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24年間、個人商店を経営した男が教える、『絶対に起業で失敗しない方法』

 ワタクシは、このnoteの基本的方針として、記事は無料、気に入っていただければ投げ銭、という形を取ろうと思っています。雑誌を買っても数百円ですが、その中に含まれる情報量は膨大。一方、無名のワタクシが書いた文章がせいぜい短編小説程度で「金を払わなきゃ読ませない」なんて、とても烏滸がましい気がしてしまうのです。

 無論、記事を書くという作業は楽ではありません。労力に伴った対価を求める事は間違いではない。「1時間かけて書いた記事」+「書くために費やした時間や経験」の対価を求める事は、何ら間違ってはいないのです。

 しかしそれは、書く側の都合です。金を払う側の都合ではありません。無論、読んだ側にも、読んだのだからそれに対する賃金を払う義務も生じる事でしょう。ですが、今の世の中、情報が欲しけりゃインターネットの海に身を投じるだけで、一生かかっても読み切れない、恐ろしいまでの文字列が存在する。それも、無料で。何なら、wikiを読んでるだけで一生を潰せるだろう。

 面白いものが、無料で世に溢れている。それが現実なのです。そこに、面白くもない記事が有料だったら誰が読むでしょう? あるいは、つまらないかも知れない記事が有料だったら? 何だったら、金を払ったのにつまらなかったら? これが、映画なり小説なり漫画という、完成されたプラットフォームなら話も変わってくる。つまらない映画を観て「金返せ!」と思う事はあっても、実際に返金を求める馬鹿は滅多にいない。

 実績ある実業家だの、有名作家だの、タレントだのが書いているなら、ネームバリューでその価値も出よう。だが、ワタクシは違う。そうじゃない。noteの最低価格設定は¥100である。今現在の映画で言うと、映画の1/18の価格だ。うまい棒10本でもいい。その価値がなければ、怒った読者はもう二度と戻らないのだ。

 ならばどうするか? 気に入ったら、「投げ銭」をして貰う。それが、ワタクシ程度の人間が書く記事の価値である。人の持つ価値観なんて様々である。例えば、ワタクシの書く記事に¥20の価値を感じた人がいたとしよう。しかしそれでも、5つほどの記事を読んで、一回でも投げ銭してくれれば、価値が換金された事になるのだ。これほど素晴らしい事はない。

 無論、「面白かったし、何なら¥200の価値はあったけど、払いたくないな」なんて人は山ほどいるだろう。しかし、ワタクシはそれでいいと思う。そりゃ、払ってくれるに越した事はないが、今は基本無料()なスマホゲームや、途中まで、何なら最後まで無料の漫画サービスなんて山ほどあるのだ。それに勝てるほどの価値ある記事が書けるなら、大作家になってるわ、って話ですよ。

 そしてもうひとつ。「金は払いたいけど、余裕がなくて…」というケースだ。読みたい、払いたいのに、金がない。こんな状況は誰にだって起こり得るだろう。その時に、「読みたい、払いたい」と思ってもらえる事。こんなに幸せな事があるだろうか。

 幸運な事に、このnoteには、記事の購入だけでなく、クリエイター本人を「サポート」する援助金システムもある。だったら、「後払い」「出世払い」でもいいじゃないか。この人を支援したい、と思ってもらえる事こそが大事なのである。

 そして更にもうひとつ。「何のために文字が存在するか」である。「何のために文章が存在するか」 それは、「読んでもらうため」に他ならない。無論、己から溢れ出る何かを形にしただけで、読んでもらうことを想定していない文章もある。それは確実に存在する。しかし、大半はそうじゃない。おそらく99%以上の文章は読まれるためにこそ存在するのだ。

 ならば、無料でも何でも「読んでもらえる」事こそが、最大の幸福ではなかろうか。

 さて。随分と長くなってしまったが、ここからが本題である。ここまでで、投げ銭がワタクシの基本方針である事はご理解いただけただろうか。まだ固着した訳ではないが、とりあえずの方針はそれで行こうと思っている。

 だが、この記事は違う。基本的にここまで無料なんだから、基本スタンスは変わらない。しかし、この記事の本題はここからである。

 22歳で店を始め、24年間、店主の立場から世の中を見て、個人商店主として実務を経験し、経営者として働いてきた。そして、コロナ騒ぎで経営を続けて赤字を抱えるよりは、今のうちに撤退を選んだ方が正解なのではないか、という答えを導き出したワタクシが、「今後、独立起業していこう」と考える人々におくる、「起業で絶対に失敗しない方法」の伝授なのである。

 ワタクシの基本方針と違い、この記事は¥1,000する。1,000円だ。高い。高すぎる。うまい棒100本だ。ワタクシならうまい棒100本を選ぶ。

 しかし、考えて欲しい。あなたがもし、起業をする時、金は湯水のように消えていく。テナントの契約金だけで数十万円は消える。経営に失敗して、借金を背負って生きて行くかも知れないのだ。そのリスクが、わずか1,000円で回避できるなら、安いものではないだろうか。どうせ、当たるかどうかもわからないガチャに3,000円突っ込んでるんだろ?

 これを、怪しげな起業コンサルタントの戯言と無視してくれてもいい。そんな方法があるなら、皆やってる。そんなのは嘘だ、と笑ってくれてもいい。例えそんな方法があったとしても、俺はそんなのに頼らず、自分で答えを見つける!とスルーしてくれていい。

 だがもし、あなたが本気で独立企業を考えているなら、どうか考えて欲しい。コストがたった1,000円増えるだけだ。その1,000円をケチる経営者の方が成功するかも知れないね。しかし、その1,000円を払って失敗を避けられるかも知れない。

 なに? 騙されるかも知れないじゃないか? そうだ。騙し記事かも知れない。¥1,000を騙し取られるかも知れないね。しかし、その「騙される」という経験を¥1,000で体験できるのだ。もうこれで騙し記事では失敗しない。それぐらいの覚悟がなくて、経営者になろうなんて考えが甘くはないか?

 さあ、決断の時だ。

 虎穴に入らずんば虎子を得ず。1,000円払って続きを読むか。そのままブラウザを閉じるか。

 ただ、これだけは言っておく。

 ワタクシは、ワタクシに投資してくれた人間に「失敗して欲しくはない」って事だけを。

 では、独立企業を本気で目指す人か、騙されてもいいって人、とりあえず1,000払いたいって奇特な人だけ、1,000円で、続きをお読みください。

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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。