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宝くじが「愚か者に課せられた税金」と言われる理由

この記事の結論を最初に述べておきます。

1等賞金が当せんする確率は2000万分の1

還元率はルーレットやバカラ、競馬よりも低い

宝くじの購入は、お金持ちから遠ざかる

具体的な数字を交えながら詳しく説明していきます。

1等賞金が当せんする確率は2000万分の1

宝くじ公式サイトに載っている内容の一部を以下にまとめました。

・ジャンボ宝くじにはユニット制という仕組みがあり、賞金条件や発売額がユニット単位で決まる。

・「100000番」から「199999番」までの10万枚を1組としており、組の数によって1ユニットの枚数が決まる。

・「年末ジャンボ宝くじ」の場合、01組〜200組までの200組、つまり2000万枚を1ユニットとしている。

この1ユニットの中に1等賞金である7億円が1枚存在しているため、300円の宝くじを1枚購入した場合の1等当せん確率は2000万分の1ということになります

もし年末ジャンボを300万円分(1万枚)購入したとしても、99.9%以上の確率で外れることに...

還元率はルーレットやバカラ、競馬よりも低い

ギャンブルは詳しくないけど、ザッと調べた感じルーレットの還元率は94〜95%%、バカラは98〜99%、競馬は75%程度のようです

それに対して年末ジャンボの還元率は50%を下回ります

宝くじを購入することは、ギャンブルとしてもかなり割の合わない選択のようですね

宝くじの購入は、お金持ちから遠ざかる

確かにそのシステム上、宝くじは全員が損をするようにはできていません

ただよく考えなければいけないのは、果たして自分が確立的に勝者側に立てるのか、ということです(もし高額当選したとしても、不幸になる人も多いみたい)

再び宝くじの公式サイトを確認すると、宝くじを過去に一度でも購入したことのある購入経験者の割合は、令和4年で81.4%だそうです

消費税などの税負担が増えると国に苦言を呈する僕たちですが、その一方で8割以上の人が自らの意思で宝くじ売り場に並んで納税をしていることに違和感を覚えないでしょうか?

僕自身、夢を買いに宝くじを購入することを否定するつもりは全くありません

だけど、これまで述べてきた実態を知ってしまうと、宝くじが「愚か者に課せられた税金」と言われることを真っ向から否定はできないかもしれません

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