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物価がジリジリ上がってきてるね。インフレ必至

 物価、上がってきているのを肌で感じるのだが、まぁこういうのを見ても明確だよねー。

我が家の近所のお店に行くと、飲食店その他のサービス業も、今年度に入って一気に値上げが加速した。ヤマト運輸さんの値上げの時もそうだったが、一般人が「そうよね。この状況なら値上げして当然」と思っている様で、意外と騒がれることなく、その値上げが静かに受け入れられているようだ。

こうやって、インフレは進むのだよ。

逆に、給与の方もジリジリ上がっていくので、若い人はやけを起こさず今の職場で頑張ってスキル獲得だけを念頭に置いて頑張っておくと、そのうち美味しい果実が摘み取れるはず。そもそも人口が減れば、人件費が高騰するのは当たり前。オーストラリアにいた時には、震え上がるほど人件費が高かったので、みんな自宅内の補修その他は自分でやっていたな。

だから日本でも、今後はDIYが流行るのも、DIYグッズやツールが売れるのも必至なのだ。外注しようにも人件費が高いし、人が少なくなればメンテ用のアポをとるのは数ヶ月先ということもあり得る。コロナ禍ではなくても、そういうトレンドにならざるを得ない。

細かいことはさておいて、インフレになると、その時価で収入がある労働年齢にある人には有利で、所得がなく現金資産(預貯金)だけがある高齢者などは、その相対資産が目減りすることを意味する

なので、まぁ悪いことばかりでもない。

シニアな私たちにとっては、ここで大きく差がついちゃうところだ。

その仕事が天職なんだろうなと感じさせるほど、仕事大好きイキイキキラキラ、引退なんて脳裏にチラとも浮かばないような生涯現役モードの方は、まず大丈夫。その時点での物価水準に見合った所得を得られるなら問題ない。私がいつもお世話になっている内科の女医先生がまさにこのタイプ。今でも研究熱心で新しいことにもチャレンジし続けて商売っ気もある。彼女が経済的に露頭に迷う未来は一切見えない。

資産をうまく運用して、適切な国の適切な分野に投資している人もまぁ大丈夫かな。まぁ日本円じゃないものに資産を移しているような場合は、かなりのリスクヘッジになるかと。

質素倹約が身について贅沢しないタイプの人も、その時点で受け取れる年金の金額内で何とか生きていけるノウハウはあるし、そういうタイプの人は目減りするとはいえ資産はすでに貯めてある。ハイパーインフレにでもならない限りは、贅沢はできなくとも露頭に迷うところまでは行かない。悠々自適な未来にはならないけれど。

とは言え、以前読んだ「下流老人」によると、普通の会社員で退職金もたっぷりあるような、どちらかと言えば悠々自適の老後を約束されたような方が、自身の病気、怪我、離婚、家族その他の経済状況に引きづられ、容易に貧困に陥るストーリーを読み心の底から震え上がった。そういう状況になれば、本人の努力や根性とは異なる次元で、抗えない状況に陥ることもある。

心身を穏やかに健康に気をつけ、不要ないざこざを起こさないことも必要になってくる。

何人もリスクはあるのだ。

さてさて、盲点なのは次の層だ。

意外とキツいのは、高額所得で贅沢が身についた層の方。

もちろん会社員や公務員なら退職金や年金も高額なので心配はいらないし、ダブルインカムなら年金額も最強だ。が、インフレになると一気に相対的な資産は目減りする。自営業で一時的に羽振りが良く贅沢三昧であった人は目も当てられない。節約スキルもないし、常にどんぶり勘定だったりするので、自身が病気や怪我になると瞬時に貧困世帯へと転落する。そういう人が周囲にいたからよくわかるが、将来も同じ調子で収入があり続けると勝手に皮算用して使ってしまうのだ。もちろん年金額も少なく生活に困窮して、最後のセーフティネットに頼るしかなくなり、それは贅沢とは程遠い生活になる。

SAVE MONEY, LIVE BETTER!

生き残るには、INを多くするか、またはOUTを少なくするか。

ではない。

INを多く、かつOUTを少なく。と同時に保有資産を適切に投資にまわす。

しかない。3つともやらないといけない。

シニアの戦略と、若い人の戦略は異なる。

若い人は、とりあえず次世代に有効に稼げるものは何かを常に意識しつつ、頭を使いながら仕事をすれば良い。物価が上がってもキミの収入も上がるから、それほどビビる必要はない。人件費が高くなると、オーストラリアの様にブルーワーカーの価値が上がったりするよ。さらに外貨を稼げると良いので、リモートで海外からの仕事をとれるスキルを習得しておくといい。まずは英語だ。ペラペラ話せるよりも、きっちりと正確に内容を読み取れて、こなれていなくても相手に伝わる英文が書ければいい。

一方、高齢者はかなり警戒しないといけない。

桁違いの資産のある人は既に投資ノウハウがあるはず。なければそこまで資産は積み上がらない。プライベートバンクに任せているような層の方は心配ないだろうが、そうでなければ、日本円以外のヘッジを考えて一刻も早く実行に移すべし。

資産はあるけれど十分ではないと思う人は、一生働けるような(高齢でもできる肉体労働ではない)何かを探して今から動く。主婦の方も、子育て相談や料理レシピ開発、介護ノウハウの公開などなど、できることはいくらでもある。Youtube動画を上げておくのは良いアイデアかもしれない。日本人の家事ノウハウや手芸スキル等は、海外から見ると価値がある。外国語ができる人は、その言語でサブタイトルをつけるとなお良し(自動でもつけられるが)。国内で競争が激しいものも、世界的に見るとそうでもないということは多々ある。逆も然りだけれど。

資産がなくて将来が不安だという人は、とにかく浪費しないように生活を見直して少しずつでも貯金をして、その半分くらいを米国株式系の積立投資信託に回すようなことをしておくと良いと思う。絶対に博打を打って一攫千金を狙ってはいけないよ。暗号通貨を買いたいなら一気に注ぎ込まずに、全ロスしてもいい金額、例えば毎月千円ずつ買っていくような積立投資をやっておいて、そのことをずっと忘れるくらいでいいかも。

インフルエンサー達が、大学に行く必要はないとか、貯金せずに使えとか言っても、個々人によって環境も性格も状況も異なる。

ちなみに大学に行って真面目に勉強すると、今後も必要に応じて情報を取りに行き、取捨選択して脳内に取り込む(自習)スキルを得られるので、進学した限りは真面目に勉強するのが良し。

個々人の状況が違えども、万人に共通する前提として、

資産運用をするのに最も大事なことは、

原資があること!!!!

借金して一攫千金を狙うなんて最もやってはいけないこと。自分のできることでお金を稼ぎ、その一部を地道に貯めることでしか原資はつくれない。

自分の好きなことをやれと言うムードがあるが、

「自分の好きなこと」=「その時代で価値のあること」

なんていうラッキーな人は、ゼロではないけど多くはない。自分のできることの中で、より多く稼げる仕事をしながら、粛々と貯めて淡々と投資して、本業のスキルアップを常に意識して自分の価値を高めることが、すなわち自分の精神を安定させることにもつながる。スキルがあって稼げるという状態が、自己肯定感を高めて、投資への心の余裕をも生むのであーる。

つまり若い人は、誰もが憧れる有名な会社に就社することを目指さず、「これから続く未来に向けて稼げるであろうスキルを自分が獲得できる職場」に絞り込んで就活をして、淡々とスキルを得ることを最優先とすべきだよ。周囲の人たちに「羨ましい」と思われても、その瞬間にちょっと自尊心がくすぐられるだけ。それが自分の安定的な幸福感にどの程度影響があるかというと、恐ろしいほど影響がない。「自分に稼げるスキルがある」と自分で思えることの幸福感の方が圧倒的に大きい。なぜならば有効なスキルがきちんと箇条書きできる状態ならば転職は可能、つまり今の会社を自分自身のタイミングで辞められるという状況に自分を置けるからだ。

シニアの方は、大金を注ぎ込む博打を打たずに適切に投資しつつ、少しでも時価で稼げる何かを探して実行に移す。そして最も大事なのは健康に気をつけることなんだけど、こればっかりは中々難しいよね。

痩せなきゃ........orz

どなたかのお役に立てば。

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