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【ガーデニング】屋内水耕栽培のトライアル1

 屋上ガーデニングをやっていると、意外と環境は過酷であると書いた。

色々と戦うべきものは多いのだが、屋外で植物を育てている限り、最も警戒すべきは、暑さでも風でもなく、

虫、である(涙)。

あいつら、どこからともなくやってきて、時には大群を成し、時には人間の視界を避けるが如く、葉の裏側だとか、土の中だとか、密生した葉の奥の方だとかに身を隠して、私の大事な子達をハムハムして満腹と悦に入っているのである。

虫よ、今の私にとってキミ達は敵オブ敵。絶対にキミ達を我が子に近づけないぞ!

過保護モード満載な感じで、屋内水耕栽培に挑むことにことにする。

屋内水耕栽培で過保護に育てるとどうなるかは、すでにこの動画に結果が出ておる。

決まりやん。

虫フリーな環境を実現したい。そしてイージーに植物たちを越冬させたい。

虫フリーにするためには、屋内で育てることはもちろんのこと、有機物の入った土をも使いたくない。土って虫を寄せ付けるのよね。

ということで、動画の完コピをすれば良いのだが、大阪人の私、目的のためには手段を選ばないというわけではない。

8割程度の合格ラインを超える成果を得られる、最もコスパの良い方法

を選びたい訳である。

つまり、LEDライトや、エアレーションのシステムなんぞ使うわけがない。初期費用もランニングコストもかかるからだ。それじゃない。

そして、自分の労働もコストである。そしてオペレーションの美しさ(シンプルさ)も必要である。っていうか、面倒なオペレーションだと継続が難しいからだ。

スプラウト栽培でも感じたのだが、毎日新鮮なお水を与えないと、植物はあっという間に細菌に毒されてしまうのだ。できれば毎日の様にお水を取り替えたいし、それが容易な環境を作りたい。

そこで目をつけたのが、これである。

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うまくいっているものも、枯れかかっているものもある。

これは何をしているかというと、プランターからカットした茎の一部を、バーミキュライトを入れた育苗ポットに挿して、ポットごと水没させているのだ。

水やり時にはシャワーヘッドで水を上から流し込み、容器から溢れ出させて、結果的に水の入れ替えを行う。オペレーション的にはストレスなし。問題はそのビジュアルが良くないことだけだ。

過去に何度も、このバーミキュライト入り養苗ポットで色んな子達を育てていったが、水切れを起こしてしまうと一時的に苗の元気がなくなることがあった。バーミキュライトに水を入れると、あっという間に水が流れていってしまう。確かにそれ自身に保水性はあるのだが、それにしても心許ない。

ということで、バラの挿し木をする際には、養苗ポットに茎を入れた上で、水をためた容器の中に1ヶ月くらい入れておいて、水切れをしないようにしたりする。それを真似してみたのだ。

ローズマリーさんは全く問題なく元気いっぱい。

これで良くない?

我が家にはバーミキュライト20Lの袋があり、まだまだいっぱい残ってるのだ。もちろん、プランターの土に混ぜ込んでも良いのだが。

挿し木用なら、3Lで十分やで.....。

そこで、ちょっと考えてみた。とりあえずビジュアルを何とかせねば。さすがに養苗ポットでは大きくなった茎を支えられないだろうし。

まず最初に、ハイドロボールやハイドロカルチャーを使おうと思っていた。

が、色々と調べていくうちに、なんだか面倒になってきちゃって(汗)、とりあえず手元にある素材で試してみることにした。もしダメでも、バーミキュライトなら、最終的には土に混ぜ込めば無駄にはならないし。

さて、最初のトライアルに挑む。

1、プランターを準備する。

セリアでこれを買ってきた。スポンジは、茎の安定用に使う。根が育つまでは、茎一本をバーミキュライトで支えるのは至難の技なのだよ。

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2、スポンジをカットして、挿し穂を支える。

スポンジのハード部分を使うか外すか悩んだので、両方やってみることに。大きめの茎にはハード部ありで。残りはソフトスポンジのみを使ってみた。これがその後の成長に影響を与えるとは思えないが。

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3、プランターに不織布を敷く。

細かいバーミキュライトの粒が流れ出て行かないように、使用済みマスク(洗濯後、干したもの)をカットして、三層になっている中央部分を切り離したものを、プランターの底に敷いた。

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4、プランターにバーミキュライトを入れ、そこにスポンジごと挿し穂を配置する。

ちなみにバーミキュライトは、鉱物、つまり無機物である。保水性と排水性に富むので、土に混ぜると土壌改良にはなるが、栄養を与えるものでは一切ない。

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5、大きめの容器にプランターを入れて、水を注ぎ入れる。

テスト段階なので、とりあえず倉庫に転がっていた古い衣装ケースに水を張ってみた。うまくいくことが確認できたら、もうちょっとビジュアルの良い、適正サイズの水受けを探してみたい。

スペアミントさんの茎は、すでに元気がなくなっている子もいるのだが、それが回復するのかどうかも確認してみたいと思ったので、そのまま挿してみた。

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翌日になって確認してみたところ、スペアミントさんがシャキッとなっていたので、当然ならが問題なさそうということで、ローズマリーさんの挿し木の一部を水耕栽培にシフトしてみようと考えた。こちらも横に置いた。

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同時進行で、別所で水耕栽培用の苗をタネから育てようと試みている。そちらも育ったら、このバーミキュライト水耕栽培に移行する予定。

またまたセリアに行くついでがあったので、これも購入。

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こんな感じで使えるかと。衣装ケースよりはマシかな。

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ビジュアルを無視すれば、衣装ケースに水没させても良いような気もするのだが、水の入った衣装ケースは、意外と重くなって動かしにくいのだ。サイズが小さい方が、オペレーションは容易になるかなと。

さて、この水耕栽培は、吉と出るか凶と出るか。

とりあえず、これを買って勉強せねばだ。


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