習慣:全部理解しているならモチベーションに期待せずに淡々とやる(第22号2023/3/15)

こんにちは。インストラクターChiakiです。
今回のテーマは「モチベーション・やる気」です。

スポーツにおいては練習もトレーニングも「モチベーション」が比較的重要だというふうに感じる方も多いと思います。
ですが、ある程度の意識づけができていたり、動機づけについてほぼ理解できている場合には、やる気が出てくるのを期待しないほうが良いのでは、と思います。

たとえば、パフォーマンスを上げるために身体の柔軟性が課題の場合。

  • 柔軟性向上のためにストレッチが必要なことを理解している

  • どういう方法、やり方で取り組めばよいかも調べて理解している

  • すぐに可動域が広がらないことも理解している

  • 少しずつでも始めないことには何も変わらないことも理解している

  • 全くやらなければパフォーマンスが伸び悩んだままなのも理解している

  • 継続することがむずかしいことも理解している

こういった感じで課題の克服のために、必要なことやそれに対する意識・対策などすべて理解しているのに継続できない場合には、モチベーションの問題ではなく、いかにリズムを作れるかだと思います。


やる気があるとかないとかそういうのは関係なくて、決めた時間が来たらひたすら淡々とやることでリズムを作っていくしかない。
リズムが作れるようになればそれが習慣になるし、いずれは成果も出てくるのでその段階で再度モチベーションが向上する。
そういう流れなのではないかと思います。

事例に上げたストレッチは、とりわけ成果の見えにくいトレーニングなので、どうしても「やる気が出てこない・・」と嫌々始めて苦痛を伴うかもしれませんが、最初は1日30秒でも1分でもいいです。
30秒のストレッチが5日続けば、少し増やしてみようか、という気持ちになる可能性もあるし。とにかく最初は短い時間で一日、一日と積み重ねていくリズムが必要です。


わたしの個人的な話で恐縮ですが、2020年の春から高校数学と物理の勉強を平日の朝に取り入れています。
勉強を開始してからこれまで、入院したり忙しかったりで途切れることも何度もありました。

途切れたときに「今はまだやる気が出てこないな~」となかなか再開できないときがあって、しかし何週間経ってもやる気は戻ってこない。
これはモチベーションは永遠に戻らんかもな、と気づいて、そのときに強く感じたのが「リズムを戻そう」ということ。
とにかく決まった時間になったらテキストを開いて問題を解く、やる気があろうがなかろうが関係ない、むしろ何も考えず無の状態で「リズムを戻す」ことだけに集中しています。

今でも途切れることがあるので、本当に継続するむずかしさを感じていますが、なぜ勉強するのかとかをウダウダ自分に問いかけるより「リズムを戻そう!」というほうがシンプルに行動を変えやすくて、意外なことにストレスもあまり感じないです。

やるべきことについて、すべてを理解しているならリズムを作ることに集中してみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。




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