リーガルソーシャルワーカーを目指す社会福祉士

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リーガルソーシャルワーカーを目指す社会福祉士

ソーシャルワーカーのあおいです|社会福祉士・介護福祉士・介護支援専門員 | バラマキやめて減税こそ福祉☆ おひとりさまが自分らしく生きて最期を迎えることができる社会を模索中。

最近の記事

セルフネグレクトとごみ屋敷~どう向き合うか

セルフネグレクトは自己放任と呼ばれるもの 自分自身の基本的なニーズを満たすことができなくなる状態 食事や排せつ、衛生、医療、住居を維持するなどの日常生活を送る上での 必要な活動を怠ることによって問題化していく セルフネグレクトは高齢者や精神や身体に何らかの問題を抱えている人々に見られることが多い 主な原因としては うつ病、アルコール依存症、認知症などの精神的健康問題 慢性疾患や身体障害などによる身体的健康問題 家族や友人との関係性の希薄さ、疎遠などによる社会的孤立

    • 身寄りがない人が入院したらどう対応されるんだろう

      ここ数年、身寄りがいない方が入院してこられることが増えたような気がします 厚生労働省が 「身寄りがない人への入院及び医療に係る意思決定が困難な人への支援に関するガイドライン」をネット上で提示しているのをご存じでしょうか ガイドラインの趣旨 ・身寄りがいなくても医療機関や医療関係者が患者に医療を提供することができる ・患者側も身寄りがなくても安心して医療を受けることができる ・ 成年被後見人であることを理由に意思決定ができないと見なされないようにする ・成年後見人等が代理し

      • 孤独や孤立を知っている人はやさしいんだよ

        孤独や孤立を感じるかどうかは 人それぞれであり主観によるもの 申請主義からプッシュ型へ プッシュ型で拾い上げ国に管理されていく 申請を選択する自由を奪い 孤独や孤立を感じる人が自ら求めなくとも助ける 第211回通常国会において孤独・孤立対策推進法が成立 孤独・孤立対策に関わるNPO等への支援に多大な補助金 まさか補助金の中抜きしないよね 本当に必要な人に必要な福祉が届くんだろうか 国民の税負担は年々増すばかり 孤独や孤立は悪いものだと決めつけて 補助金をバラまく

        • おひとりさまの入退院支援

          医療ソーシャルワーカーになって7年 この7年でいろいろなことが変わった 家族のいない、もしくは家族と疎遠な患者さんを担当することが増えた ただ確かに言えるのは 自らひとりでいることを選んでいる 何らかの事情があって ひとりで生きてきたのだ 私は彼らの生き方を尊重したい 家族がいることが当たり前ではないからだ 少し前までは困窮者が多く 生活保護受給者がほとんどだった しかし今は違う ある程度の経済力を持ったおひとりさまが増えている 印象としては男性が多い 加齢に伴

        セルフネグレクトとごみ屋敷~どう向き合うか

          税金は本当に社会保障の充実のために必要なのか

          2020年に全国民に10万円が給付されたことは記憶に新しい。 しかし、その後も対象を絞って給付を続けてきた日本政府。給付に所得制限を設けてきた。それは当たり前のように感じるかもしれない。お金のない人たちに配らないと生活できないからと。 いや、ちょっと待って!それって誰のお金なのか。 私たちが一生懸命働いて得たお金から納めた税金ですよね。 ①全国民に10万円を給付 ②18歳未満の子がいる家庭に人数分の10万円を給付 ③非課税世帯(生活保護含む)に10万円給付 ④非課税世帯(

          税金は本当に社会保障の充実のために必要なのか

          社会保障のきほん&社会保険料は実は税金みたいなもんです

          今回は社会保障の4本の柱の説明と、社会保険料は実は給与税であるということをお話していきます。 社会保障の背景さまざまな生活問題を抱えながら現代を生きています。 貧困、心身の障害・不安、社会的排除や摩擦、社会的孤立や孤独… このような生活問題に対してのセーフティネットとして社会保障が存在します。 つまり、国民にとって社会保障は権利であり、国にとって義務であると言えます。 社会保障制度の4つの柱①社会保険 ②社会扶助 ③社会福祉 ④医療および公衆衛生 この4本の柱が、

          社会保障のきほん&社会保険料は実は税金みたいなもんです

          社会保障の4本の柱を1本にする提案

          社会福祉士の風谷あおいです。今回は複雑化している社会保障について思いついた提案を書いていきます。 まず今の仕事をざっくりと 現在、医療ソーシャルワーカーとして様々な機関とやりとりをしながら仕事をしています。患者さんの入退院支援において多職種および他機関と連携を取ることは極めて重要です。 電話やFAX、郵送など 情報のやり取りの毎日。 個々の患者さんが必要な制度を使い不利益なことになっていないかチェックしています。申請できていなかったら家族に申請をお勧めします。 担当は1人

          社会保障の4本の柱を1本にする提案

          令和3年度の制度改正!介護保険の負担限度額認定証の変更とは?

          10月は特別養護老人ホーム入所判定〆切月ですね。 今年は少し注意しなくてはいけません。 令和3年度制度改正で介護保険の負担限度額認定証に変更が生じています!なんと第3段階がさらに細分化されました。 8月から第3段階①、第3段階②となっている! そして食費が変わってる!! はて?なんのことやら...ですね。 介護保険の負担限度額認定証とは?介護保険施設を利用する際に、低所得者の方に助成を行なっています。世帯全員が市町村民税非課税の場合が対象です。 対象となる介護保険施

          令和3年度の制度改正!介護保険の負担限度額認定証の変更とは?

          生活保護制度ってなんだろう

          こんにちは!医療ソーシャルワーカーの風谷です。 生活保護課の方にお話を伺ったので、アウトプットのためnoteに書き留めてみました。最後にQ&Aも載せてみたので参考になると嬉しいです(*´-`) 生活保護制度とは★憲法25条 『すべての国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する』 ★生活保護法第1条 生活保護の目的 『この法律は、日本国憲法第25条に規定する理念に基づき、国が生活に困窮するすべての国民に対し、その困窮の程度に応じ、必要な保護を行い、その最低

          なぜ、病院再編が必要なのか

          おはようございます。医療ソーシャルワーカーの風谷です。 2021年5月21日に参議院本会議で医療法改正案が可決・成立しました。その中でも病院再編への支援恒久化を定めた医療法について着目しようと思います。 なぜ、病院再編が必要なのか 今後の少子高齢化に伴う医療ニーズの質・量のの変化や、労働人口の減少を予測して、質の高い医療を効率的に提供できる体制にするために、医療機関の機能分化・連携を強めていく必要があります。 各地域における2025年の医療需要と病床の必要量について医

          入院時のお金ってどのくらいかかる?知っておくと便利な医療保険制度

          おはようございます。 ★↓前回の記事です↓★ 今回は入院時に役立つ医療保険制度についてお話していきます 1.医療保険制度 ①国民健康保険 74歳までの非正規雇用者や年金生活者など。以下の医療保険に加入していない人が対象。0歳~小学校就学前2割、小学校就学後~70歳未満3割負担。 ②被用者保険 74歳までの会社員(健康保険)や船員(船員保険)、公務員(共済組合)が対象。0歳~小学校就学前2割、小学校就学後~70歳未満3割負担。 ③前期高齢者医療制度 65歳~7

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          社会保険と民間保険のちがい

          おはようございます。 ★↓前回の記事です↓★ 今回は社会保険と民間保険のちがいについてお話ししていきます。両者とも、保険を納入し、その対価として保険給付を受けるという仕組みは一緒です。しかし、性格は全く異なります。 社会保険とは社会保険は公的責任のもとで運営されています。5つに分類されます。 1.医療保険 国民健康保険、健康保険、共済組合、船員保険、後期高齢者医療制度 2.年金保険 国民年金、厚生年金、老齢年金、障害年金、遺族年金 3.介護保険 4.雇用保険

          はじめまして

          医療ソーシャルワーカー4年目のあおいです。 社会福祉士という国家資格を所持してできる仕事は多数あるのですが、私は医療ソーシャルワーカーを選びました。 【noteを始めた理由】 ①社会福祉士という専門職を知って欲しい ②社会保障をわかりやすく伝えて利用して欲しい ③福祉の仕事の魅力を伝えていきたい ④社会問題を社会福祉士としての視点で伝えたい 以上が主な理由になります。 私が社会福祉士の試験に合格した頃は、正直、この資格をとって何ができるんだろうか?という空気が