ママとパパの妊娠中の準備は育自の準備になる。

みなさま、はじめまして^^

「妊娠中からの気持ちの準備で出産・育児がぐんと自分らしくなる」

お伝えしている 助産師の野平かなです。

現在はクリニックで出産・育児をするママのサポートをしています。

助産師として外来で妊婦さんとお話したり、母親・両親学級(現在はできていません)などでママやパパと関わることもあるのですが
限られた時間では最低限の情報をお伝えするので精一杯!というのが本音です。


けれど、ゆっくりお話していくことでみえてくるものがあったり、
ママやパパが話すことによって自分自身で気付いていなかったことに気づけたりするので
時間をとって話し合うことはおうちでもやっていただきたいなぁと思っています。
そして病院の外でもそういったお話ができる場、機会をつくれたらと考えています。


そしてさらに大切だと確信しているのが“ママ自身が自分と向き合う”ことです。

妊娠中や出産、育児のことについては様々なもので情報が得られると思います。
しかし、そのどれもが正しいとは限りません。
人ひとりひとりが異なるように、妊娠経過や出産、育児(赤ちゃん)もひとりひとり違います。

でもどうしても比較したくなる、人と違うとダメな感じがする。
そうすると不安が大きくなっていきます。
自分の身体に興味を持つことはとても素晴らしい!!!けれど
それが本当によくないことかどうかはかかりつけの医師やスタッフに確認するようにしていきましょう。


不安は少ないほうがいいはずです。

また、出産や育児などこれから迎える時期についての情報については
良い・悪いで判断されたり、得られる情報によって大きく変わってくると思います。

授乳ひとつとっても色々なやり方があって、一概に良い・悪いは言えません。
時期やお胸の状態、赤ちゃんの状態によって違うからです。

こういったことを知ってるかどうかでもママの気持ちは変わりますし、
なにより授乳をどのようにしていきたいのか、という自分の気持ちを考えておく必要もあります。


ママ自身が自分の身体と向き合うことで
自分の身体の変化や状態を感じやすくなり、

ママ自身が自分の気持ちと向き合うことで
自分の目的にむかって自分のやり方をとれるようになる。


そしたら自分と赤ちゃんらしい生き方ができるのです。
ほかの誰でもない、あなたとあなたの赤ちゃんの人生です。


加えてお話しておくと、これらのことはパパ自身にも言えることです。
身体の変化を感じたり、出産したり、直接授乳ができるのはママかもしれないけれど
赤ちゃんはパパとママの赤ちゃんです。ママの赤ちゃんではありません。

赤ちゃんがどのように大きくなって、赤ちゃんが何を食べて
どのような生活をしていくのか、はパパにも考えられます。

ママもパパもそれぞれに考えがあると思いますので
妊娠中からコミュニケーションをとって
お互いが納得できる方法で赤ちゃんとの接し方などをイメージしておくといいかもしれません。


さて、ここまで妊娠中の準備が必要だということをお伝えしてきましたが
こう思うようになったいきさつをお話ししようと思います。

わたしの助産師人生のなかで強く印象に残っている患者さんが3人いらっしゃいます。

次回からその方々のお話をしていきます。

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