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副業への罪悪感。会社への裏切り行為ではないのか。自分自身の理想的なキャリアビジョンとの葛藤

これまで

これまで副業としてビジネスを推進していくための考察を続けてきた。暇さえあれば自分自身の気持ちというのを整理していきた私であるが、自分自身のやりたいことを進めていこうという「推進力」となる気持ちと、周りが禁止していることをなんでやろうとするの?裏切者なの?という「拮抗力」の2つが自分自身の心的葛藤として言語化されていく。日記というのは本当に自分自身のことを客観視できて良い。強気な自分はどんどん物事を前に進めていこうとしているのに、弱気な自分自身の気持ちはまだそんなところでウジウジ迷っていたのかと気づくことができるから。弱気な自分と強気な自分が協調できる答えは見つかるのだろうか。

今回のテーマ

私のキャリアビジョンは会社への裏切り行為か

裏切ったら許さない社風

私の勤め先の会社は結構ドライなところがあって、「来るものは拒まず、去る者は追わず」というスタイルが浸透している。これは私の会社の中興の祖がそのようなスタンスで人と関わっていたことに起因するようだ。絶対的なカリスマがいて、価値観は統一されている。辞めたとしたら「部外者扱い」される。これまで一緒に働いてきて、貢献していた会社から「部外者扱い」される。本当にうちの会社というのは人心掌握がうまいなと思う。おそらく私が気づかないような事柄でも大量にこのような恐怖心が植え込まれていると思う。現在会社に残っている人のほとんどはかつてのカリスマの作り上げた恐怖の世界の住人なのだろうなと思う。それが結束力というのかはわからないが、今、この文章を書いているだけでも心拍数が上がっている感覚がある。「部外者扱い」されることが恐くて、「裏切者扱い」されることが恐くて今のポジションから逃れられなくなっているのだなと自分の気持ちを言語化していて気が付いた。

サンクコストの問題

経済学の世界にサンクコストという考え方がある。英語表記はsunk cost。 既に投資した事業から撤退しても回収できないコストのことで、埋没費用ともいう。 それまでに費やした労力やお金、時間などを惜しんで、それが今後の意思決定に影響を与えることを、サンクコスト効果と呼ぶ。

ようするに、これまで自分が投資してききた労力が部外者扱いされてなくなることを恐れているのではないだろうか。辞めたら部外者扱い、功績は後任者にすべて引き継がれて私の存在はなかったことにされる。このような心理状況に追い込まれるからこそ、自分自身のマインドは現在地にとどまり続けようとするのだと思う。私の恐怖心や現在のポジションへの呪縛を取り除くためには、このサンクコストを正確に見積もって、新しいことを始めることで得られるリターンを天秤にかけて気持ちを整理しないといけないと思う。

給料の問題

現状、給料については、満足できる水準をもらっている。これを0になるのが恐いというのもあるだろう。現在もらっている給料を上回るような給料を稼げるという状態にしないと副業一本で物事を進めていくというのは難しくなるだろう。ここの問題は大きい。しかも、今回は稼ぎに直結するというよりも再生数を伸ばしていく、チャンネル登録者数を伸ばしていくということの優先順位が高いために、稼げるレベルまでもっていくためには途方もない労力がかかる。自分の今の給料水準をYouTubeで稼ごうとすれば、どれだけの実績が伴わなければいけないのかについてはリアルに考えておく必要があるだろう。

影響力の低下、社会的地位の問題

サラリーマンとはいえ、それなりに業界では知名度のある会社に勤めている。10年のキャリアということもあって慕ってくれる後輩も多く、ビジネスを進めていく上では何不自由ない。そういった観点でいくと今、会社をやめてしまったならば会社の社内の人で影響力を発揮できる人を失うということになもなるので、影響力という基準から考えて明らかにマイナスである。また、社会人になって会社の看板がなくなった際に信用してもらえるのだろうかという不安はある。まぁここに関してはしっかりとしたコンテンツを定期的にアップしていけばカバーできるような状況になると思うので計画を立てていきたい。

本業のビジネスを引き継ぐ人がいない問題

今、会社でやっているビジネスというのは私がいなくなれば回らなくなるのではないかという強い思想がある。この類の不安というのは杞憂で終わると諸先輩方から聞いているのでなるようになるというのが正直なところだろう。私自身、全く無能な状態で先輩が辞めてしまって、一人でやってきたわけだがなんとかうまくやってこれている。たぶん、これは多少の問題がでたとしても大きな問題にはならないように思う。

身バレのリスク

ある程度、YouTube事業が成長して、上記のような問題を片づけてしまえば良いのだが、成長途中で会社にバレるというリスクもある。このようなリスクに対しては事前に対処しておかないといけない。顔を写さないようにする、個人情報をできるだけさらさないといったような内容だ。正直、私のnoteとYouTubeを連動させてしまった場合、かなりの高確率で見バレすると思う。なので、身バレしないためには私の気持ちを整理しているブラックジャックのアカウントとは別のアカウントをYouTubeに設立して、紐づかないように別々に運用していく必要があるような気がする。noteはnoteで、そしてYouTubeはYouTubeでということだ。noteの視聴者に制作したコンテンツを魅せられないのは残念であるが、リスク回避策として仕方がないと思う。

カタストロフィーポイントになりうるのは、身バレくらいのものだ。身バレしなければ2足の草鞋を履いてYouTubeを運用することが可能である。

副業に労力をかけて本業が伸びないリスク

これは懸念している。ある程度、YouTubeの世界で成果をあげようとすれば労力をかける必要がある。もし、労力をしっかりかけられなくて中途半端になった場合には、本業も副業も両方中途半端なパフォーマンスしか出せないということが懸念されるのだ。この問題も極めて重要な問題だ。2つとも成果を上げることができたならば、誰も問題を言わない。そういう観点でいくと両方の成果を上げるプランや心構えがなければ副業にチャレンジするというようような甘い考えは捨てるべきである。副業の成果を上げることが目的ではない。また、本業の成果を上げることも目的ではない。私の目的はインフルエンサーになることである。本業の影響力が落ちてしまっては何の意味もないのである。本業と副業の2つの領域で影響力を手に入れることが私の目標なのである。特に今回の件でいくと本業と副業と「家業」もある。家業といっても大げさなものではなく、育児や家事などのことだ。この領域でも成果をあげないと意味がないということだ。そういう意味でいくとコンセプトが見えてきた。

影響力を発揮するための三方良しの考え方

①本業 ②副業 ③家業 の3つの領域が三角形で表現できると仮定する。この3つのどれかがバランスを崩したとしても影響力は下がるという考え方だ。この三角形の3つの辺がすべて長くなることによって三角形の面積は拡大していく。三角形の面積というのは「影響力」のことである。この3つを同時に上げる施策を根本的に考えないと絶対にうまくいかず、私の理想とするビジョンが様々なステークホルダーに悪影響を与えてしまい、最悪、すべてで関係が悪化して、三角形の面積がなくなってしまうということもあり得るわけだ。

三方良しの生活を組み立てていくためにはどうすれば良いのかということを次回の課題としたい。また、スーパーマーケットのコンテンツ作成をこれまで何度も予告しているわけだが、気持ちの整理がついた段階で再考することとしたい。

次回予告

・三方良しの生活設計とは

・スーパーマーケットのコンテンツ企画

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