見出し画像

「WHITEBOARDは“メディア”になります」(編集長・北健一郎)

WHITEBOARD編集長の北です。

突然ですが、WHITEBOARDが新たなチャレンジをします。

WHITEBOARDは“メディア”になります。

誰もが学べる場所をつくりたかった

WHITEBOARDを立ち上げたのは2020年。この1年間で、楢﨑正剛さん、中西哲生さん、ミゲル・ロドリゴさん、内川聖一さんのオンライン講習会を配信してきました。実を言えば、これからもすごい人たちが控えています(絶賛準備中です!)。

このサービスをつくろうと思ったのは、メディアとして仕事をする中で感じていたスポーツ界の課題を解決したかったからです。

「素晴らしい技術や経験を持っている人がたくさんいるのに、ほとんどが埋もれてしまっている!」

中西哲生さんは長い時間をかけて「N14中西メソッド」と呼ばれるサッカーにおける技術論を構築しています。久保建英選手や中井卓大選手らにパーソナルコーチとして教えているというメソッドは、感覚的だったサッカーの技術を究極レベルまで言語化・体系化したものでした。

楢﨑さんは日本代表としてワールドカップに4大会出場し、GKで初めてJリーグのMVPになったレジェンド。そんな経験と技術を持った人の言葉には、とてつもない価値があります。うまくなりたい現役選手や、現場で教えているGKコーチがそれに触れることで得られるものがあると思いました。

とはいえ、中西さんや楢﨑さんのようなスペシャルな人から誰もが学ぶことは現実的に不可能です。いわゆるエリートと呼ばれるような選手に限られてしまう。誰もが学べるような場所をつくることはできないか。

そんな中で生まれたのがオンライン講習会とオンラインサロンを組み合わせたプラットフォーム、WHITEBOARDです。

オンライン講習会で講師が培ってきた技術や経験を学べる。それだけにとどまらず、参加者はオンラインサロンで講師と交流ができる。例えるならオンライン講習会は“教科書”で、そこからオンラインサロンを通じて“コミュニティ”で学びを深めていける。

本格的にサービスを立ち上げてからおよそ1年が経ちましたが、一言で表せば「本当にやってよかったな」と思っています。僕たちが目指している、学びたい意欲を持った人が学べる環境はちょっとずつ実現できてきているという手応えも感じています。

画像1

自分たちが読みたいかどうか

一方で新たな課題が見えてきたのも事実です。オンライン講習会やオンラインサロンは“クローズド”な空間です。閉鎖的であるからこそ質の高い情報を出せる、講師と参加者が交流できる距離感を保てる。そのメリットと引き換えに、外に向けた発信がどうしても弱くなってしまう。

僕たちは「日本のスポーツを変えたい」と本気で思っています。現場で戦っている方々に比べれば、メディアの人間にできることは限られているかもしれません。ただ、誰かの意識を変えたり、世界を広げたりすることはできるはずだと信じています。

最も大事にしたいのが「自分たちが読みたいかどうか」。

メディアではニーズに合わせて記事をつくるのがセオリーです。こういうのが読まれるだろう、こういうのが求められているだろう、ということから企画を考えていきます。一般的なメディアはページビュー数(記事が読まれた数)が広告収入に結びつくので、そうならざるをえないという事情があります。

僕たちは広告収入で運営するモデルでもなければ、どこかにスポンサードされているわけでもありません。自分たちが好きなことを、好きなようにやれるのは発信する上での大きな強みだと思っています。

今回のプロジェクトではスポーツ雑誌・書籍で豊富な経験を持つ編集者の花田雪さんを新たにチームに迎えます。クオリティよりもスピードが優先されるようになっている今だからこそ、あえて紙媒体のように1つ1つのコンテンツを丁寧に作り込んでいきます。

バタフライ効果を起こしたい

WHITEBOARDがメディアを通して発信していきたいテーマは大きく3つあります。

①プロフェッショナルの技術・経験をシェアする

②世界の最先端のトレンドをキャッチアップする

③現場で生まれているイノベーションを発見する

“バタフライ効果”という言葉があります。気象学者エドワード・ローレンツによる講演「アマゾンの1匹の蝶の羽ばたきがテキサスで竜巻を引き起こすか?」が名前の由来です。力学系の状態にわずかな変化を与えると、そのわずかな変化がなかった場合とは、その後の状態が大きく異なってしまう現象を表しています。

僕たちの影響力は小さな、小さなものです。それでも、誰かの心を動かすことができれば、それが行動につながり、大きなうねりになって、未来を変えられるかもしれない。このメディアから良い意味でのバタフライ効果を起こしていきたいと思っています。

WHITEBOARDの新たなチャレンジにどうかご期待ください!

文・北健一郎(WHITEBOARD編集長)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?