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#98 ルールを変更するタイミング

スタジオ経営が7年目ともなると、事業に関するさまざまなルールや決め事の判断基準は、開業当初に比べればだいぶ作れてきています。
とはいえ、たまには想定範囲を超えたご要望をいただくこともある。

ちなみに事業にまつわるルールや判断基準に関しては、事業・会社規模の大小に関わらず一定の範囲のことは、絶対に事前に決めておいた方がいいと考えるタイプです。

その理由は、一定の判断基準の存在は、ストレスの軽減・時間の節約ができるから。余分な時間やストレスにとらわれなければ、本来やるべきことに集中できるからです。


「お客様のご要望に合わせた対応をしたほうがいいのかな」とか、「そのときそのときに合わせていけばいいか」と、臨機応変な考えもあるかと思います。事業を始めたばかりの自営業者はとくにそういう感じじゃないかな。

でも、明確な判断基準を決めていないと、わりと時間も取られるし、以前の似たような事例との矛盾とか感じ始めたりすると、これが結構なストレスを生む。わたしも何度かそういう経験をして「あ、これ、ちゃんとある程度決めとかないとダメだな」と、想定できる範囲のことは一定の判断基準を持つようになりました。


で、その想定を超えるご要望をいただいたときに、明らかに対応がむずかしいものはお断りするしかないのですが、考え直そうと思えばできちゃいそうな事案のときにどうするか。

相手がどれくらい待てるかにもよるけど、基本的に、事前の判断基準にしたがって、むずかしそうならば「申し訳ありません」という対応になります。
(という決め事にしています)

ただし、そのあと、必ず考え直すようにはしています。
「こういう工夫をすれば対応できるか?」とか「今後も同じような要望はあるかもしれない?」とか、振り返って考え直す。


そのときに考え直さない理由は、冷静に判断できるとは思えないから。

お客様を目の前にすれば、なんとかしてあげないな~という気持ちがかなり強くはたらく。だけど、そこに縛られるとブレブレになって、結局自分がストレスを抱えることになります。
そうなると、事前に決めた判断基準の意味もなくなってしまう。


お客様あっての商売なので、お客様に合わせていくことも重要。でも、自分がストレスを抱えていては良いサービスはできませんし、やるべきことに集中して自分の価値を上げていくことも重要。
月並みだけど、言葉にするのはかんたんでも一朝一夕にはいかないですね。
日々、手探りです。


なので、”三方よし”を実現している事業者の方って本当にすごいです。そこを目指して引き続き、がんばります。

もし気に入っていただけましたら、次回の更新もぜひ楽しみにお待ちいただけたら嬉しいです。