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妄想:自動車販売員に転職

先日、会社の近くの国産車販売店で、販売員さんとお客さんが商談をしていた。
店の敷地内には、納品を待っている新しい車。
商談中のお客さんの車かどうかは分からないけれど、
「お客さんとコミュニケーションをとって、販売員が人と車をつないで、車がお客さんのもとへやって来る」
という一連の流れがイメージできて、なんだかいいな、と思った。

車を望む人と、望まれて人のもとへ来る車。
それをつなぐ販売員という仕事って素敵だな。

転職したいわけではないけれど、販売員の求人を検索してみる。
転職するつもりになってみる。

国産車の販売員か、海外車の販売員か。
めずらしい車を眺めることができる愉しみがありそうな、海外車の販売員がいい。

勤務地の希望は特にないので、いろいろな会社に応募することができそう。
『未経験者歓迎』の文字にわくわくする。

いくつかの求人情報を見たところ、給料は基本給プラスインセンティブ、ということらしい。年間休日は105~110日ほど。
販売だけが仕事ではなく、お客様のアフターフォローなども仕事、とのこと。
『直筆の手紙をつづる』という企業もあった。丁寧な仕事だ…

接客業なので、コミュニケーション力が重要らしい。
お客様が見えたら、ご挨拶して、お話を伺って、お客様のニーズに合った車を提案する。
車は大きい買い物だから、お客様が後悔しないようにお手伝いしたい。
最適な車を選んでいただき、お客様の人生をより豊かなものにしてほしい。
販売員は、お客様と車をつなぐ、夢のある仕事…

だがしかし、夢はすぐに醒める。
勤務時間が長めであることと、普通免許が必要(MTも持っていることが望ましい)であることがネック…
と、現実に立ち返ってしまった。

自分で夢を作り上げて、自分で夢を崩しておきながら、少しさみしい。

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