うぇるちサムネ

アバターのままお仕事を受けてみた

こんにちは。
バーチャル美少女フリーランスエンジニアの「うぇるち」です。

この度、バーチャルなまま働ける社会を実現させたい人たちが集まるコミュニティ「VNOS」を通じ、中の人でなく「うぇるち」としてお仕事を受けてみました。

作ったのは「2DR」という、スマホでLive2Dアバターが使えるアプリです。
現状スマホで自由にLive2Dアバターが使えるアプリは唯一だと思うので、よかったら使ってみてください。(※ 2019/10/09現在iOS/Android両対応してます)

バーチャルなまま働くって?

さて、バーチャルなまま働く、と言われてもほとんどの人は頭に?が浮かぶのではないでしょうか。
「そもそもバーチャルで働くとは?」
「クラウドソーシングと何が違うの?」
これらに答えつつ、説明をしてみます。

そもそもバーチャルで働くとは?

明確な定義が存在するわけではないですが、個人的に次のように解釈しています。

バーチャルで働く = HNなどインターネット上の名義(自分)で働く

今回のケースだと、クライアントさんから見て、私が中の人でなく「うぇるち」として働いているように見えています。
あくまでインタフェース(名義とアイコン)が「うぇるち」になるだけで、あとは普通にリモートワークするのと何も変わりません。

クラウドソーシングと何が違うの?

まず、クラウドソーシング(※1)と比較して、個人宛で仕事を受けるイメージが近いです。
フリーランスが別名義で、エージェント経由で仕事を受けるスタイルに近いと思います。

別名義で仕事を受けるため、コミュニティ「VNOS」発起人「a2see」さんが経営してる、「株式会社ブイノス」を通じて仕事を受けます。
(※ 非常にややこしいですが「VNOS」と表記した場合はコミュニティを指し、「株式会社ブイノス」と表記した場合は法人を指すとします) 

普通のエージェントさんと違うのは、「株式会社ブイノス」が作業をサポートしてくれる点です。(株式会社ブイノスはシステム開発会社)
「2DR」でもユーザフォーラム(Discourse)・プロジェクト管理ツール(Redmine)は株式会社ブイノスが運用してくれています。

バーチャルで働く方法

さて、バーチャルで働く上で、まずぶち当たるのが、本名(+印鑑)がないと契約ができない点です。
なので、バーチャルで働く上で次のように契約します。(以下は今回の例)

1. クライアントさん(ピクスさん)がうぇるちに仕事を任せてくれることになる
2. ピクスさんが「株式会社ブイノス」へ仕事を依頼する
3. 以降「中の人」が「うぇるち」名義で仕事できるよう契約(基本契約や機密保持契約など)を結ぶ
4. 「株式会社ブイノス」が「うぇるち」へ仕事を依頼する

こうすることで、以降は「うぇるち」名義で働けるようになります。
あと、クライアントさん的には法人に依頼しているので、ある程度保証が効いて安心と感じるようです。

バーチャルで働いてみた感想

とりあえず、今年6月〜10月まで5ヶ月ほどバーチャル名義で仕事をして、特に大きな問題も発生せずに進んでいます。
人数が増えると変わってくるかもしれませんが、少人数で開発する上では殆ど問題がなく感じます。(私以外にも作業している方は居ます)

基本的には上述したように、普通にリモートワークするのと変わりません。
なので、特に詳細を記しませんが、
・ レスポンスはこまめに返す
・ 進捗をこまめに共有する (TestFlight等実機で確認してもらう)
など、現場に居ない分、クライアントさんを不安にさせない工夫が大事なのかなと思います。

おわりに

※ 2020/04/13(月) 追記

昨今のリモートワーク推奨の流れもあり、リモートに知見のある開発会社をお探しの方も多いかと思います。
もし、「リモートワーク可」「バーチャル人材にお仕事を任せても良い」企業様がいたら、お気軽にご相談いただけますと嬉しいです!

ご相談窓口 :  a2see@vnos.dev


※1.  インターネット上で不特定多数の人材に対して業務内容と報酬を提示し、仕事を発注する手法 (コトバンク デジタル大辞泉より)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?