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練習量:腹筋100回に効果はあるのか?(第7号2022/10/15)

こんにちは。インストラクターChiakiです。

今回のテーマは「練習量・練習回数」についてです。

パーソナルトレーニングに来ている児童に「ふだんはどんな筋トレしてる?」と質問したら「(習い事の)先生から腹筋100回を毎日やるようにと言われたけど、できていない・・」という返答が以前ありました。

腹筋100回!それも毎日!

その児童が通う習い事の教室は、厳しい指導で有名・多くの実績もあるようで、習っている子どもたちもかなりの練習量・トレーニングをしているとのことでした。
先生の言うとおりにきっちり100回の腹筋を毎日している児童もいるようです。すごい!

先生がどんな意図で「腹筋100回」と言ったのかはわかりませんし、子どもの受け取り方も先生の意図とは違っている可能性があるので、それ自体の良し悪しは言えません。

ですが、その児童から、やらなければいけないの?というような表情で「やったほうがいい?」と聞かれたときに、わたしは「チャレンジして続かなかったんだから、別のやり方にしませんか?」と提案しました。
保護者にも確認したところ、習い事の先生も毎日やっているかどうかを逐一確認しているわけではない、とのことでしたので。


腹筋100回やることは、何もやらないよりは一定の効果はあるとは思います。

しかし100回やる時間と体力があるなら、腹筋のやり方を何パターンか変えたり、あるいは腹筋以外も意識できるような動きのほうが、効率的にフィジカルアップできてよいのでは、と考えています。

とくに、立てひざの体勢から上体を起こすやり方の腹筋は、腰への負担もあるし、慣れてくると別の部位の筋肉を主力に使って、腹筋をきっちり使えていなかったり、腹直筋は鍛えられても腹横筋には全然効いてなかったり・・と、100回やることの恩恵があまりないように感じます。

やる気を奮い立たせるとか、根性を鍛えるという意味においては、効果的かもしれませんが・・。


トレーニング慣れしていないと、腹筋や背筋の設定回数は多くなりがちです。「がんばらないといけない」という意識がはたらくからかもしれません。
ですが、トレーニングに慣れていないからこそ、最初は少ない回数(3~7回程度)から徐々に増やしていくという意識で取り組んでもらえたらなと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。


◎今週のやってみよう!

今回のテーマにならって腹筋です。ただし、腹直筋ではなく、どちらかというと腹横筋を意識したトレーニングです。

【天井蹴り上げ腹筋】

①あおむけになって脚を真上に上げる(お腹と脚の付け根が90度の角度のところ)。
②足裏を天井に向けて、ひざを伸ばす。おへその下の方を意識して天井に向かって足を蹴り上げるようにおしりを上げる。

メルマガ#7

ポイントは足裏を天井に向けながら腹筋を使うことで、腹横筋(腹直筋の下層にある、おへその下部分までつながっている筋肉)がより鍛えられます。


もし気に入っていただけましたら、次回の更新もぜひ楽しみにお待ちいただけたら嬉しいです。