院生活を語る上で、研究室の話は欠かせない事だと思います。
研究室がブラックだと、院生活・人生に多大な影響を及ぼすので、進学を考えている方には是非とも読んでほしい記事です。
外部からでも確認できるブラック研究室の特徴は、割とはっきりしているのでその特徴をお伝えします。
初めに
ブラック研究室などを耳にしますが、そもそもブラック研究室の定義とは何でしょうか?
「やばい」としか表現できない人が多いのではないでしょうか?
我々の周囲にも質問をしてみましたが、明確に説明できる院生は少なかったので、ブラック研究室はどういった所なのかを説明していきたいと思います。
Quoraから典型的な事例を抜粋してみました。
上記内容を読んでみて、どの辺りが本当に「やばい」「ブラック臭」がすると思いましたか?
第一に、学生自身が何のために何をしているのかをまったく把握できていない事です。
第二に、指導教員が学生の研究を進めるために、何を知っていて、何を知らないかをまったく把握できていないことです。その証拠に叱ってばかりいて、学生個々の研究を進めるためにその勉強会が何故必要であるかさえも、ちゃんと説明できていません。
第一が「やばい」理由は、このままだと時間が10年あっても論文を執筆できないからです。
第二が「本当にやばい」理由は、第一で説明した状態の学生を無数に量産してしまうからです。
他のケースも見てみましょう。
上記二つのケースを踏まえると、ブラック研究室とは学生自らが何のために何をしているのかを把握できないまま、成長はおろか、精神的に疲弊するしかない研究室と定義できると思います。
加えて、アカハラが蔓延している研究室も上記定義に当てはまると思います。指導教員がサイコ系の指導教員でない限り、学生自身の個性や学生の行っている(行おうとしている)研究を正確に把握している場合、アカハラを行う必要性は非常に低くなるからです。
ブラック研究室の定義を逆さに取ると、
「学生自らが何のために何をしているのか把握できている(成長を自ら実感している)研究室」を探すことができます。
成長を実感できている院生の存在そのものが、指導教員の指導・支援を意味していると言っても寡言ではないです。
今回はブラック研究室の定義についてのお話をしました。
次回は実際にブラック研究室を見分ける術を皆さんにご紹介していきます。