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2020年5月度新設着工件数-12.3%減(前年同月比)

令和2年5月の住宅投資予定額は、前年同月比12.8%減の10,327億円となった。
新設住宅投資予定額【推計】令和2年5月の内訳をみていこう
総計 10,327 億円 (前年同月比 -12.8 % 減)
①持家 4,619 億円 (前年同月比 -20.5 % 減)
②貸家 2,369 億円 (前年同月比 -8.9 % 減)
③給与住宅 63 億円 (前年同月比 -16.2 % 減)
④分譲住宅 3,275 億円 (前年同月比 -2.4 % 減)
うち、分譲マンション1,621 億円 (前年同月比 11.2 % 増)
うち、分譲戸建て 1,645 億円 (前年同月比 -12.4 % 減)

なお、新設住宅着工戸数は 63,682 戸であり、前年同月比においては12.3%の減少となっている。11ヶ月連続の減少である。


・前年同月比 12.3%減, 11か月連続の減少。
○新設住宅着工床面積は 5,173千㎡。
・前年同月比 15.6%減, 10か月連続の減少。
○季節調整済年率換算値では 807千戸。
・前月比 1.3%増, 先月の減少から再びの増加。
2.利用関係別戸数
①持家
○持家は 19,696戸(前年同月比 20.7%減, 10か月連続の減少)
・民間資金による持家は 17,724戸(同 20.0%減, 10か月連続の減少)
・公的資金による持家は 1,972戸(同 26.2%減, 2か月連続の減少)
民間資金による持家が減少し,公的資金による持家も減少したため,
持家全体で減少となった。

地域別戸数について

○首都圏 総戸数(前年同月比 6.1%減)
持家(同 7.8%減),貸家(同 8.8%増),
分譲住宅(同 17.0%減)
うちマンション(同 22.4%減),うち一戸建住宅(同 11.2%減)

○中部圏 総戸数(前年同月比 41.4%減)
持家(同 35.1%減),貸家(同 48.6%減),
分譲住宅(同 41.8%減)
うちマンション(同 53.1%減),うち一戸建住宅(同 34.0%減)

○近畿圏 総戸数(前年同月比 1.2%減)
持家(同 20.3%減),貸家(同 15.4%減),
分譲住宅(同 38.6%増)
うちマンション(同 116.3%増),うち一戸建住宅(同 17.2%減)

○その他地域 総戸数(前年同月比 10.0%減)
持家(同 20.5%減),貸家(同 4.6%減),
分譲住宅(同 8.0%増)
うちマンション(同 31.3%増),うち一戸建住宅(同 0.0%増)

近畿圏とその他地域においては分譲マンションが増加している。しかし、持ち家-新築一戸建ての個数が中部では35.1%減少。首都圏では7.8%減少となっている。

2020年4月・5月の持ち家の住宅着工戸数ともに前年同月比の減少幅は、20%代である。

経済情勢の悪化に伴い、しばらくは需要の減少が続くものだと思われる。



参考

国土交通省 2020年5月住宅着工統計調査資料

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