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着物の企業たち

どーもー!
週間ベストポストのタケです。

今回は着物を販売している企業を見ていければと思います。
着物といえば祭りや式典等のハレの日に着るということが定着しつつありますが、七五三や成人式、結婚式等で着る、とは言っても少子化が進んでいる昨今の日本で着物を販売し続けるためにはどんなことをやっているのかってところを見ていければと思います。


着物の業界規模

着物業界の動向や現状、ランキングなど

やはり2020年は「自粛」というところが影響してかお祭や式典等が行われることが少なかったからか業界全体の売り上げが減少しております。

着物の有名企業

着物業界の動向や現状、ランキングなど

着物業界の最新の売上規模に関する情報を以下にまとめました:
業界規模: 0.06兆円
成長率: 0.2%
利益率: -7.1%
平均年収: 442万円


2021年の着物業界の売上トップ5は以下の通りです:
ベルーナ: 239億円
一蔵: 143億円
ヤマノHD: 97億円
YU-WA Creation Holdings: 82億円
日本和装HD: 50億円

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着物業界の売上トップ3社に関する情報を以下にまとめました。

1. ベルーナ
- 売上高: 239億円
- 特徴: 通販大手のベルーナは、呉服関連事業として和装関連商品の販売を手掛けています。さが美や、卒業式袴等衣装レンタルのマイムなどのブランドを展開しており、和装関連の商品やサービスが豊富です。

2. 一蔵
- 売上高: 143億円
- 特徴: 一蔵は主に若年層を中心とした着物の販売やレンタルを手掛けています。若年層への知名度向上を目指し、webコミュニティサイトやインフルエンサーを活用したSNSマーケティングなどの取り組みを行っています。また、SPAを手掛けることで、若年層でも手の届きやすい価格帯を実現しており、受注実績は増加しています。

3. ヤマノHD
- 売上高: 97億円
- 特徴: ヤマノHDは和装や和装宝飾の販売などを手掛けています。和装の伝統的な要素を取り入れつつ、現代のニーズに合わせた商品展開を行っています。

これらの企業は、2021年には前年を上回る売上を記録しており、新型コロナウイルスの影響が緩和されたことが背景にあります。しかし、全体として着物業界は厳しい状況にあり、各社はオンライン販売やwebチャネルの強化などの対策を打ち出しています。

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この中でも株式会社一蔵さんが和服事業の方で面白いことをやられていたので取り上げさせていただきます。

株式会社一蔵


トップメッセージ

社名は明治維新の立役者、大久保利通公の青年時代の名「大久保一蔵(いちぞう)」にちなむものです。

清廉潔白、私欲はなく、熱き志と類まれなる知性によって、近代日本の礎となる改革を次々と行った大久保一蔵のような「維新の人」であり続けたい。社名には、そんな想いが込められています。

一蔵の歴史、それはまさに「維新」の歴史です。

1991年の創業当時、呉服業界では在庫商品を小売店が製造元に返品するという商習慣が一般的でした。

しかし私たちは、現金買取という画期的な仕入制度を導入し、リーズナブルな価格でお客様に商品を提供し始めたのです。

また、市場の情報を製造元へダイレクトに提供し、それまで伝統的な色彩や柄にこだわり続けてきた製造元と、ときに激しく議論を交わしながらお客様のニーズに耳を傾けたきものづくりを目指していったのです。

こうして育てた事業が、弊社のビジネスの核となる「和装事業」と発展しました。

現在弊社の和装事業では、振袖の販売・レンタル、自社スタジオでの成人式前撮り写真撮影、成人式当日着付サービス等を展開し更にインターネットで産地直送の着物が購入できるサービスも展開しております。

今後もインターネットを活用した新たなサービスが提供できるよう挑戦してまいります。

ウエディング事業では、特別な日を過ごす相応しい世界観を作り、お客様皆様が楽しめるひと時を提供すべく、実存した建築や技法をモチーフにした施設設計を心がけております。

また、料理、装花、ヘアメイク、写真撮影等の企画・開発などのサービスは弊社スタッフが対応しており、新郎新婦のご要望が実現できるよう努めております。

更に進化したおもてなしとウエディングスタイルのあり方を求め、市場のニーズを冷静に読み取り、過去の成功にとらわれることなく、変化を恐れず、ときに大胆に新たな価値を創造する。

それが弊社の変わらない企業姿勢です。

トップメッセージ


特徴と強み

生産者側だけが不利になるような呉服業界の仕入れの仕組みから、生産者側も勝たせる仕組みを構築し、三方良しのビジネスモデルを組んでいるようです。


株式会社一蔵- 2023年度3月期決算説明資料

株式会社一蔵- 2023年度3月期決算説明資料

2023年度3月期に関しては和服事業では148億の売り上げ。
販売が一番多いですが、写真売上というところが多いのが気になりますね。

株式会社一蔵
株式会社一蔵

どのサービスが「写真売上」となっているかはわかりませんでしたが、
(トップメッセージの方では「自社スタジオでの成人式前撮り写真撮影」、「料理、装花、ヘアメイク、写真撮影等の企画・開発などのサービス」とあります。)


株式会社一蔵- 2023年度3月期決算説明資料
株式会社一蔵- 2023年度3月期決算説明資料

生産者側との良好な関係性を構築しながら、生産者側に「現在の着物に対するニーズ」を伝えていき、古臭くならない商品を作りあげて行きながら、受注生産も年々増加しております。


株式会社一蔵- 2023年度3月期決算説明資料

また小売市場規模と、振袖のターゲットとなる新成人の女性の人口は右肩下がりになっているのですが、一蔵の和装事業の売上は右肩上がりになっているのは、生産者側との良好な関係性を汲みながら、マーケットのニーズをきちんと取り込んだ商品を生み出し続けるモデルが組まれているのがこの結果を産んでいるのかもしれません。


株式会社一蔵- 2023年度3月期決算説明資料
株式会社一蔵- 2023年度3月期決算説明資料
株式会社一蔵- 2023年度3月期決算説明資料
株式会社一蔵- 2023年度3月期決算説明資料

また和装をする人の裾野を広げる施策も教えて・魅せることを行いながら、和服への注目をあげて、和服の楽しみ方を広げております。


というような形で今回は着物を扱っている日本を代表する企業を取り上げてみました!和服って日本人の心の真ん中にありながら、実際身につけて見ようとすると少しハードルの高いもの、というような立ち位置にあったりもするので、そのハードルをどれだけ下げられるか、和服ってかっこいいと思わせられるかというのが日本の伝統を絶やさないようにするためにもカギとなってくるのかなと思いました。

それではまたー!


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