Day16_AIから考える新規サービスの市場破壊と溶け込むバランス
どうも!180日後に起業する人です。
最近はAIを日々活用しながら、新サービス検討を進めております。その中で見えてきた破壊的イノベーションの在り方について考えます。
破壊的イノベーション
DisruptとかDisruptive innovationとか言ったりします。『イノベーションのジレンマ』で有名なクレイトンクリステンセンが提唱した"新市場型破壊的イノベーション"は、AppleのiPhone等を具体例で挙げられたりするのですが、生成AI(ChatGPTやClaude、Perplexity等)は、まさにそれに該当するのではないかと考えます(厳密にいうと、技術革新とサービス群によるイノベーションなので、違う概念が生まれそうですが)。
利用している中で、AIならではのルールが設定されていたり、現在の著作物へのケアがなされていることから、上記について考えたいと思い、このテーマで書いています。
生成AIのルールと現社会へのケア
最近、Claude 3.5 Sonnetが劇的な進化を遂げ、思考実験的な内容を投げかけてみたりしています。今までは既存の情報に関連する内容以外は、それっぽく答えるだけでした。それが今は、思考実験や未来について考える問いに対しても、「正しい・正しくない」はさておき、前よりしっかり考えた上で回答できているように感じます。そんな中、メンタリストのDAIGOさんのようなマジックの誘導をAIができるかどうかを投げかけたとき、いくつかの理由とセットで以下の回答が来ました。
おおお!これが過去議論された「シンギュラリティ」の予測の中で見たディストピアへの対策か・・・!と感動しました。
また、その他ChatGPT4oで画像生成をしていた際、途中で試しに「上記をワンピースに出てくるキャラクターのように描いて」と指示すると以下のような返答をしてきました(なお、上記はIPをモチーフとした画像を何かに利用しようとしている訳でなく、あくまでどこまでAIが出来るかを試すことが目的でプロンプトを投げているためご容赦ください)
ちゃんと既存IPをケアしている・・・!そして、もう少し抽象的なモチーフの指示であれば、それなりに生成してくるのを確認しました。
破壊的イノベーションのサービスはどこまで既存ビジネスをケアすべきなのか
上記を考えながら、「どこまで既存ビジネスをケアすべきなのか・・・」ということを考えてしまいました。Uberが日本では既存のタクシー業界にブロックされ、タクシーサービスのアプリがリリースされて利用される形となり、結果タクシー業界が盛り上がるだけで、既存の課題であるドライバー不足の問題は解決されていません。ライドシェアの法規制緩和の動きにはなっていますが、既存のタクシー業界は自動運転による解決を狙っているのでしょうか・・・(ある種、リープフロッグ現象みたいですね)
個人的な結論としては
Visionの実現に必要、あるいはVisionを共に実現したいパートナーであれば、ケアする
というバランスな気がしています。生成AIのアウトプットが著作権上であったり、社会上認められないと広がらないですし、また、現在もなお創造されている作品が無いと中長期的に見て生成AIの進化はないとも言えます(規制する地域が出ているぐらいなのでもっと血みどろな政治的背景によるものかもしれませんが・・・)
参考:欧州AI法案
既得権益が強すぎる場合は、明確にイノベーションを妨げられる要因となるので、大人スタートアップとしての立ち回りが求められる、ないしは逆輸入モデルといったアプローチが必要かもしれません。
今後自分たちが作っていく新規ビジネスも、上記観点は忘れずに取り組んでいければと思いました。
180日後に起業する人
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