個人開発の集客って、無理ゲーじゃないですか? ~わたしの考えた解決策~
「個人開発の集客って無理ゲーだよな~」
いままでいくつかWEBサービスを開発し、「これはイケる!」「これは絶対バズる!」と意気揚々リリースしたものの、結局いつまで経ってもユーザー数は横ばいで、サーバー費だけが消費される…
みたいな経験を個人開発者なら何回もしているはず。かくいう私も同様です。
「サービスには自信があるから、ターゲット顧客が使ってくれさえすれば価値が分かるのに!」と思っても、なかなかターゲット顧客に自分のサービスが認知されることはなく、認知されたとしてもアクセス/登録してもらえない。
つまり『集客』で躓くことが、これまでの個人開発の中であまりに多すぎました。
今回は、
①個人開発の集客が難しい理由の分析・まとめ
②個人開発の集客を解決する私なりのやり方
を記事にしました。
「②個人開発の集客を解決する私なりのやり方」の方は私のサービスの宣伝を含んでいるので、事前にお伝えしておきます。
個人開発の集客/広報が無理ゲーな理由
理由①:個人で運営するサービスはユーザーからの信頼感がとてつもなく低い
集客でつまづく一番の理由がこれだと思います。
あなたのサービスは革新的で、ユーザーの心を鷲掴みにするとてもいいサービスなのかもしれません。
でも、あなた以外のほとんどの個人サービスの質がおしなべて低いのは事実です。巷にあふれる個人サービスのほとんどは、
・既存のサービスと比べると質の低い二番煎じ
・サイトのデザインが必要最低限のクオリティにも達していない
・バグだらけでまともに動かない、なんてこともざらにある
ユーザーはそれを学習してしまっており、わざわざ自分の時間を消費してまであなたのサービスを使ってみよう、とはなりません。労力に見合うリターンが得られる可能性がかなり低いので妥当な判断です。
たとえばあなたも、Twitterなどで個人が運営する「スケジュール管理アプリ」を目にしたとして、そのリンクをクリックする気が起きますか?
少なくとも私はそのまま流してしまいます。そのサービスが今使っている「Googleカレンダー」より勝っている可能性が、あまりに低いからです。使ってみたら革新的で使いやすい最高のスケジュール管理アプリだった、なんてこともあるかもしれませんが、使わないことにはそれすら分かりません。
理由②:個人にとって広告費は高すぎる
SNSのフォロワーが少ない私の場合、集客と聞いて真っ先に思い浮かぶのは「Google」や「Twitter」のオンライン広告でした。
ただし料金を調べてみて分かったことですが、これらの広告費は個人が利用するにはあまりに割高です。
あなたのターゲット顧客に届かないと広告の意味がないので、広告はある程度の量を打たなくてはいけません。わたしの場合、必要最低限と思われる量の広告を打つためには、約5万円/月ほど出費をせねばなりませんでした。
企業にとってはなんてことない金額ですが、個人にとってはあまりに大きな金額で、流行るかどうかもわからないサービスにそこまでの費用を出す気になれませんでした。
理由③:『自薦』の宣伝への警戒心
前述のオンライン広告費を頑張って拠出したとしても、近年のユーザーはいわゆる『自薦』のオンライン広告に警戒心を持っていて、広告効果が出づらい状況にあります。
あなたが自らオンライン広告をクリックしたことは、今月何回ありましたか?
私はゼロです。たとえ私にメリットがありそうなサービスの広告だったとしても、オンライン広告の時点で興味を失ってしまいます。
アフィリエイトブームで『自薦』のオンライン広告がブラウザ上に溢れかえっているため、ユーザーはあなたの広告を無意識にシャットアウトしており、おそらく視界には入っても、意識からはほとんど外れています。
また、『自薦』の広告に対しては、「その情報が嘘ではないか/過剰ではないか」という心理的なフィルターもかかります。
このような『自薦』の宣伝への警戒心が存在するため、個人が高い費用を払ってオンライン広告を出稿するのは、あまりにハイリスク・ローリターンです。
広告費を超える収入を得られる可能性があれば別ですが、その可能性を見極めるためにも、ある程度の数の初期ユーザーが必要なはずです。
理由④:新しい価値を提供するサービスが『検索される』ことはない
わたしが一つ前につくったWEBサービスなのですが、『どこ住吉 | あなたの住みよい街検索システム』というものがあります。
その名の通り、『職場への距離』『家賃』『交通利便性』『買い物のしやすさ』などから、あなたの住みよい街を検索できるシステムで、「物件検索サイトはあるのに、街検索サイトはない!」という課題意識から作ったサービスです。
このWEBサービスに、『どこ住吉』のことを知らないユーザーがたどり着くためには、「住みよい街 検索サイト」といったワードで検索せねばなりません。
しかし、そもそもほとんどのユーザーに「住む街を検索したい」という発想はありません。「街検索サイト」というサービスに新規性があり、その新規性があるから『どこ住吉』を開発したのですから当たり前です。
(しかも実際に「住みよい街 検索サイト」で検索したとして、マイナーな『どこ住吉』の順位はかなり下です。)
新規性があるほど、ユーザーを検索から流入させることは難しくなります。
また逆に新規性がないサービスは、既存のサービスに検索順位で負けてしまいますし、そもそも開発する意味は薄いと思います。
個人開発の集客を解決する私なりのやり方
上記の理由で、現状、個人開発サービスの集客は困難を極めます。
個人開発サービスの集客を成功させるためには、以下の条件を揃えた集客手段が必要です。
①広告費が個人でも支出できるほど割安であるか、無料であること
②サービスに信頼感を持たせられること
③他薦の広告であること
現状私の知る限り、上記を満たす集客手段は、「あなたが多くのフォロワーを持つインフルエンサーで、あなたのサービスをフォロワーに拡散してもらうこと」くらいしかないと思います。
でもこの記事を呼んでいるほとんどの方はインフルエンサーではないはずです。
となると現状の集客手段で個人開発者にとって有効なものは無いように思います。
「無いなら作ろう!」
ということでこんなサービスつくりました。
(ここから私のサービスの宣伝です。)
一言でいえば「フォロワーをシェアするサービス」です。
βoosterに投稿されたサービスの中から、あなたが「おっ、いいね~」と思ったサービスをリツイートすると、だれかがあなたのサービスをリツイートしてくれます。また、あなたのサービスのターゲット顧客に、あなたのサービスがリツイートされやすい仕組みになっています。
たとえば、あなたが「レシピ投稿アプリ」をリリースしたとして、あなたのフォロワーにターゲット顧客である「主婦層」は何人いますか?たぶん少ないはず。
あなたの「レシピ投稿アプリ」をリリースしたツイートをβoosterに投稿すれば、「主婦層」をフォロワーに持つ他のユーザーにリツイートされやすくなり、ターゲット顧客に効果的にアプローチ可能です。
つまり、みんなでフォロワーをシェアして効果的に集客をしよう!というサービスです。
「ほかの人のサービスのリツイートしなきゃいけないなんて面倒くさいなぁ。」
と思ったあなた。あなたの1回のリツイートから、あなたのサービスがバズる可能性もあるのです。
このサービスなら、
・お金をかけずにPRできる
・だれかに自分のサービスを『他薦』でPRしてもらえる(これにより、一定の信頼感を得られる)
・フォロワーが少なくても効果的にPRできる
という体験を個人開発者に届けられるのでは、と思います。
このサービスが「個人開発サービスの集客」という無理ゲーを解決し、あなたの「本当に価値のあるサービス」が世に認知されるきっかけになることを願っております。
無料で使えるのでぜひ使ってみてください。