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自分の文章がメディアに初めて掲載された、3年前のあのときを振り返る。

私は新卒から約5年間、医療関係の仕事に就いていた。

なにか本や文章にかかわる仕事がしたいなあ、でも、どうやったらなれるんだろう。挑戦してみたいけど、他の業種で私はやっていけるのだろうか…

とかなんとか、社会人4年目の私はうだうだと考えていた。

2021年の年明けに、そんな悶々とした気持ちを中学生時代からの友人に話したら、
「ここでなにか書いてみたら?」と、あるメディアを勧められた。

それが、かがみよかがみだった。

「私は変わらない、社会を変える」をコンセプトに、18~29歳の女性から募集したエッセイや、著名人のコラムが掲載されているメディア。

私は「かがみよかがみ」に掲載されている同世代の女性が書いたエッセイを読んで、私も書きたい!!書かねば!!!と強く思った。

私が書くなら、まずはこのテーマしかない!と、1本のエッセイを1時間ほどで一気に書き上げて、ドキドキしながら送信した。

掲載されるかな、掲載されるといいな…!

数日後の職場での昼休み、歯磨きをしながらスマホを見ていたら、編集部の方からメールが届いて、無事に掲載されることに。

このメールを受け取ったとき、そして、さらに数日後にエッセイが実際にサイトに掲載されたとき、心の中で全力でガッツポーズをした。

中学生~高校生のときに流行したブログや自分のHP(通称"ほむぺ")でも日記を書いていたが、
(今振り返るとまっくろすぎる黒歴史…絶対読みたくない…)
数人の友人しか見ていないものなので、PV数は比べ物にならない。

そしてなによりも、編集部の方に読んでいただいて掲載されたことで「認められた」ような気がして、何よりも嬉しかった。

私の記念すべき「かがみよかがみ」初エッセイがこちら。

ペンネーム「のなよ」は、自分の名前をだいぶ雑にいじくりまくってつけたもの。

ちなみにこのエッセイ、公開されて数か月くらいは「見た目」カテゴリのランキングで上位に入っていた。びっくり。
(定期的にランキングをチェックしては、順位の変動に一喜一憂してたなあ)

その後、次々にエッセイを書いていき、自分の気持ちを文章にして「誰か」に届けることにのめりこんでいった私。

「私が○○を変えるなら」というテーマでエッセイを応募したときは、部門別の次点をいただいた。

上野千鶴子さんが私の文章を読み、コメントをくださったことが何よりも嬉しくて、しばらくは頭の中がふわふわしていた。

そんな私は、かがみよかがみ初掲載から約1年後に医療職を辞め、今は仕事で文章を書いて多くの方に読んでいただいている。

仕事で書いたnoteに、200以上のスキがついたこともある。

反対に、スキ数が思うように伸びなくて落ち込むこともしょっちゅうある。

でも、「文章を書くこと」との付き合いがどんなに長くなっても、
もしこれから私が大物になっちゃったとしても、
3年前に「かがみよかがみ」で自分のエッセイが初めて掲載されたときの、目の前の世界がぶわっと広がるような、胸が高鳴ったあのときの気持ちは絶対に忘れたくない。

(私個人でやってるこのnoteは全然更新してないけど、)
初心を忘れずに、これからも書き続けたいな、と思う。

私が新しい仕事に挑戦する勇気をもらえたのも、「かがみよかがみ」のおかげ。

もうすぐ私は、「かがみよかがみ」にエッセイを投稿できる年齢ではなくなってしまう。

お世話になった「かがみよかがみ」に、
最後に1本、思いっきり書こう。

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