どーもー!
週間ベストポストのタケです。
今回は着物を販売している企業を見ていければと思います。
着物といえば祭りや式典等のハレの日に着るということが定着しつつありますが、七五三や成人式、結婚式等で着る、とは言っても少子化が進んでいる昨今の日本で着物を販売し続けるためにはどんなことをやっているのかってところを見ていければと思います。
着物の業界規模
やはり2020年は「自粛」というところが影響してかお祭や式典等が行われることが少なかったからか業界全体の売り上げが減少しております。
着物の有名企業
この中でも株式会社一蔵さんが和服事業の方で面白いことをやられていたので取り上げさせていただきます。
株式会社一蔵
生産者側だけが不利になるような呉服業界の仕入れの仕組みから、生産者側も勝たせる仕組みを構築し、三方良しのビジネスモデルを組んでいるようです。
2023年度3月期に関しては和服事業では148億の売り上げ。
販売が一番多いですが、写真売上というところが多いのが気になりますね。
どのサービスが「写真売上」となっているかはわかりませんでしたが、
(トップメッセージの方では「自社スタジオでの成人式前撮り写真撮影」、「料理、装花、ヘアメイク、写真撮影等の企画・開発などのサービス」とあります。)
生産者側との良好な関係性を構築しながら、生産者側に「現在の着物に対するニーズ」を伝えていき、古臭くならない商品を作りあげて行きながら、受注生産も年々増加しております。
また小売市場規模と、振袖のターゲットとなる新成人の女性の人口は右肩下がりになっているのですが、一蔵の和装事業の売上は右肩上がりになっているのは、生産者側との良好な関係性を汲みながら、マーケットのニーズをきちんと取り込んだ商品を生み出し続けるモデルが組まれているのがこの結果を産んでいるのかもしれません。
また和装をする人の裾野を広げる施策も教えて・魅せることを行いながら、和服への注目をあげて、和服の楽しみ方を広げております。
というような形で今回は着物を扱っている日本を代表する企業を取り上げてみました!和服って日本人の心の真ん中にありながら、実際身につけて見ようとすると少しハードルの高いもの、というような立ち位置にあったりもするので、そのハードルをどれだけ下げられるか、和服ってかっこいいと思わせられるかというのが日本の伝統を絶やさないようにするためにもカギとなってくるのかなと思いました。
それではまたー!