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子どもたちから教えてもらうこと~支援の現場から~

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ウィーズ羽賀が日々の支援から、子どもの視点に立つための重要なポイントを捉え、記録していきます。
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支援の現場から②「面会交流」、「面会交流支援」とはなに?

こんにちは。支援の現場からということで記事を一つ書きましたが、ウィーズが行っている活動内容を具体的にご説明しておりませんでしたので、今日は「面会交流支援」について説明したいと思います。 まず「面会交流」についてですが、聞きなれない方も多いかと思います。面会交流とは離婚や別居後に子どもと離れて暮らすことになった親(以下別居親とします)と子どもが会って交流することを指します。 「養育費」というと知っている方も多いと思いますし、どんなものか想像することは難しくないですよね。そし

支援の現場から①子どもが親を「嫌い」と言うとき

今回から支援現場のお話を書いていこうと思います。 個人情報の問題がありますので、少々内容が事実と異なることもありますが、できるだけ事実にそってお伝えしていきたいと思います。 2年ほど前になりますが、あるシングルマザーの支援を主に行っている方々と勉強会を行う機会がありました。シングルマザーの支援をされている方々(以下支援者とします)は10人ほど、ウィーズからは光本と私の2人、ほかに法曹関係者の方が2人参加しておりました。 ※イメージ図 (注)実際は大人です。 勉強会の終

全くの畑違いのところから子ども視点に立つまで

「親の離婚・再婚のはざまにいる子どもたちのために自分のできることをやってみたい」と決意したのは2015年11月、当時入院していた病院でのことでした。その3か月後に18年以上務めた職場を退職し「NPO法人ウィーズ」を立ち上げました。 みなさん初めまして。NPO法人ウィーズ理事の羽賀晃と申します。離婚・再婚歴アリの49歳、男性です。よろしくお願いいたします。 理事長の光本とは前述の職場で知り合いました。 光本はもともと別のNPOの理事としてすでに長く活動していましたので、職