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山の日に山で。

北九州は怖いイメージがついており、ある種その通りなところもある。

北九州に住むことが決まり、家探しをするため不動産屋さんと車で物件を見てまわっていると、急な車線変更があったのだろうか、信号待ちの車から運転手が降り、前に停まっている車に文句を言いに行っていた。
そんな光景を日に2回も見て、えらいところに来たなぁ、と思った。

しかし、住み始めてからはそういうこともなく、多少ヤンチャであっても基本的には気の良い人が多いと思う。基本的には。

北九州を車で走っているとパトカーに多く出会う。北九州に住む前は佐賀に住んで営業の仕事をしていた。1日に100kmは最低でも運転していたが、これほどパトカーに会うことはなかった。
これも恐らく地域性というか、悪いイメージがある分しっかり警察が市民の安全を守ってくれているのだと思う。
逆にそうしないといけなかった今までの歴史を思うと恐ろしいところもあるので、それは考えないようにしている。

良いところもある。
特色をもった大きい病院は沢山あり、待機児童も0らしい。医療や福祉、子育てには力を入れている。
また、最近は起業も支援しているようだ。
SDGs未来都市にも選定されている。

子供と町を歩くと整備された公園が多いことに気付く。自然があるのも良い。小倉の市街地から車で10分ほどでホタルがみられるところもある。

去年家族でホタルを見に行った。それを息子(4歳)はよく覚えており楽しみにしていたが、残念ながら今年は見られなかった。
そこで、NHKの番組でホタルの特集があったのでそれを録画して見せてあげた。それ以来、子供たちが「しぜんとあそぼ」にはまっている。
私も知らないことが多く、勉強になる。ホタルの成虫が水しか飲まないなんて初めて知った。

先週の特集は「せみ」だった。
柳沢慎吾さんの軽快なナレーションで蝉を紹介してくれている。
観ていると子供たちがうずうずしているのがわかる。

「とーちゃん、虫採りいきたい!」

そうよね。そうなるよね!

ということで、この3連休は毎日虫採りに。
まだ子供たちも小さいので山までは入らず麓の公園で虫を集めた。

トンボや蝉はやはりまだ難しいようで、蝶やバッタを捕まえるのが楽しいようだった。

時期的には遅い気もするがニイニイゼミ。あまり元気はなかった。他にアブラゼミも捕まえた。クマゼミとツクツクボウシも鳴いていたが捕まえられなかった。

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また、モンキチョウやモンシロチョウを捕まえた。蝶は一人で採ってきていた。

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家に連れて帰りたい、と言うかと思ったけど、捕まえてからしばらくすると、「そろそろ逃してあげようよ」とリリースしていた。
なんという優しさ。私の子供の時分なら、泣いて駄々をこねて連れて帰っただろう。

今日の帰り。
息子から「なんで山の日って言うの?」と聞かれた。
「山で遊ばせてもらったやろ?お世話になるけん、感謝する日よ」と答えた。

帰ってから調べると、山の日は

「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」ことを趣旨としている

そうなので、正解でよいだろう。

期せずして、山の日を趣旨通り過ごすことができた。



子供たち、、
虫嫌いには、なかなかの休日やったで٩( ᐛ )و


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