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はじめまして

自称農業家。小島信之といいます。農業を営んでいます。いまは神奈川県藤野町の自宅付近に1ヘクタールの畑、東京都西多摩郡日の出町に80アールの畑を管理しています。

農家、というと先祖代々受け継がれた土地で日々の生活の糧を得る、みたいなイメージがありそうな気がするけれど、私の場合は就農して以来、その時々、各地の畑で営農し、伝統的な農家さんと比べると土地に対する執着がかなり薄いと思います。
そういったわけで私は農家です!と胸を張っていうのは違うような感じがして、「ジプシー農家」や「農業家」などと自称させてもらっています。
農業者としては異色かもしれないけれど、食べることが好きで美味しいものを安心してたくさん食べられるといいなという気持ちはみんなと一緒です。

これまでのいきさつ。

大学卒業後、大手SIerに就職し、3年で退職。その後フリーランスのエンジニアを経て起業しました。当時は大手自動車メーカーのマーケティングサイトの運用コンサルや大規模オフショア開発のブリッジPMなどをよくやっていました。経済的には豊かだったし、難しいということもなかったのだけど、いろいろ限界を感じて全部やめて農業に転身しました。2009年頃の話です。

高名な有機農家の元での研修を経て山梨県北杜市にて就農。2010年に農業を開始しました。地産地消、産地直送、顔の見える関係といったところをテーマに産直の有機農産物の生産・販売で生計を立てていました。
そして2015年に両親の不調などもあり、北杜市から現在住んでいる神奈川県相模原市に転居。転居先で畑を借り、トラクターを運び、ビニールハウスもバラして運びました。これは実に大変だった。

現在はこういったことをしています。

農業ベンチャー企業の役員をしています。
日の出町の畑は法人名義で運営しています。ビジネスです。
細かく説明すると長くなるので別の機会とさせて頂きますが、生産者としての取引先だった東京の産直八百屋を運営する企業が農業参入するというので生産担当として事業の立ち上げから経営参画しています。

地元障害者福祉施設の理事をしています。
これもまた細かく説明すると長くなるので別の機会とさせて頂きますが、地元の福祉施設の理事をしています。事業への提案をさせてもらったり、意見を述べさせてもらっています。
基本的には週に1度、利用者さんと畑に行って麦を踏んだり梅をもいだり、みんなと楽しく過ごすことが一番のミッションです。

共同管理の畑の運営をしています。
地元の仲間と一緒に耕作放棄地を拓き、約50アールの畑で麦を栽培し、加工・販売をしています。共に楽しんで働き、仲間たちで作ったものをみんなで食べて、みんなでわけるということをテーマとした活動です。
農業においてもっとも価値のあることであるにも関わらず、悲しいかな最も収益性の低い活動です。

このような具合でいつも楽しくやらせてもらっています。
だれかと楽しいことを共有できたり、新しいなにかが生まれたらいいなと思ってはじめました。

はじめまして!


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