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【ジムリノベ】1.6 壁と床の内装

 プロによる基礎工事が終わると、今度は内装の段階に入る。

内装に関しては前回、前々回と同じく、DIYでやることにした。必要な資材はすでに発注済みで手元に揃っているので、あとは淡々と勧めていくのみである。

内装については、上から下へという法則がある。重力があるので、上からモノは落ちる。つまり汚れは下に行くので、天井→壁→床材の順番にやっつけなければならない。

1、コンクリート面の整備と強化剤塗布

今回は、一部新しく作った壁以外の部分は、すべてコンクリート壁の状態のまま維持することにした。

私は細かいことが気にならないタイプだが、カナメはコンクリート面からポロポロと落ちる粉が気になって仕方がないので、コンクリート面強化剤を塗布することにした。

まず、壁紙を剥がし、残った壁紙の裏紙もこそげ落とし、気になる凹凸や汚れをサンダーやグラインダーで落とし、ブロワで粉を念入りに吹き飛ばし、最後にさっさと軽く布拭きもしておく。

ブロワとはこういうヤツである。

我が家にあるサンダーはこれである。

こういうのを使ったりもする。

どんどんとマシンが増えていく(汗)。

壁のメンテが終わったら、コンクリート面強化剤を塗布していくのだが、その際に塗料がついてはいけない部分に養生を施す。養生テープを貼ったり、養生テープ付きのシートを貼ったり、床にブルーシートを置いたりと、必要な部分をカバーしていく。

もちろん、自分自身もカバーしないといけない。

カナメは不織布の防護服タイプのもので全身カバー。

マスクやゴーグルもマストである。モノタロウで購入。アマゾンにもあるね。

コンクリート面強化剤は、時間をおいて2回ずつ塗っていった。カナメはスプレーで塗るスタイルで、それを横から私がローラーで伸ばして行った。

これが最初の関門であった。コンクリート面が多かったので、作業量も多く、脚立に上がって天井に向かって延々と散布を続けるのは至難の業。

それでも露骨に仕上がりに影響するので、がんばった甲斐があった。

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コンクリート面強化剤を塗布したところ


2、壁紙貼り(天井から壁へ)

 今回は、新しく設置した壁(石膏ボードやコンパネ面)のみに壁紙を貼る予定なので、量的には前回よりもかなり少ない。ポンポンとリズミカルに済ませたいと思ったのだが、パテ&サンディング作業にまたまた手こずってしまった。

ちなみに実際の作業の順番としては、コンクリート面強化剤を塗るよりも前に、壁のパテ塗りとサンディング作業を終えておいた。そうしないと塗装後のコンクリート面にパテの粉が付着してしまう。

パテ塗りについては、プロの動画を見てイメトレしてから挑む。今回で3回目なのに、まだまだプロの域には達せていない。

必要な資材はこちら。

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パテ塗りのツールたち

サンディングには、サンダーも使う。

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サンディングは粉との戦いである

とにかく壁紙は、貼ってしまえば元々の壁はガッツリと隠れてしまう。が、凹凸だけは壁紙貼りの質に大きく響くのだ。だから壁紙に隠れてしまう部分はビジュアルがどうであれ、とにかくフラットにすればいい。穴を埋めて安心してはいけない。それが盛り上がってれば露骨に壁の美観を損ねてしまう。とにかくフラットに、素手で触って凹凸を一切感じないレベルでスベスベにさえすればいい。

それが終わると、ようやく壁紙貼りに進む。個人的に「壁紙を単に貼るということは、それほど難しいことではない」と思っているので、この段階で気分的に終わった気になっていた。

壁紙は、まず天井を貼り、側面の壁を貼る。一つの壁を連続して貼っている場合は、その途中で日を跨ぐことは許されないので(ノリが乾かないうちに、重なった壁紙を切って剥がす必要がある)、その日の作業時間を考慮して、どの壁から貼っていくのかをざっくりと計算し、それが終わるまでは作業を止められない。

今回の壁紙を貼ってみて思ったのは、障害物がないならば壁紙貼りはイージーだということ。初回のリノベがパイプ等の障害物だらけで、しかもそれが床から3メートル近い高所での作業だったので、なかなか困難を極めたのだが、今回はびっくりするほどスムーズに進んだ。

使ったツールなどは、こちら。

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壁紙貼りに必要なもの

とにかくカッターの刃をどんどんと新しいものにしていかないといけないので、ペンチとカッター刃を捨てるための容器も必要。

コーキング剤も必須である。

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壁紙の色に合わせてコーキング剤も用意

壁紙の繋ぎ合わせ部分や、カットに失敗して美観を損ねている部分を、同色のコーキング剤で隠すのである。またコンクリート面と壁紙面との間にも施す。壁紙と同色のものがない場合は、前回は自分で色を作ったりもしたが、今回は手元にあるものの中で、最も違和感のない色を使うことにした。住む場所でもなく、ジム用&ゲスト用なので、まぁそこまでハイレベルなものを求める必要もないかなということで手抜きw

実際の壁紙貼りはスムーズだったが、問題は、その壁紙の色のセレクト部分であった。

5階はネイビー&コンクリート柄、6階はブルーグレーの壁紙をメインに使ったのだが、なぜかどちらも変わり映えのしない同じ系統色に見えてしまったので、今回は思い切って違う色にしてみたいと私が大声で主張。

一切引き下がらなかったので、カナメが代替案を出した。

カナメ「こんなん口で言い合っていても仕方がないから、それぞれ3メートルずつ買って実際に壁にあててみて考えよう。」

なんという建設的な意見でせう。それに対してこの私の狭量なことw

私「え、実際に貼ることを考えると(高い)ノリ付きを3メートルずつ買うの?使わなかったら無駄になるからもったいないよ。」

カナメ「お前な、一気に決めて貼ってから失敗したと思ったら、(経済損失は)そんなもんで済まへんやろ。ええからオーダーしといて。」

そこまで言われて、ようやくメインの壁紙用に3種類準備。

一つはカナメご推薦の5階と同じネイビー色、もう一つは私のおススメのブラック、そしてもう一つは5階よりも少しカジュアルなデニムっぽいブルー(とその時は思った)。

なぜブラックかというと、そこがジムフロアだからだ。私の中のジムのイメージがそれであったから。そしてゲーマーの末っ子バクもそれに賛成してくれた。

が。

さすがカナメくんである。実際に壁にあてて見ると絶対に違うと思ったのがブラック。色が悪いというよりもテクスチャーに変化のないタイプで、織物調のブルーの方が圧倒的に質感が良い。

別フロアと全く同じにすることだけは避けたい私の意見が通り、最終的にはカジュアルっぽいブルーをセレクト。ブラックはお手洗いのアクセントカラーとして使うことに決定。ブルーは洗面所の中の唯一のアクセントカラーとして、お手洗いのドアの外側に貼ることになった。ドアの内側は、ブラックに。

しかしなぜか貼ってみると、5階の壁紙との違いが分からない状態。どんだけブルーが好きやねん。まぁキレイに貼れたので良しとしよう。

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ブルーの壁紙
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ブラックも小さいエリアならビビッドに決まる

壁紙を貼り終えると、ほとんどでき上がったも同然の雰囲気が漂う。

あと少しである。

3、床材

床材については、前回の注文時に計算を間違ったみたいで、大量の在庫を抱えていたので自動的にそれを使うことに決定。不足分だけ今回はきっちりと計算して注文。

最初に仮置きをして、どんどん貼っていく。シールタイプなので施工は簡単簡単。互い違いの模様が出るように、配置はこんな感じになる。

床面に凹凸があれば、それも専用のパテで埋めてサンディングをかけなければいけないのだけれど、今回は新規に床を設置したので、床面はパーフェクトなので特に作業は不要。事前準備としては、チリなどがないように十分キレイに掃除しておくことくらい。

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まずざっくりと配置してみる

必要なものはこちら。

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塩ビタイルを貼るのに必要なツール

ボトルに入っているものは無水エタノールである。床材からはみ出した接着剤を拭き取るのに必要。Bluetoothスピーカーは作業にマスト。黙々と作業していると滅入ってしまうので、大音響で音楽をかける。時々は、スピーカーから聞こえてくる曲に合わせて大声で歌ったりもした。こういう曲を歌うw

床材貼りは、末っ子のバクも手伝ってくれたのでサクサクと進んだ。

床材の設置が終わったら、壁紙と床材の間にはソフト巾木を設置し、コンクリート壁と床材の間はコーキング処理を施して完了!

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養生テープを貼り、コーキングしていく
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指でならしてから、すぐに養生テープを外す

ふぅ。ようやく終わりが見えてきた。

4、見切材や最終チェック

今回も上がり框はこちらを購入。ソフトタイプでシール付きなので、施工は簡単。

内装の全てを見渡して、目立った失敗はないかを確認し、見つけたらコーキング等でごまかしたり(汗)、壁紙を貼った後に周囲に残ったノリが十分に取れていなかったら、それをキレイに拭き取ったりして、少しずつ最終形に近づけていくのだ。

自分たちの作業のメドが立ったところで、大工のイチローさんに連絡して、後続する作業のためのプロの手配をお願いした。彼らも忙しいから、できるだけ早めにアポを取らないとね。

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