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試合:緊張したときの身体の状態(第57号2024/3/5)

こんにちは。インストラクターChiakiです。
今回のテーマも前回に引き続き、試合に関する内容です。

この定期マガジンでも何度か書いていますが、わたしはスポーツ系の試合やイベントでは緊張しやすいタイプで、練習通りに力を発揮できなかった経験も結構あります。

緊張していると自覚しているときには身体に力が入りすぎないように深呼吸したり伸びをしたりしますが、忘れがちなのが下半身の状態です。

わたし自身の経験としても、そしてパーソナルトレーニングを受講している学生の試合での演技でも見かけることですが、緊張しているときの下半身はしっかり力を入れられていないというか、フワっとしていて足が床を捉えられていない、力を入れるべきポイントで弱くなってしまっている傾向が多いです。
文字通りの「浮足立っている」というか。

たとえば、フィギュアスケートでの演技で緊張している様子の子の場合、ジャンプのときの踏切りがいつもより弱かったり、氷をしっかり押す前に身体が跳び上がってしまっていていることが多い。
わたしも以前、ポールダンスの大会で本番ではなくリハのときでしたが、ポール上(空中)で側転のように身体を1回転させて床に着地する技で、足への意識が抜けていたので見事に床で転びました。素早く身体を1回転させることばかりに意識が集中してしまい、足が床を捉えられなかったためです。

バドミントンやテニスのスポーツ中継を見ていても、「なんとなく緊張してそうだな」と感じる選手は、足の運びがいまひとつ遅かったり、鈍いような印象があります。

ということで、緊張していると上半身は硬くなる感じですが、下半身、とくに足(脚ではなく足首から下部分)は力が入りづらい可能性がありますので、自分で緊張している自覚がある場合は、ぜひ足にも注意を払ってもらえたらと思います。

上半身の場合の解消方法は肩や首を回したり、軽くストレッチしたりでほぐれると思いますが、もし足がなんとなくフワフワしてるときには、足首回しのストレッチをしてから片足立ちで床をしっかり押す感覚を取り戻してみてください。

ちなみにですが、わたしがリハで盛大に転んだときの大会は、転んだことで上半身の力が抜けたのと「足が使えていない!」と気づけたので、本番ではそれなりに納得できる演技ができて、結果オーライという感じでした。
なので、リハや直前練習で仮に転んだり失敗したりしても「これで余分な力が抜ける」と思ってあまり気にしないように。

最後までお読みいただきありがとうございました。

もし気に入っていただけましたら、次回の更新もぜひ楽しみにお待ちいただけたら嬉しいです。