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リヤカー屋台のメリット・デメリット

こんにちは。

今回も、リヤカー屋台についてお話ししようと思います。


今回のテーマは、リヤカー屋台のメリット・デメリットです。


結論から言いますと、

メリットは、

①小さく始められる、②お客様との距離間が近い、③固定費がほぼ掛からない

デメリットは、

①用意と片付けに時間がかかる、②出店料がかかる、③悪天候だとできない

です。


メリット①小さく始められる

多くの方は、お金が貯まってからお店をやろうと考える方が多いのではないでしょうか?

実際の店舗の人たちは、銀行や政策金融機関さんから借入れをして始める方が多いです。(僕の場合は500万円)

ぼくは、店舗を構える場合の1割程の自己資金でリヤカー屋台を始めました。

小さな始まりであれば、何かあった場合に露頭に迷うようなことはないです。

失敗ってとても大切で、若いうちは特にできるだけ小さな失敗をする為に挑戦するぐらいの気持ちで、他の人がやらない特別な体験をしていってほしいなと思います。それが逆境を乗り越える力になるはずです。


メリット②お客様との距離間が近い

リヤカー屋台をしていると、カフェとは違って座ったり、読書をして時間を費やしたりする事ができません。お客様が手持ち無沙汰で立ったままになってしまいます。

そのため、たわいもないお話から、普段飲むコーヒーのお話や注文されたコーヒーの特徴の説明を1対1ですることができます。

お客様との深い信頼関係を築いていくことができます。


メリット③固定費がほぼ掛からない

店舗の毎月固定費は、家賃・駐車場代・水道光熱費などかかります(僕の場合は約40万円)

出店の場合、一般的には出店料として売上の20%を出店先へ支払うことが多いです。(場所によってはとらない場所もあります)

カフェ経営は利益率があまり高くない商売です。固定費や仕入費、手元にくるお金は売上の20〜30%程度です。そこから人を雇うのであればさらに分配しなければなりません。

そういった事実もあり、カフェをやりたい。お店を持ちたい!という方にはいかにお金をかけずスモールスタートができるかを意識していただきたいです。失敗してもリスタートしたらいいのですから。


続きまして、デメリットについてお話しします。


デメリット①用意と片付けに時間がかかる

店舗と違い、毎度のごと設備、材料、看板だったり全て用意する必要があります。用意に早くて1時間は見て、移動時間があればその分プラスにかかります。出店先へ予め準備をさせて頂いても、移動販売車とも違いセッティングに時間がかかってしまいます。

片付けの際も、同じく1時間はかかります。コーヒー器具や効率よく作業するために展開した設備。そこからまた移動時間がかかります。考えるだけでめんどくさいですよね。

でも、だからこそやる価値があります。

他の人がやっている事をやっていても意味がありません。めんどくさいからこそ強豪が少ないとも言えます。いくつもあるお店の中からわざわざ行きたいと思って頂けるお店にしなければ、店舗を構えても同じです。


デメリット②出店料がかかる

メリット③固定費がほぼかからない と記載しましたが、基本的にはイベントの出店代は売上の20%が主流です。

この数字を高いとみるか安いとみるかです。(イベントによっては別途出店費がかかります。)

一般的に店舗を持つと売上に対して、家賃10%、水道光熱費5%前後を見ます。これだけ見れば店舗とあまり変わらない?と思うかもしれません。

しかし、出店するために必要なガスボンベ代、市販水代、氷代..etc。露店商売ならではの費用がかかってきます。

僕の場合は、リヤカー屋台をメインではなく副業で小さく始めていたことから、売上が仕入れ費と同じでも、自分を知って頂く事、どんなコーヒーの需要があるのか、時間帯は何時が多いのか知ることが目的だった為、続けることができました。

これから行動したい!と思われている方はどうでしょうか?

ちなみに、公園や道路などの公共の場では、警察への届け出だったり、街によっては暴力団の方に目をつけられる場合もあるようです。

僕は好きなお店の軒先で出店させて頂き、自分の店のイメージも意識していました。


デメリット③悪天候だとできない

雨の中出店する事は厳しいです。リヤカー屋台だけでなく露店商売すべてにいえます。雨でなくても風が強い時は涙が出てきます。コーヒーフィルターや紙コップたちが儚く舞っていきます。

野外出店であれば、中止になることもあります。

テントをつけることもできますが、お客様自体の行動にかなり抑制が生まれてしまいます。目の前にお客様がいなければ成り立たない商売ですので、かなり厳しい状況になることが考えられます。

潔く諦めるか、店内の一部を利用させて頂けるか。など試行錯誤が必要ですね。



今回は、リヤカー屋台のメリット・デメリットについてお話しさせて頂きましたがいかがだったでしょうか。



改めてまとめさせて頂きますと、リヤカー屋台のメリット・デメリット

メリット

①小さく始められる

店舗を構える場合の1割程の自己資金でリヤカー屋台は始められる。小さな始まりであれば、何かあった場合に露頭に迷うようなことはないです。

②お客様との距離間が近い、

目の前のお客様と対面で1対1で会話をできる事で、深い信頼関係を築いていくことができます。

③固定費がほぼ掛からない

店舗の場合は毎月固定費がかかるが、リヤカー屋台であればその時の出店料だけで良い。(出店料かからない場合もある)


デメリット

①用意と片付けに時間がかかる

店舗や移動販売車と違い、かなり時間がかかってしまう。めんどくさいからこそ強豪が少ないとも言える。いくつもあるお店の中からわざわざ行きたいと思って頂けるお店にしなければ、店舗を構えても同じです。

②出店料がかかる

基本は出店費は売上20%(プラス別途出店代かかることもある)公園や道路などの公共の場では、警察への届け出だったり、街によっては暴力団の方に目をつけられる場合もある。

③悪天候だとできない

露店商売は雨天時の出店は厳しい。雨でなくても風が強い場合は苦戦する。潔く諦めるか、店内の一部を利用させて頂けるか。など試行錯誤が必要です。


小さな失敗は成長へ繋げることができます。今回は、お店にもあります「男子、カフェを仕事にしました」をリンク欄に載せさせて頂きます。

12人のカフェを始めた男子の、開業話、経営の考え方、様々な営業スタイルを拝見ことができます。


こちらも店舗に置いていますが、移動販売を始めようとしたときに読んだ本です。リヤカーコーヒーをやられている方もいますし、必要な資格だったり設備も図解などで確認することができます。

上記Amazonリンクはアソシエイトリンクを使用しています。


改めまして、ここまで読んで頂きありがとうございました。

このnoteでは、僕のお店のことや、よく頂くご質問や店長経験の際に教わったこと、スタッフに伝えたい思いを書いていこうと思います。

粗末な文書ですが、ありがとうございました。

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