キュートなマダムはお年頃!
皆さん、こんにちは。萌えアニメに興味がない木賃ふくよし(芸名)です。
ええと。ワタクシ、こんな絵を描いたりするので、
昨日のラノベっぽい何かのイメージ画。
萌えアニメとか好きそうなイメージがあると思うのですが、実は、
全然、萌えアニメを観ません。
いや、別に絵柄が好みなら普通に「可愛い」ぐらいには思いますが、絵が好みだから、女性声優の声が好きだから、萌えキャラがキャッキャウフフしてるから、ってな理由でアニメを観ることは、まずありません。
ワタクシゃどっちかと言うとアメコミとか池上遼一とか叶精作とか藤原芳秀とか谷口ジロー的な劇画の方が好きなので。ええ。
本来好きな絵を描くとこんな感じ。
じゃ、なんで萌えアニメ的な絵を描くの? ホントは好きなんじゃないのォ? という疑問はもっともです。
ぶっちゃけ、ワタクシは文字が好きだからです。
で。面白い小説や漫画とかが実写とか漫画とかゲームとかアニメ化するなんて事は避けて通れぬ道であり、その際に出来が悪いと憤慨するのは、
物語の部分であり、
見た目はあまり重視されない。
なんか、思ってたのと声が違う、思ってたのと雰囲気が違う、思ってたのと絵柄や配役が違う、なんてのは山ほどあり、特に漫画→アニメ化の場合には嫌という程体験してきたので、もはや絵柄は重要視していない。
福本伸行ぐらい物語が面白ければ、絵は気にならないし、女の子も要らないのである。
そして、ワタクシは文字と物語を読むのが好きであり、文字と物語を書くのが好きなのである。
ぶっちゃけ、画力も文章力も足りないが、足りないなりにお互いを補強する事は可能なのではないかと考えているのだ。
ネット社会を見ても、かつての文字通信の時代は終わり、画像、映像、音声が台頭してきた。正確にはすべて文字で賄うしかなかった時代は終わりを告げ、文字、映像、画像、音声と、それぞれが適したフォーマットで表現されるようになったと言える。
その中でやはり、イラストや漫画の受け入れられ方は、文字を大きく上回る。
そう。場合にもよるが、文字で書くより、絵で表現した方がウケるのである。
要するに、可愛い女の子が売り子をした方が売れるって事だ。身も蓋もないが、イラストの1つでも付けた方が、書いた小説は読んでもらえるのだ。
そもそもどんな絵か、画力は問わず、絵を描くのは好きだから、それならウケそうな絵でも描けばいい、と言うのが本音である。
正直、絵柄自体にはあまりこだわりはない。文章の方で好き勝手に書いてるし。
まあ、極端に目が大きいとか、アンバランスなのは見てて気持ち悪いのは置いといて。特に、萌え絵が特に嫌いって訳でもないのですが、基本的に好きな絵柄は劇画だし、好きな物語はバイオレンスなので、萌えアニメは観ないんですよ。
てな話をしていると、
レストランにおいて何が主題かは、人によって違う。
という話になりまして。ええ。
ワタクシは個人的に、レストランは主に食事を楽しむ所であり、映画、小説、漫画、アニメは物語を楽しむ。
しかし、その人が言うには、たとえそれが「本道」だとしても、
「ウェイトレスが可愛いから
通う店があってもいいじゃない」
という事なのである。
うむ。ワタクシにとって飲食店は「値段に見合うこと」「美味しいこと」が最重要であり、ついで「環境(所在地や交通の便)」「値段(安いほど助かる)」などであり、「料理の見た目」や「内装」「雰囲気」はあまり重視していない。
「接客」は大きな要因であり、最後に得点の倍率を0.5倍から2倍まで大きく変化させる。いや、下手すりゃマイナスかも知れない。
しかし、並以下ぐらいの接客なら、概ね倍率1倍であり、よほど腹が立たない限り、接客で大きく得点が損なわれる事はないのが個人的な見解だ。無論、接客が良ければ簡単に得点は上がるが、せいぜい1.2倍とか、良くて1.5倍程度。そんなモンだと思っている。ウェイトレスの可愛さはほぼ評価に含まれていなかった。
しかし、これはあくまでワタクシの評価でしかなく、ウェイトレスが可愛いから通う店があってもいいのだ。ウェイターがカッコいいから行く店があっていい。単にワタクシが求めていないだけだ。
要するに、「萌えアニメ」だから、可愛い絵とかキャッキャウフフを求めるからダメなんて事はないはずである。
誰かにとっての「味」は「物語」かも知れないし、「キャラクタ」かも知れないのだ。
そもそも「味」が重視されなければならない理屈もないのだ。
うむ。
そう言えば、その話で思い出した事が一件。
ワタクシはウェイトレスが可愛いからレストランに通うなんて事をした事がない、と思っていたが、マダムならあった。
20年ほど前、とあるフレンチ・レストランのマダムが可愛くて、何回も足を運んだ事があったのだ。
いや、無論のこと料理も良かったし、雰囲気も良かった。値段はフランス料理なので、さすがに最安値ってワケには行かないが、ランチなら¥1,500なので、無理をしなくても通えるレベル。(先ほど確認したら現在は¥2,000とのこと)
ここのマダムがめちゃくちゃ可愛いのである。年齢は当時でも30ぐらいだったと思うが、遠目には10代に見えてもおかしくない素朴さで、化粧っ気もない。
いつもニコニコしてて、小さくて、常にちょこちょこ動いてて、朗らかに話し、とても気が回る。こう言っちゃ何だが童貞値が高いオタクなら一目惚れしそうなキュートさなのである。
(╹◡╹) ← ホントにこんな感じの可愛さ。
初来店は20年以上前の、クソ暑い夏の日。たぶん7月。
その日は、知人とその店に行ってみようという約束をしていた。
待ち合わせ場所で落ち合った時、あまりの暑さに正直なところ、フレンチなんて食いたい気分じゃなかったのである。
しかし、キャンセルするとはお互いに言い出しあぐねて、店に足を運んだ。
可愛らしいマダムが迎えてくれて、冷房もあり、暑さも少しは和らいだが、少しもフレンチなんて気分じゃない。
前菜も軽いサラダを選び、冷房で身体も落ち着いてきたが、やっぱりまだまだフランス料理を食べたい気分じゃなかった。
しかし、その日のスープが出てきた瞬間、その気分は吹き飛んだ。
桃の冷製スープだった。🍑
コレが感動的に美味くて、暑さに参っていた肉体が甦るのを感じるほど。正直、「おかわりください!」と言いたいのを抑えるぐらいに美味かったのである。
メインは鴨だったと思うが、大好きな鴨肉の印象さえも吹き飛ぶほどにスープが美味かった。あ、デザートのアールグレイのプリン(こちらはマダム作)も美味かった。そして、マダムの接客と可愛さも手伝って、相当に評価の高い店となったのである。知人も同意見だ。
で。翌日の朝、その知人から連絡がありまして。
「あのスープが絶品だったから、もう一回行こう!」と言うのである。普通なら「2日続けてフレンチはちょっと…」となりそうだが、ワタクシも二つ返事で「今日も暑いし、行きましょう!」と答えた。それ程に良かったのである。
で。お店のドアを開けるとマダムが笑顔で迎えてくれたんですが、どうにもマダムが仰天している。そりゃそうだ。昨日の今日でフレンチを食いに来る奴はそんなにいない。
いらっしゃいませ(?)
で、合ってるよね(?)
忘れ物でも取りに来た(?)
でも、忘れ物は預ってない(?)
え(?)
昨日のお客さんだよね(?)
食事(?)
でも、昨日とメニュー変わってないけど大丈夫(?)
とにかくまずは挨拶しなきゃ(?)
ってな逡巡が伺える表情である。そして、テンパったマダムの口から出てきた言葉がコレだった。
(╹◡╹;) 「いらっしゃいませ(?) 立て続け(?)にありがとうございます(?)」
(´・Д・)」 いや、それ絶対に褒めてないから。
人によっちゃ「失礼」と取られかねない言葉だったけど、個人的には好感度爆上がりの瞬間でした。
ワタクシの財布事情が悪化して、もう10年以上行ってないけど、また行ってみたいお店です。
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なお、この先にはキュートなマダムのカワイイぞエピソードが書かれています。
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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。