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30代はキャリアビジョンに悩む。インフルエンサーになりたいと思った理由

これまで

副業をはじめようということでYouTubeの企画を考察中である。自分自身は30歳を超えて次のキャリア像をイメージしたときにインフルエンサーとして活動するビジョンというのが魅力的に見えた。どのようなコンテンツビジネスを育成していくのかはこれから考えていくが、ある程度、関係者の多いB2C企業のプロモーションをサポートする役割を担おうと思う。そこで今注目しているのはスーパーである。スーパーというのは、誰しも関係者であって、スーパーに行ったことがないという人はいないはずである。なので、スーパーというのは非常に関係者が多いということでそのようなコンテンツを今のところ検討していこうと考えている。

今回のテーマ

・自分自身がインフルエンサーを目指す理由

私のキャリア

30歳を超えてくると自分自身のキャリアビジョンについて悩み始める。会社で努力を続けているが10年後にどのような人間になっているのかということがおぼろげながら見え始めてくる時期である。もちろん、そのキャリアというのも素晴らしいし、やりがいはあるのだがそれが自分自身が求める姿か?と問われれば正直そんなことはないのである。私自身は強欲な方で自分自身が一番でなければ気が済まないタイプである。正直、会社で一番になろうと思えば社長に就任ということになるわけであるが、さすがに私の勤め先で社長になるキャリアビジョンは見えないし、見ようとも思っていないというのが現状である。だったら、外で死ぬほど稼いで来るべきタイミングで株を購入して影響力を行使する方が私の中ではあり得るビジョンだなと思う。歴史の長い会社なのでジェネレーションギャップというのはあると思う。

どちらかというと私は起業家として自分自身の事業をもって活動している方が性に合っているように思う。一番に拘る人間が会社の歯車の一つとして活動することにフラストレーションを溜めるということは当たり前のことだからだ。会社で優秀な成績を収めている人を見たらこの人は凄いとは思うものの、家庭なんかをそっちの気で仕事をしていて、一言でいうと「仕事人間」である。私自身もそのような仕事人間、ワーカホリック的な人格を持っているということは認めるのだが、娘が生まれてきて、彼女の育つ家庭を見て過ごしたいという強い欲求が芽生えてからは、この会社に人生をささげるつもりはない。自分の人生を賭けるほどのことはないと思うようになった。

とはいえ、実は私は今の仕事に人生を賭けると、命を懸けると役員会で宣言したことがあるほど筋が通っていた。実際に仕事を5年間続けてきたし、寝る間も惜しんで仕事のことを試行錯誤してきた。ただ、根本的には経営陣と考え方が合わないのである。そして、これまでは経営陣との価値観の違いに怒りの感情が湧いてきて、何とかしてやろうという気概になっていたこともあるのだが、最近では「仕方がない」と思うよになったのだ。人間というのは試行錯誤して、思考しなければ考えというのは変わらない。経営陣として私の商品・サービスに対する関わり方というのは極めて表面的で、経営陣が本気でこのサービスを何とかしたいと思っているとは到底思えないのである。どちらかといえば「粛々とやってくれ」という敗戦処理を任されたような状況に追い込まれているのである。

正直、この葛藤の5年間というのは精神を強く病んだ。さらに今も完治したかというと状況が変わっていないので精神状態は極めて不安定である。ただ、野球チームに入っていて、監督も周りの人も甲子園を目指していないのに、一人だけ甲子園に行きたい。いくためには〇〇をすべきであると主張し続ける人生。これはいかにも半沢直樹的で反骨心があって自分自身のことがナルシシズムに駆られるのであるが、娘の笑顔を見ていて、「この時間を失ってまで半沢直樹ごっこをしていて良いものだろうか」という気持ちになったのだった。まだ、少なくとも数字を伸ばすということには変わりはないが、熱量が下がったというのがインフルエンサーのキャリアを目指す根本的なものである。

半澤直樹ごっこをしている理由

半澤直樹ごっこになっている現状というのは、私や役員のせいではなく構造上の問題であると感じる。もともと私は若手のプロジェクトのメンバーとして今のサービスの立ち上げを経験している。正直この商品のクオリティーというのがなかなかのもので、当初はB2Cにも販売していくという目標があったのだが、おそらくあの商材を本気で売って、様々な人に見られると思うと炎上するレベルだと思う。私の上に先輩がいて、彼がプロジェクトのかじ取りをしていて、プロジェクト進行中にもこのまま進めば未来はないということは何度も進言していた。しかし、今思えばもう引き返せないレベルで問題は山積しており、とにかく形にするしかなかったというのが状況である。当然、リリース後には大クレーム発生。さんざん、クレーム処理を体験していたのだが、プロジェクトリーダーの先輩は退職。スタートアップに転職してしまった。本当に優秀な先輩だったので、よく状況を掴めていたのだと思う。この商品やサービスに未来はないということを。

ただ、私自身は諦めが悪く、このサービスのコンセプトそのものは素晴らしいと思ったので5年の人生を投じることにした。ただ、私の直属の役員が私のサービスに対しては興味関心を示さず、売上数字しか追わない状況だった。このまま売上数字を追えば、クレームを拡大させるだけであって会社の信用を落としかねない。サービスを拡大する前にサービスのブラッシュアップをするべきだと追加投資を散々お願いしてきたが、赤字サービスに追加投資をするという雰囲気にはならなかった。サービスの核となるアプリケーションの開発は断念して、運用でカバーしようということで使い勝手の悪いサービスのフォローアップをZOOMで行っていた。顧客の満足度は回復して、クオリティーは担保されるようになったものの、そもそも私が扱っているサービスというのはマーケットそのものが小さい。だから、そもそも拡散力が高まらないという問題があったのだった。現在はウェビナーなどでマーケティングに力を入れている。もはや、商品サービスを何とかしてブランド化していくしかない状態である。サービスのクオリティーが低いのでブランド化をするのには様々な困難が待ち受けているが、これはこれで解消しないといけない。私の本業のサービスを拡散させるためには私自身が影響力を持たなければならない。とはいえ、会社はかなり古い体質なのでSNSなどの注力というのは極めて慎重である。むしろ、影響力がないからこそ、営業がいかようにでもサービスの説明をしてブランディングできるという状況が続いている。影響力がないことがある意味強みなのだ。このような会社なので様々な弊害が待ち受けている。

副業禁止だが会社への裏切りにはならない

ある意味、私自身のやるべきことというのは、社外に影響力のあるアカウントを創り込んで、そのアカウントからサービスに誘因するだとか、あるいはインフルエンサーになるという経験をもとに、会社がSNSに力を入れた時に協力できるようにする力を養っておくということが重要なのではないかという結論に達したのだ。会社にはSNS運用のノウハウはない。それを私が個人的に先に手に入れておくということである。年商2000万円ほどのサービスには育ったのだが、3000万、4000万と数字を伸ばしていくためにはSNS運用や私自身のブランディング、サービスのブランディングというのは欠かせないということになる。これが私がインフルエンサーになりたい理由である。

もちろん、副業という意味も大きい。自分自身はプレゼンやセミナー、執筆といったことであれば1日中、時間を使うことができるくらい好きである。会社で暇な時にはセミナーができる機会というのをたくさん作っていきたいと考えているのでちょうどYouTubuで情報を発信していくというのが面白いと思ったからである。

本業にも役立つスキル開発を行えるという意味で、会社還元もできる。自分の中では副業は禁止されているものの、どうせ解禁されるので副業を先に初めておいたとしても裏切りにはならないと考えるのである。

インフルエンサーと繋がりたい

SNSの世界で影響力を発揮しているインフルエンサーに好きな人が多い、憧れる人が多いというのも私のインフルエンサーになりたい理由である。時代を先取りして成果を上げて、稼いでいる人。本当にほれぼれするほどかっこよい。こういう人に自分もなりたいと心底思うのである。いつかは私が憧れているインフルエンサーと繋がって仲間を創りたい。今、YouTuberとして活動している人というのは私と属性が似ていると思う。なので、おそらく仲良くなれるはずなのだ。社会人になってからというもの、正直、全然会社の人に興味がないというのが悩みだった。自分自身がこの先10年を見据えた時に、「あの先輩になるのか・・・」と思うと若干絶望したものだ。お金があったとしてもああいう風にはなりたくない。何を得られるのか全く分からないのだ。インフルエンサーと繋がって一緒に活動を行いたい。一晩中、将来のキャリアビジョンを語りあっていたい。そんな仲間を創りたいのだ。サラリーマンとして会社にしがみついている人には夢がない。憧れない。サラリーマンとしても自分自身のキャリアビジョンを描いて積極的に活動している人に憧れるのである。これは悪口ではない。夢を追い続けて目を輝かしている人以外には関心が持てないのである。これは私だけの感情ではなく、一般的で同じ状況に置かれた場合には再現性のある構造上発生する感情だと思う。「夢追い人」に強い関心があるのだ。夢を追い続ける人生でありたい。

勤め先のこと、リアルな話

会社のことについても今後は発信していく。私のインフルエンサーになるというビジョンについては、本業・副業と垣根はない。どちらも私の名前を売るためにやっていることで、自分自身のインフルエンサーになるという目標を達成させるための手段だ。たぶん、この本業・副業の葛藤部分というのはサラリーマンポジションで副業を育成していく人にとっては悩みの種だと思う。ここの部分に触れないで私のコンテンツというのは成熟しないと思っている。むしろ、会社に対する感情を発信する部分の方が皆さんにとって刺さる内容になるかもしれない。インフルエンサーになるというのは等身大の自分を語ること。そして、それが多くの人達に受け容れられる内容になって、共感を得て、自分だけがこんなに辛いわけではないのだと感じてもらえるようなコンテンツになれば精神的な救いにもなるだろう。

次回予告

次回のコンテンツとしては、前回予告していた「スーパーマーケットのコンテンツの具体化」をテーマに話をしていきたいと思う。なかなか本題に入れなくて恐縮であるが、自分自身の気持ちが整理しきれていないというのはある。今、こうやって副業のことを考えている時間があるのであれば本業のことを真剣に考えれば成果に繋がる可能性だってあるからだ。こういった葛藤についても今後発信していきたい。


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