自転車に乗っているのは、学生、高齢者、そして外国人........


 うちの田舎では、フツーのご家庭には車がある。それも複数台。

 私とカナメは50歳代で、しかもカナメは髪の毛も黒々としていて、現役ビジネスマンオーラがみなぎっていて、そういう男性が、平日の昼間っから電動アシストとは言え、自転車コロコロ転がしているのは、割と違和感アリアリである。たぶん怪しげな人に見られていると思う。

 そういう田舎では、自転車に乗る人というのは、限定されている

 まず自動車を運転できない学生さん(中高生あたり。近くに大学はないから大学生はいない)。そして免許を返上したか、もともと免許を持っていなかった高齢者。私たちはこの高齢者の範疇に入っていると思う。そして日本で自動車を買っていない外国人の人くらいなのである。

 昨日、この記事を読んで、「ひぇ~」と思ったのだ。

 シマノ?は?シマノの自転車?

 見たことないよ、ここで。

(すみません。シマノさんってスポーツバイクがメインなのかと思っていました..........汗。ここでは、スポーツバイクコンテキストとご理解ください。)

 ここで走っている自転車は、学生さんも高齢者も外国人も、みんなママチャリだよ?

 だってお買い物するから、前カゴ、時には後ろカゴも必要だからね。そして自転車は移動ツールでしかなく、スポーツ用に乗っている人を見たことが、ない...........orz

 もちろん、満員電車を避けて自転車通勤するようになった人など皆無で、もともと自動車通勤だったりするお土地柄でもある。自転車が売れまくっているという話も聞いたことがないのだ。同じ国に住んでいても、状況は大きく異る。

 都会と地方の違いは、こういったところに現れる。世界の都市部で流行っていることは、多少のタイムラグがあっても、ほどなく東京でも流行ったりする。しかし田舎では、いつまで待っても体現できないのである。そのニュースについてはオンタイムで読むことはできても、その実際の風景は自分の身の回りには一切ない。そして時間が過ぎると流行は終わり、次の流行が都市部を席巻する。ぐるぐる渦まく文化の波を肌感覚で理解できないという事実は、依然としてつきまとう。

 そういう意味でも、そこそこの地方都市(政令指定都市)に住むというのは、文化資源へのアクセスにおいても多少望みはあり、モノによっては東京に遅れるけれども、実際に伝播されるものもある。

 例えば、東京で流行していたスイーツなどは、地方の百貨店でもすぐに購入できるようになるし、店舗ができたりもする。特定ブランドのものは、すぐにネット通販で買えるようになるからね。

 逆に言えば、自分自身の感度を高く維持していると、多少の差別化は簡単にできてしまう

 私はこのIKEAのバッグを今年に購入したのだが、どこに行っても「え、そのバッグかわいい」と言われてしまう。誰も見たことがないバッグなのだ。

めちゃくちゃ目立つから、都会ならIKEAバレしてしまうはずなのだが、田舎にはIKEAがそもそもない。だから誰もIKEAの商品を掴みには行かない。私は海外から色々と個人輸入することもあるし、英語の記事も読む。それはカナメも同じだ。だから自分にとって必要な情報は、それなりに持っているし、取りにもいけると思う。

言いたいことは一つ。

 自分から情報を取りに行かない人は、都会に行って受動的に与えられる環境の中で何かを感じ取るという選択肢をとった方がいいと思う。そうでないと一生田舎の常識の中で終始してしまうから。

そして自分から情報を取りにいける人は、自分の物理的存在の位置とは関係なく、感度高く生活していけると思う。こういう人は仕事も世界からとって来ることができるから、どんどん地方の豊かな住環境を享受して欲しい。

 ちなみに私はこのバッグも別カラーで本家ストアから個人輸入。

このサイズもいいね。

びっくりする程安いよ。そんなに急いで買う必要のないものは、本家から取り寄せると送料込みでいくらになるか計算してから買うといいと思う。


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