ドージコインが宇宙へ! 仮想通貨の新たな冒険
ドージコインの月面ミッション:仮想通貨の未来を切り拓く
ドージコイン公式アカウントは、16日に宇宙関連企業Astroboticとの計画を発表しました。この計画では、実物のドージコイン(DOGE)を月に向けて打ち上げることが予定されています。
Astroboticは月面探査車の開発などを手がけ、宇宙探査セクターで地位を確立した企業です。
同社の技術とシステムは、企業や政府、非営利団体などに代わって月に荷物を送り届けるために利用されています。
実物のドージコインは専用容器「ムーンボックス」に収められ、ULA社の新型ロケット“バルカン・ケンタウロス”に搭載され、現在、DOGE-1の打ち上げは2024年1月を目指している。
ULA社は、ロッキード・マーティン社とボーイング社の合弁事業であり、高い技術力を持っています。
このプロジェクトの資金調達は、2015年にドージコインコミュニティによって集められたものを原資にしています。
暗号資産市場では、月まで届きそうな勢いで高騰することを「To the Moon」と呼ぶことがあります。
この発表を受けて、ドージコインは一時10%高の12.95円に到達しました。
今年3月には、LunarCrushが、イーロン・マスク氏がCEOを務めるSpaceXのロケットで月に送る計画を発表しました。
ドージコイン(DOGE)とは?
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\begin{array}{|l|c|r|} \hline
名前 & Dogecoin(ドージコイン) \\ \hline
シンボル & D(DOGE) \\ \hline
現在の価格 & ¥12.08(筆記時点) \\ \hline
発行枚数 & 上限枚数なし \\ \hline
流通している供給量 & 141,903,536,384 DOGE \\ \hline
時価総額 & ¥1,700,580,489,532 \\ \hline
時価総額ランキング & 10位 \\ \hline\end{array}
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ドージコインは、かつてはジョークから生まれたミームコインでしたが、その革新的な特性が注目を集め、今やGucciやスペースXなどの大企業が採用するほどの高速かつ低コストな決済手段として活躍しています。
たとえば、最近では高級スポーツカーの製造で知られる大手自動車メーカーの「フェラーリ」が、米国における自動車販売で仮想通貨決済に対応されましたが、このなかにドージコインも含まれております。
起業家ジャクソン・パーマー(Jackson Palmer)氏とソフトウェアエンジニアのビリー・マルクス(Billy Markus)氏によって2013年に生み出され、柴犬をモチーフにしたこの暗号資産は、初めはジョークの域を出なかったものの、Redditなどのコミュニティで爆発的な人気を獲得し、今や急速に拡大する投機的な需要を見せています。
5度の価格急騰
ドージコインは、過去6年間で驚異的な成長を遂げています。その価格は誕生から6300倍以上も上昇し、過去5度の価格急騰を経験してきました。
最初の大きな価格上昇は2017年の暗号資産ブームに端を発しました。多くの個人投資家が市場に参入し、ドージコインはわずか70日で1890%以上上昇しました。しかし、その後の下落相場で75%下落しました。
2度目の価格上昇は2018年1月に起こり、ドージコインは0.02ドルを突破し、時価総額は16億ドルとなった。しかし、この高騰は短期間で価格は70%以上も下落しました。
3度目の上昇は2018年4月に市場が「冬の時代」を迎える直前に起こり、時価総額は以前の史上最高値から半分以上減少していたにも関わらず、3日間で103%上昇しました。
4度目の大幅上昇は、2018年9月にイーサリアムとの接続テストが完了した時に起きました。価格は48時間で173%上昇しましたが、イーサリアム価格の下落と開発資金の不足により、アップデートは保留となりました。
5度目の価格上昇は2021年1月に、WSBの株式市場での熱狂がドージコインに飛び火し、1100%の上昇をもたらしました。
その後、2021年2月にイーロン・マスク氏の投稿がさらなる上昇を後押ししました。
イーロン・マスク氏は熱心な愛犬家であり、ドージコインの有名な支持者でもあります。
米国では、X(旧ツイッター)上で「#DogeDay」がトレンド入りし、Google Trendsのデータによれば、「Doge」というワードの検索が増加していることがわかりました。
また、マスク氏がX(旧ツイッター)の買収に関する発表を行った際、ドージコイン(DOGE)は70%以上急騰しました。
さらに、2023年4月4日にはX(旧ツイッター)のアプリロゴがドージコインのロゴに変更され、価格も上昇しました。
一部の投資家は、彼の発言や『Saturday Night Live』への出演が価格変動に影響を与えたとして、不正利得の訴訟を起こしています。
つまり、マスク氏は利益を得るために、ミームコイン市場の価格操作をしているという疑惑が浮上しました。
しかし、マスク氏の弁護士はこれを不正行為とすることを否定しています。
現在では、マスク氏がX(旧ツイッター)にドージコインを使った決済システムを導入することを期待する声も多い中、実際には彼がどれだけの量のドージコインを保有しているかは不明ですし、決済通貨にはXRP(リップル)及びXLM(ステラルーメン)の候補もございます。
このような議論の中、ドージコインはパロディ通貨の側面を持ちつつも、決済スピードの速さや発行上限のなさなど、積極的に開発・改良が進められています。
これらの波乱に満ちた歴史を持つドージコインは、今や仮想通貨市場において独自の地位を築いています。
ドージコインを取り扱っている国内取引所は、SBI VCトレード、CoinTrade、bitbank、GMOコインなどが挙げられます。
また、同じミームコインであるSHIBコインも注目に値する銘柄です。
SHIBコインは、Shiba Inuトークンとして知られる仮想通貨です。SHIBはEthereumベースのトークンで、犬の飼い主向けのコミュニティを対象としています。
SHIBはDeFi(分散型ファイナンス)プロジェクトの一環として開発され、2020年8月に登場して以来、短期間で最大級の時価総額を持つミームコインとなっています。
SHIBコインはしばしば「ドージコインキラー」と呼ばれます。これは、ドージコインと同様に犬に関連したトークンであり、時折同じような注目を集めることからこのような表現が用いられます。
ただし、これは比喩的な表現であり、実際の市場動向は常に変化しているため、注意が必要です。
前述した通り、SHIBコインとドージコインは両方とも犬に関連したトークンであり、両者ともイーサリアムベースのトークンです。
そのため、以前のドージコインの急騰がSHIBコインの価格に影響を与えることもあり、これによってSHIBコイン保有者の中には多くの億り人(億万長者)が生まれたこともあり、今も注目を集めています。
SHIBコインについては、別途詳しく説明した記事をご用意いたします。
SHIBコインは、ビットフライヤー、ビットポイント取引所で取り扱いしております。
また、国内のコインチェック取引所が、2023年12月14日よりShiba Inu(SHIB)の取扱いを開始しました。
本日は以上となります。
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