叫び_旅行

透析患者さんは旅行が出来ない?

私ごとですが、旅行最近してないなーと思ってます。
透析患者さんは旅行が出来ないと勘違いしている方もいるので、今回は透析患者さんの旅行透析について解説出来たらと思います。

人工透析を導入した患者さんのほとんどが週3回3~4時間透析がメインとなってきます。
週の回数などは血液データや本人の症状など、総合的に見て医師が判断します。
1日の多くの時間を治療に費やすわけです。
それも休まずです。
お盆、正月は全く関係ありません。
という事は

透析患者さんの旅行は1泊2日に限定されてしまう?

と、そのように思う透析患者さんも中にはいるのです。

答えは1週間でも2週間でも理論的には旅行可能です!
理論的と書いたのにも理由があります。
人工透析患者さんは腎臓の機能が悪いです。
他の合併症や体調不良になる割合も増えていきます。
あくまで元気な状態で透析を行っていることが前提となります。

国内旅行で3泊4日の旅行をする場合、1回もしくは2回透析を行うことになります。
旅行出来るということは元気な状態でもあるので旅行中の中日に1回透析をすることが多いでしょう。
また透析患者さんの場合、急な旅行はオススメしません。
旅行先で体調を崩した場合などどのように対処したら良いか、また旅行透析を受け入れてくれる病院はあるのかを事前に調べておく必要があるからです。
旅行先で透析を出来る病院やクリニックを見つけたからといって当日来院し「透析して下さい。」と言っても透析は出来ません。
災害時や緊急時は除きます。

では、旅行透析をする場合はどうしたらいいのか?
旅行する前に事前に普段から透析を行っている施設に旅行したい旨を伝えます。
医師にも相談し旅行出来る状態だと判断してもらえたら透析室スタッフや病院の連携担当者に旅行先で人工透析が可能な施設があるか探してもらいます。
スタッフが受け入れ先と連絡を取り合いながら患者さんの情報を共有します。
旅行先では透析する日程が決まっています。
当日旅行先の透析施設で透析をしてもらい終了となります。
長期の旅行になれば旅行先での透析回数が増えていくこととなります。

人工透析を受けているからと言って
旅行を諦めないで下さい!!

透析患者さんでも知らない人結構多いんですよ。
透析していると旅行出来なくなると勘違いしている人が。
「旅行出来るの?」と驚かれる場合もあります。
ちなみに海外旅行も出来ます!
海外旅行だと受け入れ先の施設探しも大変になってきます。
旅行会社で人工透析患者さん向けの旅行ツアーもあったりします。

旅行透析

これはJTBのホームページから抜粋してきたものです。

私も海外旅行で透析が出来ることは透析に従事して少し時間が経ってからでした。
もしこの記事を読んでいる方の中で周りに人工透析をしている方がいたら教えるのもいいかもしれませんね。
それがきっかけで旅行することになるかもしれませんし。

結論!

透析患者さんでも旅行は出来ます!

最後まで読んでいただき有り難うございました。


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