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謎の秘伝書を求めて
皆さん、こんにちは。武術大好き、木賃ふくよし(芸名)です。
さて。先日の話なのですが、吉村さんと山登りをしたら途中でバテてしまって山頂に届かず、という大失態を犯してしまったのですが、
(´・Д・)」武術の話を
できる人がいると、
嬉ションする犬ぐらい
はしゃいでしまったのが
敗因です。
そんな吉村さんと再び相見えまして、今度ははしゃぎ過ぎないよう、
SNSの上手な運用方法とか、
ちょっと政治的な話とか、
少し国際情勢的な話とか、
(´・∀・)」隠し切れない
知性あふれる話題に
興じていた訳ですが。
前回は7時間ぐらいブッ通しで喋ってたのに対し、今回は時間の都合もあり、2時間半ぐらい。
それでも話してるうちに、
気が付いたら武術の話に絡めてたり、やっぱり気が付いたら武術の話になってたりしちゃう訳なんですけれども。ええ。
その中で特筆すべきは、主に「会社・仕事における技術継承」についての話が面白くてですね。
例えば、昭和の感覚のままだと、職人の技に対し、弟子は、
(´°皿°)」見て覚えろ!
とか無茶振りされる訳ですよ。
(´・Д・)」いや、
ちゃんと教えろよ、と。
まあ、ぶっちゃけ教えるに足るだけの業務時間が足りないとか、業務に追われて技術を教えるだけの人手が足りないとか、そもそも職人が教え方を知らないとか、
(´・Д・)」色々な理由は
あるんですけれどもね?
この辺をちゃんと教えないから、どんどんとレベルが下がっていく、ってのはあるんですが、多くは「会社の体質」が古かったり、
(´・Д・)」今、何とかなってるから
未来への投資をしない姿勢が問題。
まあ、これは「会社」が抱える問題も大きいので今回の話から外しますが、そうじゃない部分もかなり大きい。それが、
(´・Д・)」職人の技術は1流でも
教え方が4流だったりするのよ。
見て覚えろ、技は盗め、やってればその内に出来る、なんてのは、
(´・Д・)」教育の放棄ですわ。
とにかく「教えるのがヘタ」ってのは技術継承において致命的。
中には、簡単は事でさえ「教えない人」がいたりするから厄介なのよね。
と言うのも、実は大した事のない技術だから、「教えて、すぐに真似されたら価値が下がる」「自分の立場が危うい」なんて理由から教えない人も多い。実は、これがかなり深刻な問題だったりする。
戦力としては、新人がすぐに技術継承して使えるようになる方が助かる訳だが、教えない事によって誰も得していない。教えてない本人が「気分的に助かってるだけ」で、業務が楽になる訳でもないし、何なら「新人が使えない」というストレスを感じてたりする。アホか。
本道からすれば、新人はすぐにでも追いつくべきであり、先達はすぐに追いつかれぬよう、もっと技術を高めるべきなのである。
だが、しょーもないプライドが邪魔して、後続を育てられない。割と深刻な問題である。
無論、新人が「こんなの簡単っすよ!」と調子こいて、大失敗をしないように慎重にならねばならない部分もあるが、そういった部分も含めて「育てる」のが先達の役割。
そこで、技術の継承を簡単にするのが、
(´・Д・)」マニュアルだ。
解説書、取扱説明書、技術書、指南書、手順書。色々あるが、とにかく「職人の経験や勘」に頼らず、しっかりと文章化、明文化、図解化する事で技術をキープするやり方だ。
マニュアル化は人類の叡智の結晶とも言える。だが、マニュアル化にも弊害があり、特に上層部ってのは、
(´・Д・)」マニュアルに
書いてあるから出来るだろ?
ってな考え方をしてる人も多いのである。アホだ。
考えても見て欲しい。
(´・Д・)」ダイエットの
本を読んだら、
それで痩せるのか?
痩せる訳がない。指導に従って運動や節制をするから痩せるのである。
ギターの弾き方を本で読んだら弾けるのか? それも上手に弾けるのか? 無理だ。そんなぐらいで楽器が弾けるようになるなら苦労しない。
例えば、日本のフルーツや野菜が外国に盗まれて栽培され、それが問題視されているが、ワタクシは正直に言って、深刻な問題だとは思っていないのである。(窃盗を問題視していないって意味ではない)
(´・Д・)」だってさぁ、
植えた種さえ優秀なら、
美味しい作物が作れるほど
農作物は簡単じゃないもん。
農作物なんてのは、どれだけ手塩をかけて育てるかの方が、種や苗が優秀であるかより重要だからだ。
当たり前だ。両親がオリンピック選手の優秀なアスリートだとして、その子供に運動をさせず、自堕落な生活を送らせて、立派な選手になる訳がない。ノーベル賞モノの科学者2人の子供でも、勉強させなきゃ賢くはならんのだ。
だから、大事なのは良いマニュアル作りと、その実施なのである。
マニュアルだけで優秀にはなれないし、マニュアルなしの教育も困難なのだ。
少し、話が飛ぶ上に戻るが、漫画「るろうに剣心」の最終的な奥義に、
(´・Д・)」踏み込みの
足を逆にするだけ。
ってのがあってワタクシは笑ってしまったのだが、笑った理由は、それまでの超人的な技の数々の先に、超☆地味な技が登場したなぁオイ!って意味であり、技そのものを馬鹿にする意図はない。
実際、格闘技で前足に重心をおけば威力は跳ね上がるからだ。ただし、同時にカウンターを喰らった時のダメージは更に跳ね上がる。事実、現代格闘技術の多くは、リスクヘッジを重視して、後ろ足に重心を置く。実に簡単な理屈だ。
なので「あいつのパンチは何故こんなに威力が高いのか?」なんてのは謎でも何でもなく、攻撃のインパクトの瞬間だけ、素早くシフトウェイトしてるだけかも知れない。あるいは、単純にめっちゃ筋力が高いだけなのかも知れないのだ。
そう。必殺のカラクリなんて、口や文字で表して仕舞えば、
(´・Д・)」簡単で、
しょーもないコト
だったりするのよ。
出来るかどうかは別としてね。
なので、武術の秘伝書なんかも、実は大した事が書かれてない事は多々あったんじゃないの?ってな話で盛り上がりまして。ええ。
無論、「こりゃ簡単で実用的で効果バツグン!」ってな奥義もあったりはしますが。
実際、カンフーアクション映画なんかでは「秘伝書」を奪い合う物語が散見される。
特許なんかない世界ですから、奥義書を盗んでしまえば勝てる!ってな発想もありな訳です。
現実でも、大手会社のマニュアルを手に入れるために入社した、なんて話はありますから。ええ。特許の概念が薄い頃までは、他社の製品をバラしてデッドコピーを作る、なんてのも常套手段でしたし。
実際、香港映画などは基本的に「脚本」が存在しない。何故なら、脚本が盗まれると、盗んだ奴が先に映画を作っちゃうからだ。
近年はハリウッドなども情報漏洩対策として同様の手段がとられている。
身近な所で言うと、会社は部署ごとにマニュアルを細かく分けて他社に盗まれないように対策したり。
冒険映画や漫画なんかでよくある、
秘伝書は、
3つ揃わなければ
意味をなさない。
なんてのは、まさにコレの事だったりする。宝の地図はすべて揃わなきゃ辿り着けない、とかね。
中には、簡単に理解できないよう、わざとミスリードさせ、半解(中途半端な理解)を誘う武術の秘伝書もあったりする。
要するに、ちゃんと修行して理解を進めておかないと、技そのものを知っても威力が出ないとか、そーゆーギミックが仕掛けてある訳だ。
例えば、一見すると、攻撃者が蹴っているだけに見える図解だが、
実は、蹴られている方が
技をかけている側だったり。
ってな隠匿方法は、、、って、
(´・Д・)」コレ、
キン肉マンで
見た事あるぞ。
と言うような感じで、どんな話をしてても最終的に武術の話につながるのは超楽しい。
てか、フィクションにあるような話は、だいたい現実でもあるんだよな。
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なお、この先には泣き言ぐらいで、特に何も書かれてません。
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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。