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#80 モノクロはコンテンツ勝負の極み

先週、ネットでライブ配信されている番組を見ていてふと思うことがありました。見ていた動画はこちらです。

クリックしていただけたら分かりますが、モノクロ映像です。

おじさん3人が、バーのような雰囲気のスタジオで対談している動画です。パッと見、日曜の朝にやっている『ボクらの時代』をちょっと渋くしたような感じ。

こちらのお三方をツイッターでフォローしていて、「へぇー」とか「そっかー」とか共感したり、何かを考えるきっかけになったりすることが多いので、とにかくとても話を聞きたくなるお三方なのです。

2時間という、わりと長めの配信だったのですが、ライブで見ていたのと、話が面白くてあっという間の時間でした。

そして、ふと気づいたのは、モノクロ映像を2時間も視聴したのは初めてだな、ということ。


このスタジオからの配信動画は、ふだんはカラーなのだそうですが、今回はホスト役の上田豪さん(映像中、右側のスタンディングの方)の提案でモノクロで配信したそうです。

上田さんは、デザイン広告の会社を経営されている方なので、きっと何か思惑があってそうしたのだと思います。

ま、対談されている方の雰囲気もあって、モノクロのほうが渋くてカッコいいしね。


そして、モノクロにしたことで視聴者はもしかしたら、対談に集中できるという要素もあるのかな・・と想像してみました。

日常的にはカラー映像が当たり前で慣れてしまっていますが、もしかしたら”カラー映像”というのは、想像しているより多くの情報を脳に伝えているのかもしれません。

そして”多くの情報”は、時として「雑音」になってしまうのかも・・。


ちょっと話がズレますが、わたしは会社員時代にプレゼンをしていたとき、プレゼン資料の色はなるべく多用しないという方針で作っていました。黒以外は、多くても2色まで、という感じで。

会社や業界(コンサルティング系)がそういう方針だったというのもありますが、わたし自身も、伝えたいことをしっかり伝えるためには、色がガチャガチャしているのは余計な情報だと感じていましたし、可能な限り削ぎ落とすのがベストと思っていました。

なので、配色という点においては、色を使わないで済む方法(太字や下線、テキストボックスとかで代用)を考えて、本当に伝えたいことが伝わるように試行錯誤を繰り返していました。


そして、先日動画を見ながら、「ある程度長めの映像コンテンツでも、カラーの特性は同じなのかな」と思った次第です。

コンテンツに集中させたいなら、色がコンテンツの邪魔にならないように気をつけたほうがいいというか。裏を返すと、コンテンツにそれだけの自信がないとモノクロという手段は選べないともいえるけど。


上記の動画は、タイトルどおり前田将多さんと田中泰延さん、上田豪さんのそれぞれの仕事観が語られています。

といっても、直球で「仕事とは~」という語り口ではないし、視聴者からの質問に対してもストレートに即答というより、いろんな話題に寄り道しながら話しているので、そういうスタイルが好きな方にはオススメです!

とても多くの気づきが得られると思うので、時間のあるときに気軽に見てみてください。(夜の時間帯にお酒でも飲みながら観るのが良いかもです)




もし気に入っていただけましたら、次回の更新もぜひ楽しみにお待ちいただけたら嬉しいです。