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ヨガ地獄


 皆さん、こんにちは。ダルシムの通常攻撃に勝てない。木賃ふくよし(芸名)です。
 さて。知らない人などいないと言えるほどの代表的なゲーム「ストリートファイター」は、対戦格闘ゲームの金字塔と称しても、異論を唱える人は少ないでしょう。

 正確には、有名になったのは「スト2」こと「ストリートファイター2」だったりしますが、まあ、細かい事はいいんだよ。
 あまりにも「スト2」が有名になりすぎたり、「スト2'(ダッシュ)」「スト2'TURBO」「スーパーストリートファイター2(スパ2)」「スーパーストリートファイター2X(スパ2X)」などバージョン違いが多くリリースされた事などにより、

 (´°Д°)」 永遠に
 3が出ないのでは?

 とか思われてたり、

 とうとう続編新作が出ると思ったら、


 (´・Д・)」 ストリートファイターZERO

 (ストZEROは酒じゃない)

 って前日譚だった上に、
 1よりも後で2の前という謎設定。


 更には2D格闘から3Dモデルになった「ストリートファイターEX」が出て来たり、


 (´°Д°)」 アメコミヒーローと対戦する、



 ストリートファイター
 VS エックスメン


 までが出て来て、とうとうプレイヤーの中にも、


 (´・Д・)」 なあ、
 ストツー3って
 いつ出んの?


 って言い出す奴が現れる始末。スト3だよYou are big fool.

 なお、3は無事リリースされ、4,5,6とシリーズは続いています。

 そんなストリートファイターシリーズには、格闘家、プロレスラー、軍人、用心棒、アクションスター、野生児、悪の組織のボス、改造人間、女子高生、お嬢様と多彩なキャラクターが登場する。

 シリーズが進むにつれてイロモノの比率が上がっている気がしなくもないが、ストリートファイター1には忍者が登場してるので、そーゆー意味では最初から硬派と言う訳でもない。
 そもそも手からビームが出る格闘ゲームに硬派とか言われても困る。

 そんなストリートファイターの世界観を「まあ、何でもアリだよね」と思わせたのは、おっ立てヘアーの軍人でも、隈取りしたスモウレスラーでも、加藤保憲にソックリだった悪の組織のボスでもない。


 (´・Д・)」 インド人である。


 (´・Д・)」 その名はダルシム。


 彼こそが、ストリートファイターの世界にどんな荒唐無稽な技や人物や設定が登場しても驚かない、最初のブレイクスルーとなった事は間違いない。

 なにしろこのダルシム、インドを代表する格闘家であり、カレーを愛し、ヨガの達人という設定。


 (´・Д・)」 ここまではいい。


 まあ、インドと言えばヨガだし、各国から代表的かつステレオタイプなキャラクターを登場させねばならない理由はわかる。
 だが、このダシルム、口から火を噴くだけでなく、


 手足が伸びる。



 (´・Д・)  マジで。
 👋 ニニニニニニ🤜
  || ||   びょ〜ん
 🦵🦵


 コレも全てインド4000年の歴史。ヨガの力で手足も自由ににゅるにゅる伸びる。


 (´・Д・)」 ワケねぇだろ。


 ダルシムの腕は画面端から端まで届くので、8メートルぐらいまで伸びると思われる。理解にだるしむ。
 脚は斜め上に画面端まで伸びるから9メートルには及ぶだろう。

 必殺技は割と口から火を噴く炎頼りで、ヨガファイヤー、ヨガフレイム、ヨガブラスト、ヨガインフェルノ、ヨガカタストロフィ、、、


 (´°Д°)」 って、一体
 ヨガを何だと思ってんだ!


 いちいち「ヨガヨガ」うるせえし。
 ちなみに、ヨガで手足を伸ばせるなら、必殺技も炎なんかに頼らず、伸びる手足で地獄の関節技とか、そーゆー方向で攻めて欲しかった、、、まあ、ドット絵でくねくね曲がって伸びる手足を描くのは大変なんだろうな。仕方ない。

 とか思ってたら、シリーズ続編では、伸ばした手で相手を捕らえるヨガシャングリラが追加されてた。まったくヨガを何だと思ってんだ。


 そんなイロモノ満開、世界中にインドとヨガを誤解させた、いわばショー・コスギのような存在インド版。それがダルシムなのである。

 このダルシム、プレイヤーキャラクターとしてはクセが強すぎて非常に扱いにくい。
 だが、巧い奴が使いこなすと、それはまさに、



 (´°Д°)」 ヨガ地獄。



 距離を取っては伸びる腕に殴られ、
 距離を詰めようと飛び込めば、伸びる足に蹴落とされ、
 近付いたと思ったら口から吐く炎に燃やされ、
 捕まえたと思ったらスライディングキック。


 捕まったらいじめっ子ヨガパンチ。
 しまい目にはポイスと投げ捨てられ、


 今度こそ追い詰めたと思ったら、


  (゚▽゚) ヨガ
  🙏 テレポート


 で背後に回られる。



 (´°Д°)」 まさに
 ヨガインフェルノ。


 さて。長々とダルシムについて語ったが、インチキでトンチキなジパングがニンジャ、ゲイシャ、スシ、サムラーイであるように、世界中でインド人の手足が伸びると誤解させた原因である事は間違いない。

 そーいや、知人にインド人がいるのだが、実際にこのインド人と行動を共にすると、実際に、


 (´°∀°)」 インド人って事は、やっぱり、

 手は伸びるんスか!?

 火は吹けるんスか!?


 と質問されている場面を何度も見ている。

 まあ、このインド人もノリノリで、


 👳‍♂️ 火は吹けないケド、
 手はちょっと伸びるヨ!


 とか答えてる訳だが。うん。

 ちなみにこのインド人、ワタクシにとっては元客と元バーテンダーであり、また、元インド料理店店主と元客だったりする。
 しかも、ワタクシにとっては、

 元上司だったりもする。



 (´・Д・)」 なお、このインド人、口から火は吐けないが、

 タバコの煙と、でまかせは吐く。


 また、鼻の下は伸びるが、手足は伸びないどころか身体が固い。おっさんなので仕方ない。
 そして、手足は伸びないが、


 (´・∀・)」 よく
 ヨガテレポートして
 皆が困ってた。


 ※ 職場でバタバタしてる時に、突然いなくなったと思ったら、15分後ぐらいにタバコの匂いをさせて現れる必殺技を得意とする。コマンドは→⤵↓+PPP


 (´・Д・)」 ヨガテレポートは実在する。(談:梶原一騎)


 ※ この記事は全て無料で読めますが、皆さんもヨガ投げ銭(¥100)出来るらしいですよ?
 なお、この先には知人のモンゴル人の話しか書かれてません。


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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。