野平かな

高校生の時に見た出産をきっかけに“虐待を減らしたい”と思い助産師に。大学病院、病院、ク…

野平かな

高校生の時に見た出産をきっかけに“虐待を減らしたい”と思い助産師に。大学病院、病院、クリニックで妊娠期から産後1か月までの母児に関わり、300件以上の出産に立ち会う。 「妊娠中からの気持ちの準備で出産・育児がぐんと自分らしくなる」ことをお伝えしています。胎教アドバイザー。

最近の記事

衝撃的だった夫婦の末路

最後になりました。 きっかけとなった3人目の患者さんのお話をしていきます。 2人目の患者さんについてはこちら↓ https://note.com/welcome_birth/n/n5bba57fc7859 3人目の方は直接関わりがあったわけではなく、 聞いた話になります。 ある乳児の女の子が保護され、脱水のため入院していました。 その子のご家族のお話です。 その女の子は自宅の布団の上で、大号泣をしていました。 糞尿まみれのその姿に驚くとともに 部屋の扉のドアノブを使

    • 出産終わったから今までどおり はちょっと違う

      今回はきっかけとなった二人目の患者さん、Iさん(仮)。 一人目の患者さんについてはこちら↓ Iさんはもともと持病をもっていました。 てんかん発作です。 助産師として働き始めて数年目、 てんかんの治療をしながら妊娠・出産する方をみてきた私は Iさんにおいても注意をしながら関わっていました。 妊娠においても順調で 出産もスムーズ。 育児に関しても初めは不慣れさがみえましたが 手技も徐々に体得し退院の日の前日を迎えました。 わたしは退院に向けてのお話をする担当だったので

      • 妊娠することは人生のもう一つの道を歩くこと

        前回の記事の続きになります。 今回はきっかけとなった一人目のママをご紹介します。 「赤ちゃんかわいくない」 助産師として勤務をはじめて病棟勤務に慣れてきた頃入院していた ママの言葉でした。 初めてのお産を終え、2日目の赤ちゃんとの生活。 そんななかでママの口からポロっと出てきたその言葉は とても衝撃的で信じられませんでした。 10か月間、お腹の中で大切に育てて出産を乗り越えて。 誰もが幸せ絶頂な時期だと思い込んでいた私は、このママに対して悲しいというかかわい

        • ママとパパの妊娠中の準備は育自の準備になる。

          みなさま、はじめまして^^ 「妊娠中からの気持ちの準備で出産・育児がぐんと自分らしくなる」を お伝えしている 助産師の野平かなです。 現在はクリニックで出産・育児をするママのサポートをしています。 助産師として外来で妊婦さんとお話したり、母親・両親学級(現在はできていません)などでママやパパと関わることもあるのですが 限られた時間では最低限の情報をお伝えするので精一杯!というのが本音です。 けれど、ゆっくりお話していくことでみえてくるものがあったり、 ママやパパが話

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