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【 超簡単! 】誰でもアイデアマンになれる方法


「アイデア出し」は得意ですか?

こんにちは!
Webryday のデザイナー Mです。

突然ですが、「アイデア出し」は得意でしょうか。
「意見を求められてもすぐにアイデアが出てこない」
「いざというとき何も思いつかない」
「アイデアは戦力外通告」
「…」
こんな経験はありませんか。

どんな時でも新しいアイデアや改善するためのアイデアが求められます。

今回はアイデア出しに苦しんでいる人に向けて
どうやったら良いアイデアが出せるのか、ヒントを紹介していきます。

いずれも誰にでもできる【 超簡単! 】な方法なので、
この記事を読み終わったら、
「なんだアイデア出すのってこんなに楽なのか」
「私にもできるわ」「よゆう」と思えるはずです!


そもそもアイデアってなんだ

世の中にはたくさんのアイデア商品や企画、作品があります。
時には常識を変えてしまうほど面白いアイデアも。

そもそもアイデアってなんなのでしょう。
それはズバリ…「既存のもの同士の組み合わせ」なのです。

例えば、「カッターナイフ」。
これは「刃」×「板チョコ」を組み合わせています。
「刃」は切ると刃こぼれしていくので、
その度に差し替える必要があります。

そこで「板チョコ」のような溝をつけて簡単に折れるようにすることで、「刃」を入れ替える手間が削減されます。
他にも「貼って剥がせる」×「メモ」=付箋、
「長期保存」×「どこでも食べれる」×「麺」= カップラーメンなどなど。
ドラ◯もんの秘密道具はまさに「既存のもの同士の組み合わせ」ですよね。

このようにアイデアは「既存のもの同士の組み合わせ」なのです。
つまり、既存のものさえあればアイデアは【いくらでも生成できる】ということ。
そう思うとアイデアを出すのが簡単に感じませんか。


アイデアができるまで

次にアイデアができるまで=「アイデア降臨」までの流れを紹介します。

①情報を集める
②組み合わせる
【★】
③アイデア降臨

この3ステップになります。


①情報を集める


アイデアは「既存のもの同士の組み合わせ」なので、
まずは組み合わせるための情報を集めます。
ネットや本、現場、あらゆるところから情報を集めましょう。


②組み合わせる


①で集めた情報をひたすら組み合わせます。
広げ方や組み合わせの補助ツールとして、
連想ゲーム(マインドマップ)やマンダラートが有名ですね。


③アイデア降臨


これは言葉のまま、「アイデアが出ている」状態です。
「 アイデア降臨 」まではマラソンのような苦しさがあるのですが、
アイデアが閃く瞬間って本当に嬉しくてアイデア出しはやめられません…(中毒)


以上です。
「 アイデア降臨 」の流れもとっても単純ですね。

ですが、実際にやってみるとアイデアはすんなり出てきてくれないのです。
3分クッキングが明らかに3分で終わらないように、
実は「 アイデア降臨 」の流れにも「省略されていること」があるのです。
それが「 アイデア降臨 」の流れにある【★】です。

ここには【 アイデアを寝かせる 】が入ります。


アイデアは熟成させよ

【アイデアを寝かせる】とはなんなのでしょうか。
これはアイデア出すことを放棄してしまうことです。
「え?せっかく考えていたのに?」と思いますよね。

「お風呂に入っていたら急に悩んでいたアイデアが出てきた」
「布団に入ったら急に閃いた」など、
あんなに悩んでいたのに、ふとした場面でアイデアが湧いてくる、
なんてことはありませんか。

これこそが【 アイデアを寝かせる 】ことなのです。

寝かせる、つまり一度考えることから離れることで、
思考が解けて柔らかくなり、
他の視点や視野を移すことで思いがけない
情報の組み合わせを見つけるのかもしれません。

ただし注意点として、「放棄」=「休む」「サボる」ではありません
他のことに思考を集中・熱中することが大切なのです。

そして、熟成させる段階に入るまでには条件があります。
それは、「 アイデア降臨 」の流れの①②を限界までやり切ることです。

人の脳内構造を図にしてみました。

脳内構造図

脳内は意識・無意識下の領域に分けられ、
特に無意識下の情報量の方が圧倒的に広いそうです。

受験勉強のとき、学んだ情報は無意識下に沈んでいき忘れてしまうので、
「 無意識下 」から情報を引っ張ってこれるように何度も復習するように、と教わったのを覚えています。

この脳内構造はアイデア出しにも大いに関係します。
無意識下でもたくさん情報が集まり、組み合わせがたくさん行われることで、アイデアが降臨する確率が上がるのです。
思考がショート寸前になったら、アイデアを寝かせてしまいましょう


アイデア出し ~実践編~

ここまで「 アイデアの正体 」「 アイデア降臨の流れ 」を
紹介してきました。
最後に誰でも取り組める「アイデア作り」で行っていることを
【5つ】紹介していきます。


【ヒント①】信じる


いきなりの根性論ですが、これが一番大切なのかもしれません。
プラシーボ効果(※)があるように、
「 アイデアが出る 」「 出さなければいけない 」と
思い込ませることで案外アイデアは出てきてしまうものです。

松岡修造さんのように、「 君ならできる! 」と
自分をその気にさせましょう!

【 プラシーボ効果 】
プラシーボ効果(placebo effect)、プラセボ効果とは偽薬を処方しても、薬だと信じ込む事によって何らかの改善がみられることを言う。

Wikiより


【ヒント②】思考の意識


アイデア出しが苦手な理由に、この「 思考の意識 」があるのかもしれません。下記のように、「 普段の生活の思考 」と「 アイデア出しの思考 」は異なっているのです。


思考のイメージ図

普段慣れていない思考ではうまくいかないもの。
ですので、思考の違いを意識することで、
段々と慣れてアイデアが出しやすくなります。


【ヒント③】早めに取り掛かる

ご紹介してきた「 アイデア降臨 」の流れでやることは
単純なことですが、情報を集めたり、アイデアを寝かせるなど、
「 アイデア降臨 」まで時間がかかるものです。

できるだけ早めに取り掛かっておくことで
じっくりアイデアを熟成させる
ことができます。

デザイン職ではアイデアを出すのが一番時間がかかるので、
案件が共有されたら意識的にずっとアイデアを考えています。
良いアイデアが欲しいときには早め早めに
社内にアナウンスすると吉かも…?


【ヒント④】とにかく、手を動かせ

アイデアが出なくて、
真っ白な紙の上で頭を抱えている人がいるかもしれませんが、
思いつかなくても落書きでもいいので、
とにかく紙に書き出しましょう。

最初から良いアイデアは出てくるものではありません。
使えないアイデアでも、とにかく出して出して出しまくりましょう。
質より量です。

全く思いつかないなら【 アイデアを寝かせる 】で紹介したように
一度机から離れて、散歩でもいいので外に出たり、本屋に行ってみたり、とにかく体を動かして情報を集めましょう。他人と話してみるのも良いです。

待っていてもアイデアは一向に降りてこないので、
思考の新陳代謝を上げるつもりで、行動あるのみです。

【ヒント⑤】頭にアンテナを立てる

「 アイデアは既存のもの同士の組み合わせ 」なので、
情報があればあるほど組み合わせができますが、
最初のうちは誰もが思いつくような
組み合わせになってしまうことが多い
です。

全く関係ないもの同士が組み合わさることで
より面白いアイデアに繋がることがあります。
他の人では知らない情報を持っていた方がより、
アイデアを出すときの強みになります。
得意分野が異なる人同士でアイデアを出し合っても
同じ効果
がありそうです。

子どもの発想が意外性で満ちているのは何にでも興味を持っていて、
純粋に好きなことに真っ直ぐで、
常識に囚われていないからなのかもしれません……


まとめ

最後にまとめです!

アイデア出しの極意

●「 アイデア 」は既存のもの同士の組み合わせ

●アイデアが出るまでの流れ
①情報を集める
②組み合わせる
 【 アイデアを寝かせる 】
③アイデア降臨

●アイデア作りの5つのヒント
①信じる
②思考の意識
③早めに取り掛かる
④とにかく、手を動かせ
⑤頭にアンテナを立てる

アイデアができるまでの方法をご紹介してきましたが、
いかがでしたがでしょうか。

より良いアイデアに出会うためには地道な積み重ねが大切です。
ですが、やっていることはとても単純で簡単なことなのです。
誰にでもできることなので、ぜひ社内イチのアイデアマンを目指して一緒に頑張りましょう!

皆さんのお悩みが少しでも解決できたら嬉しいです。
ここまで読んでいただきありがとうございました!

初心者にお勧めの参考書籍

最後にアイデアに関する書籍をご紹介しておきます。
どれもアイデアに関する有名な書籍ですが、
初心者におすすめ順で掲載してます。

「アイデアのヒント」
とてもやさしく説明してくれる。一番初心者向け。
-
ジャック フォスター (著), 青島 淑子 (翻訳)
出版社:CCCメディアハウス
出版年:2003/1/10

「考具 ―考えるための道具、持っていますか?―」

アイデアの制限を外すためのツール紹介が豊富。
実践しやすい。
-
加藤 昌治  (著)
出版社:CCCメディアハウス
出版年:2003/4/4

「アイデアのつくり方」
ページ数少ないと甘く見ることなかれ。
その分密になっているので、しっかり読みこまないと頭に入ってこない。
-
ジェームス W.ヤング  (著), 竹内 均 (解説), 今井 茂雄 (翻訳)
出版社:CCCメディアハウス
出版年:1988/4/8