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サラリーマンと出世(島耕作にはなれなかった私)

こんにちは!

普通の30代会社員がお金の不安を解消する『大人のマネートレーニング』のまっしーです。

今回は今回は、「サラリーマンの出世」について、記事を書きました。

大手金融の出世事情なんて、あまり聞く機会もないかと思いますので、楽しく読んで頂けたら幸いです。ぜひ最後までお付き合いください☆

サラリーマンが社内で出世する方法は

その①:なぜ出世を目指すのか
その②:「評価」と「評判」について
その③:上司と部下どちらを大切にすべきか
その④:出世した先に何があるのか
その⑤:まとめ

その①:なぜ出世を目指すのか

私は、サラリーマンであれば、出世を目指すのは当たり前!

という教育のもと、つい最近まで、何も疑うことなく頑張って邁進してきました。

ただ、ここ1~2年で独立を意識するようになったことで、急に冷静になって、自分の社会人人生を振り替えるようになりました。

国内大手の金融機関で、10数年働いてきましたので、ぜひ皆さまの参考に。

さて、私が入社したばかりの頃、「新入社員諸君、君たちは社長を目指して頑張れ!」と、当時の役員?か部長?か偉い方に言われた憶えがあります。

その時、私も大学を卒業したばかりの純粋な青年でしたので、「ハイ!」と元気に返事していましたね 笑

そもそもサラリーマンは、なぜ出世を目指さなければならないのでしょうか?

一般的によく言われるのは、「給与を上げるため」であったり、「より大きな仕事を達成するため」ということでしょう。

私の場合は、もともと負けず嫌いな性格だったので、20代の頃は「同期入社より低い役職になるなんて嫌だ!」という気持ちで、

30代になってからは、「どうせ同じような仕事をするのであれば、給与は高いほうが良い」という金銭的なモチベーションで、頑張ってきました。


といっても、私の場合、入社して大体10年強(係長や課長代理クラス)までは、同期入社の間でも役職の差は出ず、横並びでしたから、頑張っても来年のボーナスが少し上がるというくらいでした。

ただ、その後は、課長へ昇進する人、何年か遅れて昇進する人、ずっと昇進出来ない人、に分かれていくので、横並びの時代にも頑張り続けておかないと、後々出世は出来ない訳です。

会社の立場からしても、出世を諦めてダラダラ仕事をされるよりも、出世を競ってガムシャラに働いてくれたほうが良いことは間違いありません。

ただ、ある程度年数が経つと、どんなに頑張っても自分は部長(課長)止まりだろうと、将来が何となく見えてきます。

一時期、本当に出世について悩み、漫画の「課長 島耕作」シリーズを読んで、サラリーマンの神髄を学ぼうと思いましたが、島耕作は異常に女性にモテて、凄く優秀で、ことごとくピンチをチャンスに変えていく男なので、あまり参考にはなりませんでした 笑

結局、出世というのは、私にとっては、給与を上げるための手段であり会社にとっては、社員を競わせ、ガムシャラに働かせるための洗脳とも解釈できます。

その②:「評価」と「評判」という考え方について

私が上司によく言われてきた言葉で「評価」と「評判」というものがあります。

「評価」とは呼んで字のごとく、仕事のパフォーマンスの事です。

営業であれば目に見える成績、事務であれば、捌く業務の量や質...といったもので、純粋に仕事が出来るか否かという話です。

要は数字に表れる定量的なものです。

ただ、どんなに仕事が出来ても、嫌われる人もいますよね?

上司からも煙たがられ、部下からも慕われない...という人です。

これでは出世は望めません。

「評判」は、上司や部下が自分のことを、どれだけ気に入ってくれているか、という事です。

人事権は、会社の人事部にあるかもしれませんが、あなたの採点をするのは、直属の上司、またはその上の上司です。

「評判」は数字には表れない定性的なものです。

評判を上げるためには、普段から、ひたむきに仕事に取り組む姿を見せることは勿論ですが、上司のツボを押さえることも重要です。

小まめにお礼を言ったり、自分から飲みに誘ったり、上司の好きなことに付き合ったり、先輩や上司の誕生日を覚えていてプレゼントをしたり(やり過ぎかもしれませんが)

私も昔は土日に、上司の趣味に付き合っていた時期もありました。

また、直属の上司ではなく、他部署の上司が褒めてくれると、さらに効果的です。色んな方面に、いつも愛想よく接する必要があります。

結局、超優秀な人間は黙っていても出世していきます。

私のような凡人の場合、同じ能力の人間が2人いて1人分しか出世の枠が無い時に、「あいつはいい奴ですよ!」という上司や第3者の意見が効いてくるのです。

ちなみに私の感覚でいうと、「評価」と評判はどちらも同じくらい重要で、年次が上になればなるほど、「評判」のウェイトが大きくなってくる気がします。

そして、自分を引っ張りあげてくれる上司がいて、その上司を更に引っ張り上げる上司がいれば、順調に出世していけます。

また、自分自身への反省も込めて言うと、会社の人事制度は複雑です(歴史の長い会社は特に)

職能等級など...色々な要素があります。

人事の規定は結構分かりづらく作成されていて、本当に出世をしようと思って、規定を本気で読み込む人にしか味方をしないようになっています。

知らないまま、ガムシャラに頑張っても勿体ないです

攻略法を知った上で、出世のゲームに臨む方がいいですよね?

また、表面上の役職が変わらなくても、給与が上がることもあります。

ご自身の会社の人事制度をきちんと理解されておくことをお勧めします。

その③:上司と部下どちらを大切にすべきか

「部下は上司の目標を達成するために頑張り、上司はその部下の努力に報いるために、昇格(昇給)させる」というのが私の理想論ですが、実際、会社の中はそうではありません。

そしてそれらは、上司側による責任も大きいと思います。口では良いことを言って、部下を上手に使って出世したら後の事は知らない、という自分の事しか考えない人は正直多いです。

それは自分と同じようなやり方で出世した上司に仕えてきたからだと思います。

私も単純なので、甘い言葉に引っ掛かったことは結構あります 笑

残念ながら、得てして、そういう人の方がある程度までは出世しますが、本当に最後まで出世するのは、人事異動で別れた後もずっと部下に好かれるような人だと思います。

上司からの「評判」を良くする事も大事ですが、出世には部下から好かれる事も超大事です。

1人の人間が出来る仕事なんて限られています。何か大きな仕事を成し遂げるためには、部下の協力は必要不可欠ですし、好きな上司のためなら、部下は能力以上のパフォーマンスを発揮してくれます。

ですので、上司は日ごろから部下に好かれる努力をしなければなりません。

上司には上から引き上げてもらい、部下からは下から押し上げてもらう

文字に起こすといやらしいですが、実際はそういう事なんです。 

ただ、サラリーマンである以上、社長にならない限り、いつまでも中間管理職です(社長になっても会長がいるかもしれません)ので、ずっとこういう状態が続くことになります。

あと、仕事の優先順位でも、取引先との社外対応だけでなく、報告など社内対応も疎かにすると上司の覚えも悪くなります。

その④:出世した先に何があるのか

私もまだ大して出世もしていないので、何とも言えませんが、出世すれば少なくとも社内では偉い人間と敬われ、下の人間も自分の言う事を素直に聞いてくれます。

給与も増えて生活レベルが上がり、仕事内容もより次元の高いものになります。

ただ、出世しても、必ずしも幸せになれるかは別問題です

会社内ではどれだけ偉く振舞えても、一歩外に出れば誰もその人の事なんか知りません。

また、(私の場合)どれだけ頑張っても給与が今の倍になることはないでしょう。

せいぜい今の1.5倍も行けば、もう御の字です。

ただ、出世のために払う犠牲も大きいと思います。

仕事や付き合いで、家族との時間も減り、健康を害す人も周囲に沢山います。

サラリーマンは体が資本ですから、どんなに優秀でも病気などで出世の道を断たれてしまった人を何人も見てきました。

一方で、大企業ですと、出世をあきらめて窓際族となり、日中、大した仕事をすることもなく、それなりの年収を得ている人達も一定います。

これはこれで如何なものかと思います。

結局、サラリーマンは使い捨ての歯車なんだと思い知りました。たとえ社長であっても、死んだら代わりがいて、何事も無かったように会社は動いていきます。

その⑤:まとめ

仕事は世の中に無数に存在しますが、自分の人生はオンリーワンです。

ありきたりな言葉ですが、「自分が好きな事を仕事にするのが一番幸せなんだな」...と最近つくづく思います。

長々と書きましたが、結論として、サラリーマンとして出世できるかどうかは、生来の性格に拠るところが大きいです。

向き不向きがあります。会社の型に合わせて自分の好き嫌いを無視して取り組める人は向いています。

ぜひ続けていった方が良いでしょう。

そして私はどうにも不向きな性格です(どうしても人の評判を気にするのが嫌で 笑)

ぜひご参考になったら幸いです。

今と将来を楽しくするために一緒に頑張りましょう!

最後までご拝読ありがとうございました。

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