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変化を歓迎する姿勢でいること

 私が参考にしている情報源の方からまたこんな話があったのでシェアさせていただきます。
自分でも心当たりがあったのでスッと府に落ちた。


「人生というのは優先順位の集合体」


 例えば、今目の前にお茶とジュースがあるが、自分はどっちを飲みたいのか。
こういった行動の積み重ねが人生そのものになっていくという。
なぜなら、未来というのは「今」の積み重ねであって、先にあるものではない。
だからその時そのときの選択を間違わなければ自ずと自分にとって良い未来が訪れるということなのだ。


これを言い換えると
「究極の目先」
という言葉になる。


 例えば、3、4人でレストランに行った時に、何のメニューを頼むか。
みんながこれ頼んでるから自分もなんとなくこれを頼もう。
そういうことをしていては、自分というものが見つけられない。


 そういう時に、しっかりと自分の意思を持って選ぶ。
そうすることで
「自分はこれを選ぶ人間です」
ということがひとつ説明できることになる。


 自分も以前、職場の人間とラーメン屋に行ったときに
「ここはこのラーメンがおいしいからさ」
と言われたが、その時にはまっていた「台湾まぜそば」を私は頼んだ。そうしたら「それはないわ」と言われたのだが、それっておかしいと。

 
自分の金なんだし、自分の身体に入るものなんだから自分が食べたいものを食べても良いじゃないか。
というかむしろそういう所の台湾まぜそばは、他の店と違うところにこだわっていてなかなかうまかったのだが、他の人たちからは、みんな同じようなメニューを頼んでいたからか、「一口ちょうだい」と大いに言われたのだった。



 もしも「幸せ」というものを定義するのであれば、自分の中で優先順位というものを明確にしていくことで自分にとっての「幸せ」というものがわかってくる。

 
ここで注意してほしいのは、定義するにしても
「究極的な定義はできない」
ということ。
なぜならその優先順位というのは変化していくものだから(10年前の自分と今の自分では違う)。
今思う優先順位というものを明確にしていくことによって、幸せというものが見えてくる。


 個人的には、幸せというものは「なる」ものではなく「感じる」ものだと思っている。
「幸せになる」
と考えるとそれは難しいが、幸せを感じること、状態を自分の中で持っていることが大事である。

 
その状態が「エネルゲイア状態」なのである。



 変化という点で意識したいのが、
「変化を歓迎する姿勢を持つ」
ということ。
優先順位というのは変化すると言った。
だから昨日の自分と今日の自分で優先順位が変化するようであれば、その変化を恐れずに歓迎することが重要なんだ。

 
似た話で、私はあのイチローを思い出した。
優先順位というか、「変化」の話だが、イチローは「振り子打法」というバッティングフォームと言われている。
文字通り、振り子のように足を振るからという意味だと思う。
私はてっきり、
「プロ野球選手はもう完成されていてフォームなども全く変わらないのかな」
と思っていた。
しかし、テレビで見ているだけでは気づかないかもしれないが、あのイチローでさえフォームを微調整して、その時の自分に合ったものを試行錯誤して探している。


 そう。メジャーリーガー、プロ選手でさえ試行錯誤しながら変化させているのだ。
私も経験があるが、そのフォームで打てたからと言って、絶対に次も打てるとは当然限らないし、かたくなにそのフォームを維持しようと思っても絶対にうまくいかない、
知らない間に変化することもあるし、人間というのは同じように見えて、その日そのひで身体の具合も違ってくるのだ。
その違いを少なくしようと、例えばイチローのように毎日同じものを食べたり、特定の動作(ルーティン)をすることによって身体の調子を安定させようとしている。


 が、私たちのようにふつうに暮らしていてはそんなことは必要がないし、人間というのはただでさえ変化することが当たり前の動物なのである。
だから、変化に抗わないというか、変化することが当たり前なんだ、という認識が必要になってくる。
むしろ変化をしないようにしないように、ということをするとそのことに体力を使ってしまう。

 
見たことがあるかもしれないが、かなくたに、頑固に自分を変えようとしない人たちは往々にして疲れている。
それは人間の本来の形に抗っているからなのだ。


 でも自分からしたら、人の意見に流されて変化することが良いように聞こえてしまうかもしれないが決してそうではない。
ある程度の流れには乗り、無駄な体力は使わない。しかし自分で居続けるということ。
イメージするのは
「波を乗りこなす」
ということである。
海という大きなものがあって、波が発生するが、サーフボードに乗って、ただ立っているだけでは逆に体力を使うというか、人生を生きていない。
大きな波を乗りこなし、自分で居続ける。それが大事なんだということ。



 比較すると、会社の業務などはあたかも「変えることが悪」のように扱われることが多い。
「前回やったときはこうだったのに」
そんな文句ばかり飛び交うが、考えてみれば時代や社会状況が変化する中で業務に対してずっと同じことをやっていられるわけがない。
それならば、前回と同じようにやることが当たり前、という考えの方が明らかに不自然である。
組織の中ではある程度は仕方ないにしろ、人生において変化を毛嫌いすることは不自然なのだ。


P.S


もちろん、悪く変化するのではなく、幸せを前提としたうえでその優先順位の変化のは話である。


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