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イベント「enjoy!インハウス」のつくり方

こんにちは。
ウエディングパークの「ン」。note編集部のあっこ(@akk_szz)です。

カンファレンスやイベントに参加しながら、いつか自分もイベントを作りたいな、と思っている方、イベントやmeet upの開催ってどうなの?と思っている方、いませんか?

今回はそんな方々に向けて、今年からスタートしたイベント「enjoy!インハウス」をもとに、イベント開催の「基本のき」をまとめてみました。これからイベントの開催を考える方にとって少しでもお手伝いになれば幸いです。

プロローグ

「enjoy!インハウス」とは
“インハウス”ってこんなところがおもしろい
“インハウス”ってこんなところが大変。こんな時どうしてる?
そんな、“インハウス”ならでの面白さや難しさを、ライトに語り合えるコミュニティを目指して始めたイベントです。

#enjoyインハウス

enjoy!インハウス開催のきっかけは、クリエイターチームの掲げる「No.1 BRIDAL TECH TEAM By→20」(2020年までにブライダル業界No.1の技術者集団になる)というスローガン。
情報がTwitterやnote、Qiita、NewsPicksなど個人から発信される今、「No.1」と認められるには、サービスというアウトプットだけではなく、個人や組織の発信というアウトプットも強めていく必要がありました。
また、採用の側面ではリファラル採用を進めていく中で、リアルなウエディングパークを知ってもらう場を作りたいと考えていました。
イベントなら、メンバーから一番リアルな情報をアウトプットでき、「ホーム」な会場での登壇が社外へのアウトプットの第一歩になる。そして、当社の特徴であるカルチャ―が最大限に伝えられる。

そこで、“イベントを定期的に開催してみよう。”となったのです。

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1)イベントの概要を決める

はじめに、イベントの目的やゴール・集客のターゲットを決めて「何でイベントを開催するのか?」を決めます。一人では開催できないので、一緒に運営する仲間もここで探しておきます。
もし主催者自身が集客ターゲットとは異なる場合には、上記の事項をターゲットに近いメンバーに伝え、意見をもらい内容をもみます。(初歩的な事ですが、予算面や工数、ご自身の上司や一緒にやる部署のメンバーなどは先に相談・確認しておきます)

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当社の場合、技術広報・採用チームとして持っている「業界No.1のメディアづくりを加速させる」という意義目標(最終的に実現したい抽象的な状態や影響を示した目標)がベースにありました。ブレイクスルーすると下記の3つが目的です。

アウトプット強化…メンバーがアウトプットに慣れる場を継続的につくりたい、外部登壇や認知度向上にもつなげたい

コミュニティ…Webサービスづくりをする方同士でのアイディアやナレッジ交換で、当社のインハウスでのものづくりを加速させたい

会社を知るリアルな場づくり…リファラルやスカウト送った方も含めてお越しいただき会社(事業やカルチャ―)の理解を深めてもらいたい

集客のターゲットは、目的に沿って、Webサービスづくりに関わるor興味のある方々としました。人物像としてもコミュニケーションが好きな社員に近しい方をメインのターゲットに設定しました。

イベントに参加してもらう方に「来てよかった」と感じていただきたいという思いから、選抜メンバーとのミーティングで、目的やターゲットを共有し、イベントの概要・各回のテーマブレスト・開催ペース・イベントタイトルなどを決めていきました。
この時、エンジニアとディレクターと私の3人での運営チームを結成しました。

2)各回のテーマを決める

イベントの運営者は「時流と社流をつなぐプロデューサー」!
「今世の中に求められていること」と「自分たちだからこそ発信できる・発信したいこと」を意識してテーマを決めます。

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ウエディングパークでは、いくつか運営チームで想定テーマを検討し、該当する職種のメンバーに「このテーマ行きたい?行きたくない?」「最近気になっている時流とその中で話せる社流」などをヒアリングして内容を詰めています。


2)準備をする

開催が具体的に決まったら、準備に必要なアクション項目と期限、担当者を1シートにまとめます。
項目の例は以下です。

☆1か月前には決めておきたいこと

・「社内フロー」に関わること
 ∟必要経費の稟議申請や予算の管理・精算、テーマの事前すり合わせ、資料チェック など
・「人」に関わること
 ∟関係者への連絡項目や期限、ミーティング、社内外の登壇者選定・打診 など
・「募集」に関わること
 ∟募集媒体の選定や募集内容の作成、カバー画像の作成、参加者リスト など

☆2週間前には決めておきたいこと
・「運営」に関わること
 ∟ケータリングや飲み物・備品の手配、運営メンバーの当日のすり合わせ など
・「当日」に関わること
 ∟プレゼン資料、アンケート、席の配置図、香盤表、参加者リスト作成 など

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登壇は、社内外ともに「この内容なら○○さん!」と、その方にお願いしたい理由を伝えて打診しています。社外の登壇に関しては知り合いにお声掛けしているので、もしツテがない!という方であれば、勉強会などで繋がっておくといいかもしれません。

3)募集をする

ベースとしては、5W2Hで募集を作ります。

・会の概要(WHY)
・テーマについての説明(WHAT)
・タイムスケジュール(HOW)
・登壇者情報(WHO)
・参加条件・こんな方にオススメ(WHO)
・開催日程(WHEN)
・会場(WHERE)
・費用・持ち物(HOW MUCH)

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募集方法については試行錯誤中ですが、当社では比較のために下記の6つを活用して集客してきました。個人の見解ですが、活用して感じた特徴は下記です。

connpass
エンジニア・デザイナー向き。クリエイターの勉強会探しの定番!登録している方も多い。Twitterとの相性が良い。

techplay
エンジニア・デザイナー向き。技術でタグをつけられるので技術的な勉強会向き。参加率やリファラーが取れる。

peatix
ディレクター・デザイナー向き。キャリア・スキル、プライベートなど「個人」のものが多い。カテゴリはPeatix側がつける。

Facebook
ディレクター(ビジネス職)向き。友達の「参加予定」や「興味あり」からもアプローチできる。個別に招待しやすい。

Wantedly meetups
Wantedlyで採用・スカウトする場合に有効。リアルな接点づくりや応募・選考に展開しやすい。

Doorkeeper(3回のみ活用)
有料。フォーラム・カンファレンスなど日中のイベント多め。参加いただくと質問なども多く積極的に参加してくれる方が多かった。

5)当日の運営

当日、司会・進行役、受付係、誘導・運営の3人は必要になります。会場設営などの準備・運営を手伝ってくれるメンバーや撮影・Twitter担当などもプラスでいると安心です。
他、「あったら嬉しい」Tipsとしては、下記です。

・乾杯からのスタート(和やかな雰囲気になりやすい)
・フィンガーフードやミニハンバーガーなどを開始前から提供
・BGMをかける(音楽ストリーミングサービスが便利)
・PCや飲食物が置けるように、基本的にテーブルあり
・撮影NGの方はネックストラップの色を変える(撮影時判断しやすい)
・交流会の途中でシャッフルタイム(他の方と話すタイミングをつくる)

6)まとめ

以上、イベント開催の「基本のき」を当社の事例と併せて紹介してきました。
「実際やってみてどうだったか」ですが、継続的に自社イベントを開催することで下記のメリットを感じています。

・外部イベントに登壇する第一歩になる(実際に外部登壇にも繋がった)
・イベントに参加した方をはじめ、クリエイターからの認知度が向上する
・アウトプットや情報交換が施策に活きる
・リアルな接触の機会をつくれる(スカウト⇒イベント⇒採用にもつながった)
・自社の魅力やウィークポイントを、外部の方の目から発見できる
・記事化やTwitterでの拡散など、リアル→Webでの情報発信にもつながる


以上、自社イベント開催を考えている方にとって、少しでも参考になれば幸いです。
一緒にイベントをしたい、enjoy!インハウスに登壇したい、という方がいらっしゃればぜひご連絡ください!

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