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はじめまして、もちおです。

「同僚も頑張ってるんだから、毎日が苦しいけど頑張らなきゃ」
「会社の言うとおりにしていれば、なんとなく人生うまくいくかもしれない」
「出勤が辛いけど、会社を辞めると生きていけない」

そんなことを無意識のうちに考えたことはないですか?
まずはもちおの経歴に少しお付き合いください。

僕は6年ほど前に研修医になりました。
研修医の期間は2年間あって、その間にいろいろな診療科を経験します。
2年目の秋頃に診療科を決め、3年目からはその科に入局して専門医を目指します(基礎医学の研究に入ったり、美容医療へ行く人もいます)。

僕はリハビリテーション科を選びました。
「え?リハビリ科って医者がいるの?」と思われる方もいるかもしれませんが、お医者さんからも同じ反応をされることがあります(笑)

リハビリ科は簡単に言うと、「機能」を見る科です。
例えば、脳梗塞をされた方は脳神経内科・外科に入院して点滴や内服のお薬で治療されます。症状が落ち着いたら、
「今後も再発予防のためのお薬を飲み続けてくださいね」
というところでひと段落となります。

しかし、患者さんにしてみたら「右手が動かない」「左足が麻痺していて歩けない」など、実生活で困っている方は大勢います。
そこで僕たちはリハビリという治療を通して、字を書く「機能」、歩く「機能」を良くしていくんです。
他にも、飲み込む「機能」、おしっこをする「機能」など治療対象は多岐に渡り、その原因となる疾患も様々です。

僕はそういった「実際に患者さんが困っていることに寄り添いたい」気持ちからリハビリ科を選びました。

リハビリ科に入局して1年間は大学病院で臨床の力をつけました。
大学での仕事が1年になろうとしたある日、上司から、
「来年度から〇〇病院へ行ってくれないかな」
と言われました。
その病院は家族のいる自宅からちょうど100km離れたところにあり、到底通勤できる距離ではありませんでした。

でも僕は「上司に言われたから」、それを承諾しました。

そこから僕の毎日は一変します。
僻地での診療であったこともあり、日によっては日中の救急当番、そのまま当直、翌朝から救急当番と、連続で30時間の激務もありました。
土日は家族と過ごすために、金曜日の夜に3時間かけて帰り、週明け月曜日の朝4時から3時間かけて職場へ出勤していました(土日に当直がある日は帰れませんでした)。

そんな日が1ヶ月ほど続いて、ふと自分の中に疑問が湧いてきました。
「これは自分が望んでいる人生なのか」
「自分に取って仕事の優先順位が高すぎやしないか」
「自分の人生なのに他人に操られてはいないか」

それから僕は時間を見つけてたくさんの本を読み、ネットで情報収集を行いました。時には起業した医師にアポを取り、会社の会議に出席させてもらうなど、多方面から人生に必要な知識・行動を吸収しました。

自分にとって非常に辛い環境に置かれていたことは事実ですが、今ではその辛い経験が人生を180度変えてくれたと思っています。

稚拙な文章になると思いますが、人生の優先事項である時間やお金の使い方、幸せとは何か、資産運用など、皆さんと共有できればと思っています。

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