『プラスチック・フリー生活 今すぐできる小さな革命』を読んで

プラスチックに梱包された野菜や調味料を使って料理をして、残り物はプラスチックの容器に入れて保存する。プラスチック容器に入っている洗剤を使って洗濯し、プラスチックの歯ブラシで歯を磨き、プラスチックボトルに入ったシャンプーで髪を洗う。こどもはプラスチックのおもちゃで遊ぶし、仕事につかうパソコンもキーボードもプラスチック。ああ、プラスチック。安くて軽くてなんて便利なんだろう。プラスチックなくして私の生活は成り立たない、と思っていました。

この本では、プラスチックがいかに人体や地球環境に悪影響を及ぼすか、とても分かりやすく解説されています。

はいはい、プラスチックですね。よくないですよね。もう耳にタコ。耳にオクトパス。

読み始めは半信半疑だったけど、こんまりさんの断捨離にハマったとき、「部屋をきれいに保ちたい」「余計なものはもちたくない」と思ったように(維持できているかは別として…)、自分から「プラスチックなくしたい!」と思えるような内容でした。使い捨ての物に頼るのではなくて、自分が好きなものを長く大事にするという共通点が、私にはバシっとはまったのです。

意識を持つことが、まず変化の第一歩。

「どうすれば問題は解決するだろう?じつは方法は無限にある。限界を作るものがあるとすれば自分たちの創造力と、変化への意欲だけ」

「めざすゴールは罪悪感ではない。ささやかなステップはいつか必ず大きな意義あるゴールにつながるはずだ」

※『プラスチック・フリー生活 今すぐできる小さな革命』

シャンタル・ブラモンドン、ジェイ・シンハ 共著

服部雄一郎 訳

2019年NHK出版より

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