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仕事とは、成長を感じ、生涯の応援者を得られるもの

私たちがお客様とお話しすることで
その売り物が、
より価値ある特別なものになる

それは、車の点検や修理も同じ。

点検、修理をするのが
目的、ゴールではなく、

その先にある安全や安心、

快適で楽しい時間や、

より充実した生活を叶えて

その車によって笑顔になれること。


車は生活を豊かにするアイテムの一つだから。


だから、どんな点検や修理を
するか、したかの
手段や結果を伝えるのではなく、

そのことによって、お客様やそのご家族が

どんな状態になれるのかを伝えたい。

サービススタッフ(車の整備をするエンジニア)は、
受付したり説明をしたりするだけが
仕事ではなく、

やることがたくさんある。

効率を求められながらも、
CS(customer satisfaction)
CD(customer delight)を上げていく。

すごい仕事をしている。

車を直すのは当然で
お客様の心を治すのが仕事だから。

そういえば、
20年以上前、Hondaのディーラーへ
店舗実習に行った時、
外も中もボロボロの車を洗車しながらボヤいていたら、
担当のサービススタッフにすごく怒られた思い出がある。

「オマエは、この車の持ち主の顔を知っているのか?
なんでこんなに古い車をいまだに大切に乗っているのか
知っているのか!!」

「俺たちは、目の前の車を見て仕事をしているのではない!
この車を大切に乗られているお客様のことを思いながら
仕事をしているんだ!」

と、怒られた。

そのボロボロの車の持ち主は、
一人のご高齢の女性。
亡くなったご主人が大切にされていた車で
楽しいドライブの思い出がたくさん詰まった車だった。

それをサービススタッフから聞いて
自分の軽々しいボヤキと、何も考えず仕事をしていたこと、
そして、サービススタッフの仕事を理解していなかったことに、
恥ずかしくなったのを覚えている。

そんなサービススタッフは、
すごい心の熱い、優しい、真面目で素直な人たちが多いのだが、
人とのコミュニケーションはちょっぴり苦手
という人が多い。

そこも、何ともいえず、私は好きなところ^_^


一人のスタッフのプラスアルファの一言で、
リピート、紹介、増車、
生涯にわたってお付き合いできる

そんな関係性に育てられたら、
その職から離れても
お客様は応援してくれる存在になる。



一人ひとりのお客様と向き合って
何をする?
どんな一言を伝える?
目の前のお客様の心に響く言葉は何でしょう?


仕事は人を育てる。

店舗研修をやっていて
一番楽しいのは、
不器用ながら、みんな本気なこと。

難しいと悩みながらも、
一生懸命であること。

様々なことを抱えながらも
自分の仕事にプライドを持ち、
お客様の笑顔を見たいと心から思っている
スタッフと出逢えることが
楽しく充実した時間だと感じる。

そんな人くさいところも大好きだ!!

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