「フラット35」 金利を2年3か月ぶりの水準に引き上げ

「フラット35」 金利を2年3か月ぶりの水準に引き上げ
2021年3月1日 14時11分

長期固定型の住宅ローンの「フラット35」について、住宅金融支援機構は、最長35年のローンの最も低い金利を2月から0.03ポイント引き上げ、3月は年1.35%にすると発表しました。最近の長期金利の上昇傾向を踏まえたもので、2018年12月以来、2年3か月ぶりの高い水準です。

「フラット35」は、住宅金融支援機構が、民間の金融機関と提携して取り扱う住宅ローンで、最長で35年間、金利が固定されます。

金利は金融機関によって異なりますが、3月に適用される金利は、返済期間が21年以上、35年以下で借り入れる金額が購入額の90%以下の場合の最も低い金利で年1.35%としました。

これは、2月の1.32%から0.03ポイント上昇し、2018年12月以来の高い水準となりました。

住宅金融支援機構は、国内の長期金利が上昇傾向にあることを踏まえたとしています。

長期金利は、2月26日には、代表的な指標である満期までの期間が、10年の国債の利回りが一時、0.175%をつけました。

長期金利の上昇傾向を受けて大手銀行の間でも、住宅ローンの金利を引き上げる動きが出ています。


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