ぴろwedding

2019.8にイタリアのアルベロベッロで結婚式を挙げました。 誰にも真似できない、自分…

ぴろwedding

2019.8にイタリアのアルベロベッロで結婚式を挙げました。 誰にも真似できない、自分たちらしい結婚式。 前撮りや後撮りだけでなく、海外で自分の手づくりの結婚式を挙げることができたので、そのときのことを連載小説風に記していきます。Instagram: @weddingpiro

最近の記事

ウェディングドレス選びは母と一緒に

結婚式の思い出作りは、準備から既に始まっている。とわたしは思う。 世の花嫁さんたちは、ウェディングドレスを誰と選びに行くのだろう。 夫か、自分の親か、友人か。もしかしたらみんなにサプライズのために、ひとりで行く人もいるかもしれない。 わたしの場合、そのドレス選びの強力なパートナーとして選んだのは母だった。 今回の結婚式のミッションは「母を喜ばせること」。母は幼い頃からわたしを見てきて、わたしの好みや外見で悩んでいることを熟知している。いつもわたしのファッションを褒めてくれ

    • 地元の人にも祝福される結婚式を

      「アルベロベッロのプランはありますか?」 海外挙式の場所を決めるために来た手配会社で、なぜか口に出ていたこの地の名前。旅行好きのわたしは、いろいろな行きたいところの情報をわりと良くキャッチする。アルベロベッロもそのうちのひとつ。三角屋根のこびとのおうちのような建物がぽこぽこと建ち並ぶ、おとぎばなしの世界のような場所だ。この場所にくるまで忘れていたくらいだから、このときは本当に頭の片隅にあっただけの地名だった。 「ございますよ。アルベロベッロでしたら、他の場所よりも少しリー

      • 運命の場所

        「きょうは〜クリスマス♪」 夫婦で愉快に合唱しながら迎えた、クリスマスイブの朝。 わたしはクリスマスが1年でいちばん好きだ。白い息を吐きながら求めるぬくもり。誰かのサンタクロースになろうとプレゼントを買いに走る、踊るような足どり。ちょっと背伸びしたおしゃれ。ひんやりした空気の中に輝くイルミネーション。 そんな浮き足立った街の中、わたしたち夫婦は海外挙式の手配会社に向かっていた。海外挙式のことを、場所や時期など具体的に決めていくためだ。 いろいろと資料請求をしてみたが、

        • 母の望み

          ひんやりとした空気の中を、街のきらめきや浮足だった足音が響き出す頃。大学のキャンパスに凛と立つクリスマスツリーを横目に、実家へ戻る。 「おかえり〜。なんだか久しぶりな気がするね☆」 マンションで一人待つ、いつもの母の高い声。なぜ語尾に☆をつけたかって、なんだかいろいろとラブリーな母なのだ。しゃべり方も、☆や♡をつけたような感じ。今は使っている人はほとんどいないであろうデコメールを愛用し、ちょっと前の女子高生みたいな顔文字を使う。部屋の中は、エッフェル塔などパリの雰囲気で溢

        ウェディングドレス選びは母と一緒に

          結婚式を挙げる国探し

          要点をまとめて論理的に書くのが苦手だと言うことがわかったので、これからは雑誌の連載小説みたいなイメージで書いていくことにする。 「結婚式、どの国で挙げようか」「海の見える場所が良いな」 結婚式に反対していたはずの夫が、案外乗り気だ。わたしがいくつか取り寄せた海外挙式のパンフレットを見たり、ネットで海の見える島などを検索している。結婚式には家族だけしか呼ばないと決めたからか、気楽なのかもしれない。ちょっと特別な旅行気分で、更に親孝行もできるのが嬉しいのだろう。 「パラオと

          結婚式を挙げる国探し

          結婚式を挙げたい妻と挙げたくない夫

          今日は夫婦ふたりの結婚式に対する当初の考えについて。 今は夫婦で振り返っても、結婚式を挙げて良かったと思えているけど、そんな夫はアンチ?結婚式派だったので、結婚式を迷っている人や、夫婦どちらかが結婚式を挙げたくないと思っている人の参考になれば嬉しい。 結婚式を挙げたい妻(わたし)👰🏻‍♀️結婚式への思い:母を喜ばせたい わたしは大学のときから結婚式には強い憧れがあり、結婚しなくても結婚式挙げたい、お色直し5回くらいしたいとふざけたことを言っていた。(それってただのファッ

          結婚式を挙げたい妻と挙げたくない夫

          海外でオリジナルの手作り結婚式を挙げた話

          わたしは去年、日本人で初めて南イタリアのアルベロベッロという街で結婚式を挙げた。 今は、新型コロナウイルスの影響で、かなりたくさんの方が海外に行けず、結婚式を挙げるのも難しくなっている。 そんなときに、今は実現できないであろう結婚式のことを書くかどうか迷ったし、不謹慎だと言われるかもしれないけれど、 いつかまたみんなで笑って、一緒にごはんを食べ、乾杯し、抱き合い、祝福できる日が来ることを祈って、その未来に希望を託して、これからここに記すことにする。 なんで文章として残

          海外でオリジナルの手作り結婚式を挙げた話