるが、精神に関わる部分のみならず、もちろん肉体へのストレスもある。適度なストレスは、身体に対する刺激になり、必ずしもストレス=完全悪というわけではないのだが、そのストレスの強度と継続時間(期間)によっては、それが体調不良につながるというのは、想像に難くない。

 そこでだ。韓医学(nearly equal 中医学)では、人間の感情の作用が、身体へもたらす影響についても、多く言及されている。その感情は七情と呼ばれて、それには、が含まれている。それぞれの感情がある一定レベルを超えたり、それが持続することによって、身体にもダメージを与え、そして具体的にどの臓器に影響が及ぶのかについても細かい記述がある。例えば、怒りが過ぎると肝臓やられる、肝臓悪いとイライラしがち、みたいなことである。

 それをここで細々と羅列してみても、そんなの誰の脳裏にも残らないので、ざっくりまとめると、

強い感情に支配され続けると、病気になっちゃうよー

ということなのであーる。

 例えば、大学受験に失敗して、めちゃくちゃ凹んで後悔して、過去のあれこれを一つずつ思い出して自分を責めて、そこから数年動けなくなっちゃう人が現実にいるわけですよ。

 いや、大学に落ちたのは事実だし、後悔しても悲しんでも現実が覆ることはないから、もうそこでケリつけたらいいと思うんだけど、そこから嘆き悲しみ続けて数日、数ヶ月、数年を経ると、病むのですよ。確実に。大学に落ちただけならどうってことないけど、健康を損なうと一生モノだからね。

 辛いことがあって、人を憎んで恨むこともあるかもしれない。その気持がわからなくはないけど、ちょっと立ち止まって考えてみてほしい。なぜに嫌いな奴のために自分が病気にならないといけないのかと思ってほしいのだ。強い感情が自分に襲いかかってきて、その感情をマネージせずに放置するということは、「そんなことで自分が病気になることはない」と思っているからなのよね。

否。病気になっちゃいますよー。

 アレコレ悩んで後悔して、嘆き悲しんでも、現実は変わらないけど、強い感情を延々と持続させると、病気になるってことをちょっと覚えておいてほしいのだ。

 そんな時には、甘ったるいケーキでもプリンでも食べて、ヘラヘラしている方が、自分にとってはかなりマシなのである。

 辛いことがあったら、美味しいもの食べて、お布団かぶって寝ることだよ。

 食事にまつわる健康法は世の中にたくさんあるけれど、あまりそれに囚われすぎていても、それがストレスになっちゃうなら、そちらの方が健康を害する可能性が高いと私は思う。心身ともに健康なら、人間の身体は外から取り込むもの(空気とか食事とか)で出来ているので、それをケアすることは無駄ではない。が、そもそもどんなに完璧に栄養管理して食べるものに気をつけていても、人間というものは、極度のストレスによって過去の貯金をいとも簡単に失うのよー。

 だから、まず自分をストレス下に追いやっているものに対して、うまく対処することが健康の最優先事項なのであーる。

まぁ、こういうことかと。

ドクターペッパーが健康に良いわけではない(いや、高齢であればエネルギー源を容易に摂取できるという点では良い)。細かいことを気にせず、自分のやりたいことを毎日元気いっぱいできていれば、そりゃぁ健康に過ごせるだろうなと思うよね。

色々と細かいことを気にしている方が、健康から遠ざかるということかも。

心をザワザワさせないようにするには、こういう本を読むのが良いよ。超絶オススメである。

お役に立てば。

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