見出し画像

店は客を評価する「客ログ」を作るべきか


 皆さん、こんにちは。休日権ゲットだぜ! 木賃ふくよし(芸名)です。
 はい。前々日のツイートが1万いいね突破したので、自分ルールにより、このnoteの記事の毎日更新を休んでいい権利を獲得しました。これで残機3です。やったぜ。

 ちなみにこのツイート。


 まあ、noteを休んでも収入が減るだけなのであまり意味はありませんが、どれだけ絞っても書くべき内容が出ない日に「休んでもいいんだ、、、!」と思えるだけで気持ちの余裕が生まれます。はい。

 ちなみに今回の黒板は、このところどうにも気持ちの悪いニュースが続いており、その話をしていた時に、京都ワイン研究所さんから頂いたワードを自分なりにアレンジして文章化したものです。

 参考:気持ちの悪いニュースに関する記事


 誰でもSNSやグルメサイトにレビューを書き込めるこの時代。
 一億総レビュアーと言っても過言ではありません。

 ワタクシは一年半ほど前まで飲食店を経営しておりましたので、このレビューサイトってモノにはいささか懐疑的な立場ではありました。
 店を始めたのが24年ぐらい前で、その頃はまだ巨大グルメサイト的な物は存在していないか、してても認知されておらず、あるのは当時流行だった「個人ホームページ」で、その中にブログでもない食べ歩きを趣味とする「個人グルメサイト」があるぐらいのモンでした。

 しかしながらワタクシ、この当時から、この個人グルメサイトの存在にさえ疑問を感じていたのである。
 そりゃウチの店を悪く書かれたケースもあったりしたし、知り合いの店を悪く書かれた事もあった。
 無論、人対人の話だから、不手際があったり、好みが合わない事もあろう。評価が人によって違うのは仕方のない事だ。
 ただ、

 明らかに間違った情報を載せているサイトがあったりしたのだ。


 実際にあった例で言うと、知り合いのプロヴァンス料理店が糞味噌に貶されていたのだが、貶している部分こそがプロヴァンス料理の魅力であり、要するにレビュアーがフランス料理のことをわかってないだけなのである。
 要するに、わかってない、好みじゃないだけで悪い評価をつけられたら堪ったものではない。
 コレを見て以来、ずっとグルメサイトには懐疑的だったのである。

 だからこそ、レビューをする時は、

 その店の玄関に、自分の名前入りで貼り出しても「胸を張っていられるか」を常に問うようにしている。
 また、店や料理に限らず映画や小説でも、評価は、


 ★★★★★…感動に値する何かがあった。
 ★★★★……良かった。価値がある。
 ★★★………普通。機会あれば再訪もある。
 ★★…………イマイチ。再訪はないかも。
 ★……………悪い意味で感動した。最悪。

 という5段階評価を崩さないようにしている。100点満点なんかで評価しても、気分や体調で変化するし、74点と79点の差なんてテキトーで曖昧な基準でしかない。
 せめて10段階という人もいるが、ぶっちゃけ、6と7、7と8には大層な差がなかったりする。だからこそ、明確に5段階なのである。

 しかし、昨今のレビューサイトにその判断基準となるものはなく、中には、行く価値の高さのみを★で表現している人もいるだろう。
 要するに、

 ★……………行く価値あり。
 ★★…………再訪の価値あり。
 ★★★………通う価値あり。
 ★★★★……贔屓にしたい。
 ★★★★★…無理してでも行きたい。

 という評価の仕方をしているのかも知れない。そう考えると、違う評価が混在している為、星自体の平均値は無意味だ。
 それに、ワタクシの考え方とは異なるが、レビューサイトとしてはこっちの方がいいと思っている。気に入らない店をわざわざ評価する必要はない。
 それに、そもそも店に来てもいない人物が評価できるシステムは大問題だろう。ウチはそれで色々やられたぞ。

 だいたいシステムも問題だが、それ以前の問題がある。
 割と本気で声を大にして言いたいが、


 等価じゃない事だ。


 お前は食事代でその千円札を無駄にしたかも知れんが、


 お前のレビューで、店側は何十万、何百万円の

 損害を受けるかも知れないんだぞ?


 そんな理不尽が通る訳ないだろう?

 レビューする前に少し考えろ。

 その店の店主にも守るべき家族や従業員がいるんだぞ。

 そんなレビューを鵜呑みにして敬遠するビュワーもビュワーであると。


 ワタクシはそう思うのである。

 で、件の「客ログ」という言葉に過剰反応する人がいくらか見受けられましたが、別に実現もしていないシステムに文句を垂れられても困るなあ、と言うのがワタクシの感想です。ワタクシは世界が平和だったらいいなぁ、と言ってるだけで、そんなかりそめの平和は間違ってると言われてる感じですよ。ぴえん。

 てか、

 オークションサイトで実装しているのに

 グルメサイトでダメな理由ある?


 それと、ワタクシの思う「客ログ」と、皆さんが思った「客ログ」に幾許かの食い違いを感じたので、簡単に説明します。
 なお、あくまで夢想レベルの話ですから、ここが間違ってるとか言われても知らん。


 ワタクシの思う「客ログ」とは、食べログなどに「店の人間」として「悪質な客」を評価できるシステムである。
 中国の信用スコアを連想した人もいるようだが、ちょっと違う。

 今回は食べログを例に取るが、食べログは現在、レビュー投稿の為には電話番号などが必要になっている。クレジットカードでもいい。つまり、複数アカウントや偽装などが出来なくはないが、紐付け自体は出来る訳だ。
 要するに、事件に発展した場合のみ、速やかに身元確認が出来る。それ以外はSNSなどとの紐付けで匿名性を薄めるぐらいでいい。

 店内で悪質な態度を取られた場合は警察を呼ぶなど、その店の対応に任せるしかない。ここは従来通り、店の裁量でいいだろう。

 問題は、客の方が悪質なのに悪評をバラ撒かれた場合だ。
 これ自体は防ぎようもない。
 無論、コメントの削除申し立てなどの機能もあるが、サイトの対応が遅かったりする。
 そこで、この悪質な客が悪質なレビューを書いた場合、店側はこの客に対して「悪質な客だった」という採点が出来るだけでいい。良客を評価する必要はないだろう。せいぜい「また来てくださいボタン」ぐらいでいい。上客扱いを求め出すと余計に問題が生じる。
 つまり、レビュアーが理不尽な行動を取らなければ、そもそもこの機能が使われることはないのだ。
 簡単に説明すると、


 スウィーツパーラー・ヒロシ 2021/09/21(夜訪問) 投稿 2021/09/22/19:24
 ★【最悪の店だった】 投稿者:ジョニー
 (店からのジョニーさんの悪質度評価★★★★ [合計42p また来てね 2p])


 合計好評価は2点。該当店からのBad評価は4点で、他の多くの店から38点もBad評価を食らってる訳だ。これでどちらに正義があるかはわかるだろう。
 正当なクレームなら他店からのBad評価は少なくなる。また来てねポイントも高いはずだ。

 こーゆー感じで悪質な客が晒される。
 無論、噛み付かねば噛み付かれ返される事はない。
簡単な話だ。

 また、逆に悪質な店がないとは限らないが、普通のレビューをした普通の客に悪質客評価を乱発しても店側のメリットは少ない。
 せいぜいソリが合わない客に「来ないでくれ」と遠回しに伝えてる程度の効果だ。
 逆に言えば、何かやらかした訳でもないのに多店舗からそんな評価を食らう人がいたら、多分ナチュラルに駄目な人で、本人が気付けていないのである。
 自分という人間の客観評価を知る為には、むしろいい機能かも知れない。

 で。
 店側は好評価はひとつだけ。1人に対して好評価を出すか出さないかだけ。

 悪評は同じように星5段階で評価すればいい。



 ♡……………また来てください。
 
 ★……………当店とは考え方が合わないかも知れません。
 ★★…………当店のルールはご理解いただけていますか?
 ★★★………他のお客様にご迷惑です。改めてください。
 ★★★★……出入り禁止という措置で手打ちにいたします。
 ★★★★★…通報しました。登録情報から追い詰めます。


 コレぐらいでいいだろう。平均点よりも合計点を出してやればいい。そして、どの程度のやらかしが何度あるのか見える方がいい。
 これで、3店舗以上から★5つを食らってたら、間違いなく悪質客だとわかる。
 
 ★5を5店舗ぐらいから貰ったら、晒し者で構わないだろう。
 逆に、微妙な迷惑客のコメントは「非表示」ぐらいの措置でいいかも知れない。
 そして、★1はどれだけあっても普通に表示される。

 そんなに悪いシステムではないと思うのだが、どうだろう?
 誰かこのアイデアを買ってくれない? 特に食べログとか、Googleレビューとか。

 んで、


 ぶっちゃけ、これは言いたくない話なんだが、


 悪質な客ってのは
 毅然とした態度で
 突っぱねれば済む。


 何なら、

 警察を呼べばいい。


 意外と楽なのだ。ぃゃ、ちっとも楽ではないけれど。


 だが、


 ルール違反を
 する訳でもなく、


 ただ単に
 来て欲しくない
 だけの客
 ってのが、


 (´・Д・)」 ホントは一番の厄介なんやで?



 ※ この記事はすべて無料で読めますが、めっっっっちゃ言いづらい事を書いたので投げ銭(¥500)ぐらい貰ってもバチは当たらんと思う。
 なお、この先には何が一番厄介かについて、危険を恐れずにもっと言いづらい事を書いてしまいます。


ここから先は

749字

¥ 500

(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。