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メダイヨン・サバイヨン・仏料理だよん!その④!


 皆さん、こんにちは。仏料理と言っても、仏飯とか仏膳とか陰膳の事ではない。木賃もくちんふくよし(芸名)です。
 さて。本日は、


おくのくんに
フランス料理を
ご馳走になった話!!

 [ THE FINAL ]


 (´°Д°)」 行きます!


 前回。

 前回までのあらすじ。

 おくのくんがご馳走してくれるって事で、色々あって神戸のフランス料理へと食べに行くが、



 盛り盛りの前菜と、


 盛り盛りの前菜と、



 (´°A°)」 カニ丸ごと1匹。



 が出てきて、流石に大食らいなワタクシでも、ちょっと食い切れない可能性が出てきたぜオイ!って所までが前回。しかし、アミューズ(付き出し料理)、オードヴル(前菜)、ポワソン(魚料理)が終わったので、後はアントレ(メイン料理)を残すだけ。
 胃の容量は1/2、満腹感は1/3ほど残してあるので、


 (´°∀°)」 だったらイケるぜ!


 と息巻いていたところ、


 (´・Д・)」 料理が全然出てこない。


 まあ、シェフが1人で回しておられる店なので、そこをどうこう言うつもりはないんだけど、体感時間で20分ほど、カニの次の皿が出てこないんですよね。
 提供が遅いぐらいの事は大した問題じゃないんだけど、


 満腹中枢神経が、


 (´・∀・)」 そろそろ、
 食事を終える時間よ?


 って囁きかけて来るの。

 ワタクシの胃の容量はまだ50%ぐらい残ってるが、満腹感が65%だったのに、この20分で80%ぐらいに増幅してしまっている。
 しかも、料理を待ってる間に、喋ったりするから、酒や水も飲むし、パンも齧っちゃう訳ですよ。コレで胃の容量は60%ぐらいになっている気がする。よくない流れだ。
 だが、次のメイン料理さえ平らげてしまえば完食ですよ。楽勝楽勝。





 そう思っていた時期がオレにもありました。



 20分後、我々の前に運ばれて来たのは、







 巨大なオマール海老。


 しかも2尾。

 1人につき、2尾。



 (´°Д°)」 えっ? 魚料理? えっ? 次はメインじゃないの? えっ? どう言う事なの?


 ちなみに、2尾あるけど、ソースは同じアメリケーヌ。


 (´・Д・)」 いや、うん。

 味は美味しいんだけどね?


 いや、正直、このオマール海老は美味しかったのよね。ソースも良く出来てたし。
 ただね?


 (´・∀・)」 量がおかしい。

 しかも同じ味。





 (@_@)…。 ( ´∀`) …。


 カニに続き、またも無言でエビをほじり出す2人。
 いや、美味いんだけどさ。うん。ソースとか、パンにつけて食べたら美味いんだよ。うん。

 そうこうやってる内に、オマール海老を2尾完食。
 胃の容量は75%ぐらいだ。まだイケる。しかし、時間の経過と「大量の同じ味」や、ここまで魚介ばっかりで全然赤ワインが進まず、水やパンで口をリフレッシュした事も手伝って、満腹感は90%ぐらいに到達している。

 そして、完食から待つこと10分ほど。



 メイン料理が運ばれて来た。





 エゾシカとセップ茸。

 (´°∀°)」 わーい
 やったー!ジビエだー!


 って気持ちと、


 (´・Д・)」 うん…


 って気持ちが同居している。
 エゾシカは、めちゃくちゃ分厚いのでおそらく、少なく見積もっても、


 150g×2切=


 (´・Д・)」 300gはある。


 ちなみに焼き方は完璧で、この技術は流石だと舌を巻いた。

 んで、ぶっといセップ茸が6本ぐらい添えられてんの。6本。
 あ。セップ茸ってのはポルチーニ茸のフランス語。日本ではヤマドリタケと呼ばれる。
 サイズ的には一般的なエリンギ茸より、ちょっと小さいかな? ってぐらいのが6本。

 更に、写真中央に見えてるのが玉ねぎ。見えてないのも併せると、玉ねぎ1/3カット分ぐらいある。
 そして、写真には写ってない(わずかに左下に見えてる)けど、肉の下に、




 (´°Д°)」 じゃがいも2個。



 (´・Д・)」 、、、



 (´・Д・)」 、、、、、、




 (´・Д・)」 アホなん?



 大概に大食らいなワタクシの胃を満たす量って、ワタクシは嬉しいけどアホなん?
 なお、エゾシカは美味しかったし、ようやく赤ワインも美味しく飲めたんだけど、



 (´・Д・)」 ワタクシは
 エゾシカを食い終え、
 ポルチーニ茸を4本と、
 玉ねぎを半分ほど食べ、
 カトラリーを置いた。


 胃の容量は95%で、満腹感は110%ぐらいだ。
 ちょうど、おくのくんがエゾシカを150g食べ終えた頃合いである。


 (´・Д・)」 提供された食事を残す事はポリシーに反するが、
 無理に押し込んで美味しく食べないのもポリシーに反する。


 幸い、この店にはフリーザーバッグの用意もある。ここは持ち帰る方向で考えよう、とおくのくんに提案し、おくのくんは少々グロッキーな表情でそれに応じた。

 正直、無理をすれば完食は可能だったのだが、



 (´°Д°)」 この後に
 まだもう1皿控えてる
 可能性がゼロじゃない!



 少なくとも、


 (´°Д°)」 デザートは
 確実に用意されてるし!


 ってコトで、食事を終える事を決めると、厨房にいたシェフがいそいそと出て来て、




 ( ´∀`)ノ いやー、

 負 け る か と
 思 い ま し た わ!



 って、



 (´°皿°)」 なんの
 勝負してんだよ!?


 (´°皿°)」 ワタクシゃ
 美味しく楽しいフレンチを
 味わいに来てんだよ!!!



 ちなみにシェフは嬉しそうに、

 ( ´∀`)ノ こりゃ
 負けそうだと思って、
 ジャガイモ増やしました!


 コレも食べられちゃったら、
 デザートのイチヂクを、


 5 個 に し よ う か と


 思ってました!



 ↑ マジで言われたセリフの、ほぼそのままである。

 ちなみに、デセール(デザート)のイチヂクのコンポート(蜜漬け)は、


 3 個 あ っ た 。



 ワタクシは紅茶と一緒に楽しみましたが、、、ましたが、、、が、、、




 ( ´∀`)ノ いやー、
 水を飲む量が増えたあたりで、


 これは 「 勝 っ た ! 」


 って思いましたよ!!




 (´°皿°)」 だから!
 いったい何の勝負を
 してんだってよ!?



 (´・Д・)」 そんな訳で、4日間にわたる食事レポートは終了である。

 結構なお値段でしたが、ワタクシはおくのくんにご馳走してもらったので、文句を言う立場にない。
 更に言うと、帰り際にはフルールドセル(高級塩)のお土産もついて、本文中には書いてなかったが、高級キャヴィアや発酵バターなどを含む食べ残しを全部持って帰ったので、トータルで言うと、費用対効果は高い。

 ※ キャヴィアは最初からテーブルに置かれていたのだが、蓋が開いているとは知らず、開けたら別料金かも? と思って手をつけなかった。
 料理に付けて食べるタイミングも「ココだろ!」ってポイントが見当たらなかったし。



 (´・Д・)」 でもね?



 (´°Д°)」 勝負をしに
 行ったんじゃなくて、


 フレンチを楽しみたかったの!!



 (´・Д・)」 そんな訳でワタクシに、美味しく楽しいフランス料理をご馳走してくれる人を募集しています。
 あと、イチヂクは3個とも完食しました。心身ともに疲弊していたので、イチヂクの写真は撮り忘れました。

 ※ この記事はすべて無料で読めますが、フレンチ以前に明日の食い物にさえ困ってるんで、投げ銭(¥100)をお願いします。
 なお、この先には、マジでおくのくんゴメン!って話しか書かれてません。


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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。