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Webサイトのアクセス解析、タダでワンランク上の情報を知りたくないですか。


こんにちは。Webディレクターのとだです。Webサイトやアプリの全体的な進行管理と、最近では同じグループ会社のアルバイトの採用支援サービスについての進行管理もしています。

MicrosoftがWindows11に、AIチャット機能を搭載することが発表されましたね。これが無料で使えるのであれば、AIによる業務効率化は格段に向上すると思います。そんなMicrosoft社が無料で提供している「Clarity」について、今回はご紹介させてください!


Clarityって何?

Clarityとは、Microsoft社が提供しているアクセス解析ツールです。
厳密にはアクセス解析というよりかはヒートマップ生成ツール、といった方がわかりやすいでしょうか。
ヒートマップというのは、下記図のように「ページのどの部分をタップしているか」「どこまでスクロールして閲覧したか」を可視化したものになります。

色がついているのがタップした箇所。
赤→黄色→緑→青の順でクリック数の多さが見られます。

Clarityでできること

では、これを使って何ができるのかをそれぞれご紹介していきます。
大きくわけて3つ、便利な機能があります。

ヒートマップの生成

上記でも載せたような「誰がクリックをしているのか」や、「ページのどの部分まで閲覧したか」が見られるようになるような機能を「ヒートマップ」といいます。
サイトの「アツい」部分が見られるようになるわけですね。

赤→黄色→緑→青の順番で見られなくなっていきます。
このページだと黄色部分からは空白なので見られてない、ということですね。

ヒートマップ機能については、それ単体の機能を提供しているサービスはいくつかあるためここまでは導入している会社様もいるかと思います。
次の機能が個人的には面白いのでこっちを紹介したくて実はこの記事を書いています。

ユーザーがどうサイトを見ているかの録画

これが個人的にはすごい面白いと思います。
これも実はそういうサービスはいくつかあるので、もしかしたら入れているかもしれませんが無料でできるということがすごいんですよね。

レコーディングのイメージ

上記は実際のレコーディングの動画です。
これを見ることでユーザーの動きが一件ずつ可視化できること、また、どういう順番で入力をした、どの部分で離脱したなどの細かい情報まで取得できるようになります。

更に、Clarityはセキュリティにも重点を置いており、上記レコーディングを見てもわかるように実際に入力したテキスト等が●●●●という形でマスクされています。
情報を取得していることをエンドユーザーに知られても、この人がだったのか容易に特定できないようになっています。

それらの各種まとめ(ダッシュボード)

これらの情報を含め、全体のセッション数(ユーザーのアクセス数)や、デッドクリック数(本来クリックできる箇所ではないのにクリックされた箇所)等も洗い出すことができます。

セッション数自体はGoogleAnalytics・GA4といったアクセス解析ツールでも取得できますが、もしかしたらこれ一つで完結できる場合もあるかもしれませんね。
両方入れることでより精度の高い情報が得られる上に、その両方を連携できるため、個人的には両方入れるのがおすすめです。

Clarityのすごいところ

ここからはClarityのすごいところを記載しようと思います。
が、主な機能は上述しているので、上に記載しているのが良いところのメインコンテンツですね。その上で、改めてすごい良いところを記載しようと思います。

料金が無料!(2023年5月時点で)

これに尽きると思います。今後有料化する可能性は多いにありますが、いま時点では無料でできる範囲で、Google Analyticsでは取れない情報が豊富に取れることはWebサイトのアクセス解析にとって、すごいアドバンテージが取れると思います。
入れるのも簡単なので、ぜひ導入してみてください。

Clarityのちょっと難しいところ

ただ、こんなに便利なClarityでも少し難しいところがあります。
それさえクリアできれば、入れない理由がないと思います!

集計がちょっとややこしい

ダッシュボードとレコーディングをザッピングして見るだけでも参考になりますが、今月はどうだったのかな、このページ「だけ」のヒートマップを見たいなど、集計するのに少しクセがあります。
覚えると何ということは無いのですが、入れただけだとちょっと集計難しいかもしれませんね。

ただ、ご安心ください。そんな時のために、弊社が導入から運用代行、最終的な内製化のお手伝いまで対応可能です。
お気軽にご相談ください!

サイトの作りによっては動作がちょっと重くなる可能性がある

これはサイトによるのですが、どうしてもユーザー一人ひとりの動作を録画する以上、サイトの挙動が重くなる場合があるようです。
弊社がお手伝いさせていただいている企業ではそういう事例はないのですが、同業者と話をするとそういう事例もあった話を聞きます。

もし導入時に挙動が気になるようであれば、サイトの改善も含めてご提案させていただければと思います。
なんにせよ一度ご相談ください!

さいごに

以上でご紹介を終わります。
Clarity、絶対に入れたほうがいいですよ。今一番アツいアクセス解析ツール、一度導入をご検討してみてはいかがでしょうか。