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秒速5センチメートル

「ねぇ、秒速5センチなんだって。」
春が近づくにつれ、この言葉を思い出す。

好きだった人と、結ばれるはずの運命の人と、生きる世界が徐々にずれていく。
青春時代に想い続けた君に、ぼくの声はもう届かない。

君はぼくの知らないところで幸せになっていく。
それが運命だったのかもしれない。返信が返ってこない相手にメールを送り続ける。

そんな世界があってもおかしくない。
ぼくはただ、君の幸せを祈る。

出来ることならば、ぼくも前を向いて歩き出す。


作品紹介

アニメ映画では1番大好きな作品で、毎年必ず見ています。
どの時期に見ても心を抉られ、自分の見ている世界が変わるような気持ちにさせられる。


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