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デザイナー1年目。サイトリニューアルをしてみた。Vol.2

どうもワタナベ です。
去年の9月より、未経験デザイナーとしてweb制作会社クオートワークスで働いています。以前書いた記事「デザイナー半年目。サイトリニューアルをしてみた。」が思っていた以上に反響があり、「note編集部お気に入りマガジン」にも選んで頂きました。ありがたや〜。

ということで2回目になります。今回も実在の企業サイトをモデルにデザインのリニューアルを行いました。

題材にしたサイト


FireShot Capture 1153 - 表参道MJMデンタルオフィス - 東京都渋谷区 表参道駅の歯科・歯医者 - mjm-dental-office.jp

リニューアルしたデザイン

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今回はクライアントのヒアリング内容を設定して制作

前回はサイト設計、構成等の見直しはせず、デザイン部分のリニューアルのみでしたが、今回はクライアントからの要件、要望を設定してそれを元にデザインを行いました。設定は弊社で使われているヒアリングシートを元に作成。ヒアリングの中でも重要と感じた下記の点には特に留意してデザインを行いました。

(インタビュー記事やサイト内の情報から設定したので、実際とはズレている可能性がありますが、そこは自主ワークということで…!)

・30〜40代の比較的所得のある層をターゲットとしていきたい。
・院内は黒と白を基調とした歯科院らしさを感じさせない内装にしている。サイトもいい意味で歯科院らしさを感じさせないデザインにして頂きたい。
・歯医者に対して、怖い人、用心深い人にも来てもらいたい。
・当院ならではの強みや特徴、院長の思いなどを深く知ってもらいたい。


デザインの参考にしたのは医療系ではなく、ホテル、レストラン系

・30〜40代の比較的所得のある層をターゲットとしていきたい。

まずはターゲットに訴求できるトンマナの確認から。こちらはネットのリサーチ以外にも30~40代向けの雑誌のデザインからも参考にしました。こういう時に読み放題サービスは便利ですよね…。以下の傾向が多く見られたので今回の参考にしました。

・派手な配色は避け、落ち着いた色合いのトーンを使用。(彩度の高い色は差し色程度の使用)
・過剰に装飾は入れず、ワンポイントで使用。
・余白は広め、セリフ体を多用するなど、上品、知的な印象に。

院内は黒と白を基調とした歯科院らしさを感じさせない内装にしている。サイトもいい意味で歯科院らしさを感じさせないデザインにして頂きたい。

院内のカラーに合わせてモノトーンで配色。また他のインタビューでも「歯科院らしくない雰囲気」という言葉が度々見られたため、医療系サイトのデザインを参考にせず、他業種から探すことに。(あくまで見た目の話。構成などは参考にしましたよ。)

そこで参考にしたのがホテル、レストラン系のデザイン。今回のターゲットが「所得のある層」ということで、リーズナブルさよりも質の高さを重視する傾向があり、品質、ホスピタリティの高さを訴求しているホテル、レストラン系のトーンが合うと考えました。また、いい意味で歯科院らしくないデザインにもなると考え今回の参考にしました。

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構成について

TOPの構成は現状サイトから変わっています

・当院ならではの強みや特徴、院長の思いなどを深く知ってもらいたい。
・歯医者に対して、怖い人、用心深い人にも来てもらいたい。

ユーザーの目に止まりやすいように当院の強み、特徴といったコンテンツをページ上部に集約しました。
また「怖い人、用心深い人にも来てもらいたい」に関しては、どのような治療でどういう人がいるのか、全容が分からないと不安を感じてしまうのかなと考えたため、前半では治療内容、強みなど当院に関する情報、後半ではスタッフ紹介の導線や院内の雰囲気を知ってもらうためのギャラリー という構成にしました。特に現状サイトのTOPは動画以外、具体的なビジュアルがなく院内の様子や雰囲気が掴みづらいと感じたので、各コンテンツには院内の風景や人の顔が分かる具体的なヴィジュアルを配置するようにしました。

反省

実はこのデザインになるまでに、作り直しをしています。つまりボツをくらったということですね…。「歯科院らしくない雰囲気」というクライアントの要望を違った解釈で作ってしまったというのが理由です。確かに歯科医らしくないデザインだけどそれはターゲットの30~40代に訴求できるのかって話でして…。

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今改めて見るとストリート感が凄い。やり過ぎた。ターゲットが20代なら有りだったかもしれませんね…。

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